成功は時間が10割 の商品レビュー
初めて百田尚樹氏の本を読んだが、本書は当たりだった。 好き嫌いは別にしてこの内容は考えれば当たり前なのだが、日々の忙しさに追われている大人はなかなか実感しにくい中身だと思う。しかし、人生ってやっぱりそうなのだと思った。 いい内容の本だった。
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時間の長さは心で決まる 心理的な時間こそが真に重要な時間 物理的な長生きではなく、楽しい時間・心が動く濃淡のある時間で長生きをしたいと思った (以下、個人的に覚えておきたいこと) 好きなことを仕事にするのではなく、仕事を好きになる 達成感は過去の記憶をも塗り替える 言葉は人類が時間を越えるために作られた それによって知識は増えた ただ、心の成長は常にゼロからのスタート どれだけ金を積んでも自分の時間を買うことはできない 貴重な時間を退屈しのぎに使ってしまうことくらい虚しいことはないのかもしれない 世界の富を全て使っても20歳の1日を取り戻すことはできない 砂の落ちる速度は一生変わらない 今、この時間が最高の時である 恋愛の喜びは時間の共有にある 現状に対する馴化が早い人ほどエネルギッシュに行動する。社会の成功者と言われる人の多くはそうした人たち 成功者の共通点 時間を無駄にしない生き方をしている やることの優先順位を間違えない 今やるべきことを、今やる 仕事の量は、完成のために与えられた時間いっぱいに膨張する これは誰かが決めた時間に合わせて生きているということ 偉大な業績を残す人物たちはそんな時間に縛られない。 与えられた時間は無視して、自らの能力をいっぱいに使って仕事に取り組む 彼らにとって、与えられた時間とは「人生の時間=寿命」 時間の浪費を戒める先人たちが多い ・時間の浪費ほど大きな害はない ・賢い人間は時間を無駄にすることに最もいらつく ・成功者のほとんどは他人が時間を浪費している間に先へ進む
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物理的な時間は同じでも充実した時間を多く持てば長生きしたのと同じになる。 便利なものとは時間を短縮できるもの。浮いた時間は娯楽に回った。 過去の時間とは、感動にある。歳を取ると感動が少なくなる=時間が短くなる。感動が多いほど、中く生きたことになる。 中国の「欄柯」という話しがもとになって浦島太郎ができた。高速で移動すると時間がとまる=ウラシマ効果。 夢中になると、体内時計が止まるのではないか。 時間を求めるのではなく、楽しい時間を求めている。 好きなことだけをして生きろ、は欺瞞に満ちている。それは不可能。仕事を好きになる。仕事を好きになると楽しい時間になる。辛い時間も楽しい思い出になる。 達成感がない時間は、どぶに捨てたのと同じ。シシューポスの岩。 仕事は自分の時間を売っている。時間を売って金を得て、それで他人の時間を買う。 窃盗犯は時間を盗む。時間を消すことは罪が重い。 「永山基準」一人か二人であれば死刑にならない。 才能とは同じことを短い時間でできる能力。幼児期に一番伸びる。大器晩成はいない。天才は多作。 災害にあうと、旅行の申し込みが増える。 人類は言葉によって発展した。心は常にゼロからのスタート。感情のコントロールができず戦争が絶えない。 現代人は退屈を恐れる。 テレビのCMを考え出した人は天才。これのおかげで無料視聴が可能になった。 時間を共有することで感動が増す。映画館の例。恋愛は究極の時間の共有。しかし価値観の共有は錯覚。慣れによって、楽しさが減る。 慣れ=快楽順応。神経伝達物質の分泌が徐々に減る=時間による馴化。時間が人類に与えた試練。悲しみも同じ過程で減る。 仕事の量は与えられた時間いっぱいに膨張する(パーキンソンの法則)=締め切りを早めに設定する。 いつか出会う禍は、時間をおろそかにした報い。
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時間、自分の生き方について、新しい視点から見直すことが出来た。20代のうちにこの本に出会うことが出来て良かった… スマホによって、どれだけ時間をつぶしてきてしまつただろう。これからは「止まれ!お前は美しい」といえるものを沢山見つけていきたい
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時間という人生にとって最も大切であり、意味深いテーマ。 進化した現代の時間交換社会における個人の退屈時間の使い方を揶揄することで、筆者は時間の大切さを問うている。 究極な時間の使い方の目的は、幸せになるためであり、決して成功であることの必要はないと思う。
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タイトルから"成功のための時間術"といった内容を想像していたが違った。これは時間の価値をいろんな視点から見つめ直せる本だと思う。内容としては『Dai with Zero』寄りである。 一時期話題となった『LIFE SHIFT』が、人生100年時代、これから長寿...
タイトルから"成功のための時間術"といった内容を想像していたが違った。これは時間の価値をいろんな視点から見つめ直せる本だと思う。内容としては『Dai with Zero』寄りである。 一時期話題となった『LIFE SHIFT』が、人生100年時代、これから長寿化していく未来への心構えを持つための本であるとするならば。 こちらは太古に遡り、かつての人類が何を思って当時の寿命を全うしてきたか、現代との変化や、現代においても共通し重視しされるものは何かという人生の価値に向き合っている本だ。重視されるのは「限りある時間」、「今」この時間。読んだ後の人生は本質的な意味で延びることだろう。本書の最後の言葉はとても突き刺さるメッセージなのでそこは読んで欲しい。
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百田尚樹の時間観。 時間の大切さを切々と説いている。 時間は共有することで濃くなるという考えは面白かった。 「少年老い易く学成り難し」 「お前がいつの日か出会う禍は、お前がおろそかにしたある時間の報いである」
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金とモノを交換しているのではなく、実は「時間」 そのものを生みだすのにかかる時間こそが商品の価値。 ダイヤやゴールドが高価なのも、希少性ゆえではなく、それをみつけ掘り出す時間が莫大だから。 自分の時間を売って得た金で他人の時間を買っている。 「才能ある人」というのは時間を短...
金とモノを交換しているのではなく、実は「時間」 そのものを生みだすのにかかる時間こそが商品の価値。 ダイヤやゴールドが高価なのも、希少性ゆえではなく、それをみつけ掘り出す時間が莫大だから。 自分の時間を売って得た金で他人の時間を買っている。 「才能ある人」というのは時間を短縮することに優れた人であり、「努力する人」というのは時間を投入することに優れた人と言える。 (ウサギとカメが良い例) 現代人が最も恐れるのは「退屈」 印象に残った文章を抜粋したので、 感想というよりもほぼメモ書きに近い。
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世の中の全てのことは時間と結びつけることができると考えさせられた。 個人的には、なぜ殺人罪が1番重たい罪であるのかの答えが理解できた気がする。 残された自分の時間を無駄にせず、今やるべきことを今やるように意識していきたい。
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時間という概念を多角的に見ると、全てのことが時間と結びつくと理解出来た。 時間は黙っていても進む。置いていかれないように、いま何をすべきなのか考えていきたい。
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