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ポピーのためにできること の商品レビュー

3.7

36件のお客様レビュー

  1. 5つ

    6

  2. 4つ

    15

  3. 3つ

    6

  4. 2つ

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2024/04/20

評価が分かれる作品だろうなと思う。 俺? いや、つらかったぁ~(-_-;) でも人気作らしい。 【「21世紀のアガサ・クリスティー」英 タイムズ紙 関係者が残した資料の山から浮かび上がる、殺人事件の真相とは!? ABCシグネチャーがテレビドラマ化権獲得。サンデー・タイムズ...

評価が分かれる作品だろうなと思う。 俺? いや、つらかったぁ~(-_-;) でも人気作らしい。 【「21世紀のアガサ・クリスティー」英 タイムズ紙 関係者が残した資料の山から浮かび上がる、殺人事件の真相とは!? ABCシグネチャーがテレビドラマ化権獲得。サンデー・タイムズ紙が選ぶ、2021年ベスト・ミステリー! イギリスの田舎町で劇団を主宰するマーティン・ヘイワードは地元の名士。次回公演を控えたある日、彼は劇団員に一斉メールを送り、2歳の孫娘ポピーが難病を患っていると告白。高額な治療費を支援するため人々は募金活動を開始したが、この活動が思わぬ悲劇を引き起こすことに──。 関係者が残したメール、供述調書、新聞記事など、資料の山から浮かび上がる驚愕の真相とは!? 破格のデビュー作。】 地の文が全く無くて、ほとんどが関係者同士のメールで作られているので、人物がよくわからんのよ。 しかも多い。 カバー裏に乗っている主な登場人物は総勢23名。 しかしこれは簡略版。 目次の後に載ってる主な登場人物だと42名。 しかしこれでも出てこない人が現れて来る。 完全版は514ページから出てくるのだが、なんと8ページにわたって82名。 いや、多すぎだろ。覚えてられんわ~!! こないだ読んだ「ミッキー7」なんて6名だよ。 読んでる間、誰が誰だか分からなくなってしまうので常に登場人物のページに指を挟んでおかないとならないし、それでもあっちの登場人物一覧には載ってなくてこっちのには載ってる、なんてことになるので相当イライラしながら読んだ。 しかも長い。約700ページ。 LINEみたいなのもそのまま出てくるんだけど文字が小さくて見づらいのよ。 もう100ページくらい読んだ時点でぶん投げようと思ったけど、逆にここまで読みづらいのも珍しいなと思って、とにかく修行のようなつもりで最後まで読みました。 まあ、登場人物がしっかり頭に入った状態で読むなら、メールのやりとりばっかりだからスラスラ読めるのかもしれないな。 肝心の内容もダメでした。 謎解きが全部納得いかない。というか不十分。 なんだか殺人事件がオマケみたいに感じたし。 犯人側の自供みたいのがないから、あーなんじゃないか、こーなんだろう、という予想で終わる。 犯人は解明されるんだけど、逆に犯人以外の全てがもやもやしたまま。 アフリカで看護師たちに何が起きた? あの男はなぜ昔の同僚に全財産を渡すようなことをした? あの医者はどこからかかわっていた? 取られた八万ポンドは? なりすましのメールの真相は? 彼女は本当に我が子を手にかけていたのか? 殺人が起きたときにどんな話になったのか? 計画的殺人なのか、そうでないのか? 自殺に見せかけようとしたのに内側から鍵をかけてしまったのはなぜか? あー、消化不良にもほどがある。 特に盛り上がりもどんでん返しもなく、ふんわり終わる。 最後の最後に、人間って怖いよねっていうとってつけたようなホラーテイストで終了。 はあ? こういう本を手に取ってしまったのは取り寄せだからだろうなー。 もし実際に手に取ってパラパラ読んでいたら絶対に借りなかった自信がある。 ああ、疲れたー。 好きな人にはごめんなさいm(__)m

Posted byブクログ

2024/03/27

【一気に読んでしまう作品】 読みはじめは、この文形態に戸惑った。 「まさか...これでずっと進むのか...(絶望)」 けれど10ページくらい読んだところから意外と読みやすくなり、そして先が気になり2日で読了。 没頭できるので、何か他のことに集中して気を紛らわせたい時におすすめです...

【一気に読んでしまう作品】 読みはじめは、この文形態に戸惑った。 「まさか...これでずっと進むのか...(絶望)」 けれど10ページくらい読んだところから意外と読みやすくなり、そして先が気になり2日で読了。 没頭できるので、何か他のことに集中して気を紛らわせたい時におすすめです。 登場人物の一覧ページに戻りやすいように、電子書籍ではなく紙の本をおすすめします。

Posted byブクログ

2024/03/06
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・あらすじ 劇団の主催者マーティンには難病の孫娘ポピーがいた。 ポピーのための募金活動を開始したが、この活動がとある事件の幕開けとなる。 ある事件の関係者のメールや関係資料を読みつつ事件の概要やフーダニットを推理していく。 捜査資料、供述調書、メール、新聞記事などで構成されたミステリー。 ・感想 700ページと中々ページ数があったけど面白くて3日で読んだ。 登場人物が多いし、みんな信用できないしでどう話が展開していくのかドキドキしながら読んだ。 犯人はわからなかったけど本当はいない人とか正体偽ってる人とかは大体わかった! 最後がホラーすぎて怖かった…。

Posted byブクログ

2023/12/31

次々に異なる登場人物が出てくるのでページを行ったり来たりしながら読んだ。長さ故、個人的には途中で少し間延びしてしまったが、小説のほぼ全てがメール、WhatsApp のやりとりで進行していく中に、謎が散りばめて隠されており、読み応えのある作品だった。

Posted byブクログ

2023/10/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

このミス3位、本格ミステリ1位。 ほぼ全般にわたってメールやテキストメッセージ、LINEで展開されていく。 その発想は面白く、メールとかなので比較的短いものが多く、読み進めやすいのは確かだが、とにかく長く、登場人物が多いので特に初めのうちは登場人物リスト必須。 そして肝心のサムのメールは意図的に記載されておらず、サムの人物像がわからない。 それにもかかわらず、私的には犯人や事件背景など予想通りで残念。種明かしもサラッとで残念。 全体的に残念だった。

Posted byブクログ

2023/08/22

 本書は、オビによると各種ベストテンランキングで上位を取っており、また本年の集英社文庫ナツイチにも選ばれるなど、世評が非常に高い。  冒頭、法律事務所経営者の弁護士から部下に宛てて「何の予備知識もない状態で同封の書類を読んでもらうのが最善」とあるとおり、本書は一種の”読者への挑戦...

 本書は、オビによると各種ベストテンランキングで上位を取っており、また本年の集英社文庫ナツイチにも選ばれるなど、世評が非常に高い。  冒頭、法律事務所経営者の弁護士から部下に宛てて「何の予備知識もない状態で同封の書類を読んでもらうのが最善」とあるとおり、本書は一種の”読者への挑戦”ものである。書類を読み進めていく部下弁護士と同じように、読者も本書を読み進め推理をしていけば、真相に辿り着くことができるということ。  登場人物のやり取りはほとんどメールやテキストメッセージで示される。そういう時代と言えばそうだが、登場人物が多数いるし、送信者、受信者の関係も分かりづらく、最初のうちは正直読みづらかった。  それはともかく、通読しての感想としては、700頁近い分量のミステリーとしては、謎の魅力としてやや弱いのではないかという思い。登場人物のキャラクターの謎を面白く思うという楽しみ方もあるとは思うが、その点不満が残った。

Posted byブクログ

2023/08/20
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小説の殆どがメールとLINE?の文章で書いているのは,凄く斬新だなぁと思いました。 だけど,登場人物が多すぎる!外国人の名前は覚えにくいのに,登場人物の多さに疲れたー しかも,途中からなんとなくさきが読めてしまう、、、 代理ミュンヒハウゼン症候群だって気づいちゃうし、、、よくある話じゃーん!ってがっかりしちゃいました。 600ページも読まさせられて,展開は遅いわ、テキストメッセージが読みにくいわでこのオチ?! これで星5とか4とかわからないわーと思ってしまった

Posted byブクログ

2023/08/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

最後の最後、笑うわ〜 このラストめちゃ好きです。 数年前に読んだ、歌野晶午の『ずっとあなたが好きでした』のラスト以来の私的ツボな〆です。

Posted byブクログ

2023/08/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

登場人物がSNS上でしか交流しないのが特徴 地の文がなく、口語体なので読みやすい ここが良かった ・ヘレンの過去からのポピーの詐病に至るまでの流れ ・釈放されたイザベルのフェミへの新たな執着 ここはうーん、、、 ・ローレン=イザベルはもう少し分かりにくくても良かった(ローレンのメールが分かりやすすぎた) ・登場人物の多さ ・クローディアのサムに対する逆ギレ(不倫したのはお前だろ) このタイプの作品が好きな人は 真梨幸子『往復書簡』 藤崎翔『殺意の対談』 辺りがテイストが似ていて面白いのでおすすめ

Posted byブクログ

2023/08/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

なんとなく読み始めたら止まらなくなった 5時間で読み終わった。 アガサクリスティーの作品や、宮部みゆきの『理由』を読んだ時と同じ感覚で読み進めてとても面白かった。 舞台はイギリスの街でアマチュア劇団を主催する一家の孫娘ポピーが難病にかかったことから始まる。ポピーの病を治すために、一家が大規模な募金活動を始めることで、物語が動き出す。 メールや手紙の形をとってたくさんの登場人物の心理描写や状況が描かれていくのが面白い。誰が死ぬのか?中心人物は誰なのか?明かされないままどんどん話が進んでいく。 人が死ぬのがかなり後半になってからなのに、中弛みを感じる部分は少なかったのは途中に散りばめられた謎の人物からのイタズラメールや登場人物の裏の顔を知る第三者からの電話などが挟み込まれていたからかもしれない! 最後には、ネットを全く使わずこれまで他人のメールの中にしか出てこなかった劇団の看板女優ヘレンが代理ミュンヒハウゼン症候群であることが明かされた。話の流れとして納得はできるが、最後は急足で物語をたたんでいるようだった。ヘレンの過去やポピー自身の話をもっと読みたかった。 また、途中差し込まれていたティッシュ医師の弟の件は結局有罪で活動家と言いながら現地の助けを求めてきた女性や子どもを傷つけていたことが後半になってわかる。話のメインではないし、"人は言葉の裏に別の世界をもてる"ということを伝えるためのストーリーだったんだろう。個人的に、弟のダンがどうして酷いことに手を染めたのか?家族にはどう誤魔化していたのか?裁判はどのように行われたのか?をもっと読みたかった。 特に感情移入したのが劇団にも職場にも馴染めないイザベラ(イッシー)だった。彼女の秘密としてローレンという架空の友達に罪をなすりつけたり、話し相手としてメールを送っていたことが明らかになる。それはとても孤独なことで、彼女は被害者なばかりではなく相手にストーキングまがいのことをしたり嘘をつく面もある。弁護士がイッシーのことをサバイバーと言ったことが忘れられない。壁を乗り越える力をつけてきたサバイバーと、全てから逃げることで自分を改善せずに壁の抜け道を探して生きてきたサバイバーの違いは大きい。 集団に馴染めないことを解決するために話を聞いてくれる人に執着したり、頼まれてもいないことを周りに確認せずどんどん進めてさらに人が離れていく様子は見ていて辛い。最終的に彼女がスポットライトを浴びるために、また、その地域で権力をもつ一家に貸しをつくるために自白までするほど彼女は何者かになりたかったんだろうと思う。 保釈後のメールでは、次は自分を助けてくれた司法修習生に執着し始めている。 これは自分にも言えることだが、何においても不器用でやることなすこと批判されると、人が気まぐれに褒めてくれたことや優しくしてくれたことを自分の気持ちと関係なく人生の指針にしてしまう。それは自分が無いことでもある。イッシーはかつてどんな子供時代を送ったんだろう。彼女には他人に執着しない人生を送って欲しい。

Posted byブクログ