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日本史サイエンス(弐) の商品レビュー

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27件のお客様レビュー

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2022/08/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

邪馬台国の位置を日食の記載で読み解く話があるのは知っていましたが、そこに現在の時間とずれがあるとは全く知りませんでした。 また、日本海海戦での勝利に生物問題が絡んでいたとは… 歴史とサイエンス、一見真逆の方向を向いているように見えて密接な関係があるのですね。 まだ読み終えてはいませんが、とても興味深い内容だと感じました。

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2022/08/16

前作に引き続き、船の専門家が歴史の謎に迫る本。今回は邪馬台国がどこにあったのか、秀吉と亀甲船、日本海海戦。 日本海の翡翠と鉄の交易、卑弥呼が没した時の日食による分析、桃太郎伝説と百済の王子・温羅、対馬海流から但馬経由で近畿説。亀甲船のリアルな図面からCGで復元。東郷ターンからの丁...

前作に引き続き、船の専門家が歴史の謎に迫る本。今回は邪馬台国がどこにあったのか、秀吉と亀甲船、日本海海戦。 日本海の翡翠と鉄の交易、卑弥呼が没した時の日食による分析、桃太郎伝説と百済の王子・温羅、対馬海流から但馬経由で近畿説。亀甲船のリアルな図面からCGで復元。東郷ターンからの丁字戦法は航跡を見ると並走で戦法が成功したとは言えないこと、バルチック艦隊はフジツボなど海洋生物が大量に付着していたのと石炭の過剰搭載で速力が大きく低下していて戦闘力は連合艦隊の半分ほどであったこと。

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2022/07/25

今作も興味深く読めた。知らない歴史的事実(世界一の鉄砲保有など)も多い。 著者が言う、基礎研究だけでない、独特な「ものづくり」文化が日本の強み、という結びのことは重い。

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2022/07/18

技術者視点で日本史を解き直す。ブルーバックスならではの素晴らしい視点。好調につき第二弾! 前著は事の他好評だったらしい。早速の第二弾。 今回のテーマは邪馬台国、秀吉の朝鮮出兵、日本海海戦。 前著に引き続き、造船技術者だった筆者の技術的な視点から歴史の謎を解き直す企画。 邪馬...

技術者視点で日本史を解き直す。ブルーバックスならではの素晴らしい視点。好調につき第二弾! 前著は事の他好評だったらしい。早速の第二弾。 今回のテーマは邪馬台国、秀吉の朝鮮出兵、日本海海戦。 前著に引き続き、造船技術者だった筆者の技術的な視点から歴史の謎を解き直す企画。 邪馬台国については当時の船の状況や潮流の複雑な瀬戸内海より日本海航路の方が容易に航海できたことなど具体的に実証していく。 朝鮮出兵については日韓双方まだまだ研究は少ないが亀甲船と日本の補給の状況について定説に疑問を投げかける。 日本海海戦では奇跡の大勝利を日露の艦船の構成などから再検証する。 ブルーバックスから歴史書、というところが実に面白い。知的好奇心大満足の一冊であることは間違いない。 これだから止められない。講談社ブルーバックス万歳!

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2022/07/17

日本史をサイエンス、特に船の視点から分析した一冊。 前回に引き続き、今までにない視点で面白かった。

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2023/03/26

歴史上の定説だったり、見解が分かれているものを、科学で読み解いていく『日本史サイエンス』の第2弾。歴史の専門家とは異なるアプローチによる解釈は新鮮だ。 著者は船の専門家だけに、船が関係している歴史の検証は特に精緻かつ深い。 ただし、サイエンスだけではないのも本シリーズの魅力。...

歴史上の定説だったり、見解が分かれているものを、科学で読み解いていく『日本史サイエンス』の第2弾。歴史の専門家とは異なるアプローチによる解釈は新鮮だ。 著者は船の専門家だけに、船が関係している歴史の検証は特に精緻かつ深い。 ただし、サイエンスだけではないのも本シリーズの魅力。 「戦国時代の日本の鉄砲保有数は世界一」「江戸時代の日本人は数学の能力も高かった」「(日露戦争は)本格的な装甲を施した鋼製船を主力とする艦隊どうしが大砲を撃ちあった初めての大海戦」……。つい話したくなるような歴史上の蘊蓄も満載だ。 科学はちょっと苦手という向きでも十分楽しめる一冊。

Posted byブクログ

2022/06/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

<目次> 第1章  邪馬台国はどこにあったのか 第2章  秀吉は亀甲船に敗れたのか 第3章  日本海海戦でなぜ完勝できたのか 終章  「翡翠」から「大和」へ <内容> 造船の専門家による「サイエンス日本史」第2弾。そんなに変な説を立てていないので、安心して読める(第1弾の秀吉の「中国大返し」はすごかったけど…)。とはいえ、第1章も第2章も煮え切れない説に終わっている。科学者として、証拠がないのだから「そこまで」なのだけど…。

Posted byブクログ