ホテル・ピーベリー 新装版 の商品レビュー
ハワイ島ヒロにいるような錯覚さえ覚える情景 なぜ一度しか行けないホテルなのか… 和美さんに感情移入してしまった。
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割とイヤミス寄りの、 心理描写メインのサスペンスものという感じ。 意外だったな。 主人公の隠している過去や、 割と大人な恋愛の描写も、学校にはおけないラインです。 近藤史恵さん、大人向けの作品が多いのかなあ〜
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半分までは、何も起こらないし 彼の過去になにかあるんだろうなと思わせる感じばかり。 最初は彼自身が語りかけてる言葉と本当の彼が違う結末かなとも思ったけど、そうじゃなかった。 結局は最初に死んだ蒲生が元々は洋介で 和美さんの弟が日本で殺人を犯してここにきて、 (蒲生は殺人のことは知らない)蒲生が遊びたいから客になるというとんちんかんな流れで入れ替わる。 結局リピーターはいなくとも、それは蒲生と洋介が入れ替わってから決めたことだから 元々幼い頃にここにきていた青柳はオーナーが入れ替わってることも知って殺される。 桑島さんがもっと何かあればよかったけど たいした嘘でもなかったし。 まぁでもどうなるんだろうと思って一気に読めた!
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大人の恋愛要素も含め、静かな描写が最初は「あれこれミステリーだっけ?」と思うほどで、本を持ってのんびり3ヶ月ほどハワイに行きたくなった…。殺人について直接的な描写もなく、どちらかというと心理描写重視でミステリー色は強くありません。謎に期待しすぎてスルッと終わってしまい、少し拍子抜...
大人の恋愛要素も含め、静かな描写が最初は「あれこれミステリーだっけ?」と思うほどで、本を持ってのんびり3ヶ月ほどハワイに行きたくなった…。殺人について直接的な描写もなく、どちらかというと心理描写重視でミステリー色は強くありません。謎に期待しすぎてスルッと終わってしまい、少し拍子抜け。登場人物たちの人生についてじっくり味わいながら読めばまた違った感想だったかも。現代に生きる大人たちの生き辛さにちょっとしんみりし、まだ見ぬハワイへの憧れが高まった作品。
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人生に行き詰まった(らしい)ある男性が、ハワイ島へ期間限定旅行へ旅立つ。 前半は思わせぶりなまま舞台であるハワイ島の雰囲気を味合わせつつ何も起きない。 だから、帯を全て読まなくてよかったと思った。 登場人物ほぼ全員に役割があるミステリー要素と、みな過去を抱えて生きているという...
人生に行き詰まった(らしい)ある男性が、ハワイ島へ期間限定旅行へ旅立つ。 前半は思わせぶりなまま舞台であるハワイ島の雰囲気を味合わせつつ何も起きない。 だから、帯を全て読まなくてよかったと思った。 登場人物ほぼ全員に役割があるミステリー要素と、みな過去を抱えて生きているという人生論としてまあまあ楽しめた。
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⚠️ミステリーサスペンス要素は少し。 買ってからブクログの評価を見たが3.3なるほど納得。帯を見てミステリーサスペンスを期待して読み始めたが半分過ぎても何も起きず…残り数十ページとなったときようやく事件が動く。なのでばりばりのミステリーサスペンスを期待してる人は注意。 ただ、文...
⚠️ミステリーサスペンス要素は少し。 買ってからブクログの評価を見たが3.3なるほど納得。帯を見てミステリーサスペンスを期待して読み始めたが半分過ぎても何も起きず…残り数十ページとなったときようやく事件が動く。なのでばりばりのミステリーサスペンスを期待してる人は注意。 ただ、文章が魅力的で躓くことなくスラスラ読むことができた。主人公が抱える過去やそれが解けていく描写が読みやすく描かれている。個人的には同時にホテルに滞在することになった女性、桑島に共感する部分が多かった。
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ハワイ島の辺鄙なホテル。一度滞在したらリピートはお断りがルール。小学校の教師をクビになった青年が訪れる。同宿者は訳ありの人たち見える。元教師は夫のいる女主人と関係を持ってしまったりしながら、滞在していると宿泊者の死亡事故が連続して起こる。さて、犯人は?そして、主人公はどうなる? ...
ハワイ島の辺鄙なホテル。一度滞在したらリピートはお断りがルール。小学校の教師をクビになった青年が訪れる。同宿者は訳ありの人たち見える。元教師は夫のいる女主人と関係を持ってしまったりしながら、滞在していると宿泊者の死亡事故が連続して起こる。さて、犯人は?そして、主人公はどうなる? こんなのありと思うハードな恋愛小説。 面白い。
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最初からなんだか緊迫感というか、不穏な空気が漂う小説。ハワイって行ったことないので(というか行ったことある国とか地域の方が少ないんだけど…)、ハワイ島も色々あるんだなぁとか思いながら読みました。溶岩が海に流れ込んでいるとかすごいな。ハワイは温泉があるのかな。 主人公君は日常のち...
最初からなんだか緊迫感というか、不穏な空気が漂う小説。ハワイって行ったことないので(というか行ったことある国とか地域の方が少ないんだけど…)、ハワイ島も色々あるんだなぁとか思いながら読みました。溶岩が海に流れ込んでいるとかすごいな。ハワイは温泉があるのかな。 主人公君は日常のちょっとした罠のようなものにはまってしまったんだなぁ… でも、うん。小学生は、うん。かばいきれないよなぁ確かに。婚約から逃げてきた女の子も気持ちはわかるけど、もっとちゃんと話し合えば良いのになぁと思ったり、話し合いにならないから逃げて来たのかと思うと仕方なかったのかなと思ったり。色々ままならない事の方が多いのはわかる気がします。 一見さん以外お断りのホテルってのも面白いですが、予約時に見分けるのは大変そう。そして理由がろくでもなかった。個人的には殺人を犯すほどでもなかったんじゃないかなぁ…なんて思いながら読み終えました。特に事故の方はとんだとばっちりだし。夏への扉の逆バージョンは考えたことなかったですが、ある意味世間から隔離されるといえばその通りなのかもしれませんね。
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3.5評価にしたい。 ミステリーというよりは、誰もが抱えうる喪失感や脱力感、諦めや自分を押し殺し続けた果ての顛末とその後。そういう方が強かった。ついでにちょっとミステリーみたいな。でもそれも主犯ではないにせよ、和美さんが関わっていたのは読者の私もちょっとショックではあった。 ハワイの様々な気候や景色、ホテルでの家族のような関わり合いを見ていると、ミステリーが置き去りになっているかのような、別世界の出来事のような気さえする。そんなふわっとした話でした。
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常夏だけじゃないハワイの雰囲気や、ホテルピーベリーの様子、木崎の抱える喪失感など、どんどん気になることが出てきてテンポ良く読み進められる。 ミステリーとしては、特別驚く仕掛けとかもないけど、あっさりした感じで嫌いではなかった。重めの社会派ミステリーとか、叙述トリックとかが好き...
常夏だけじゃないハワイの雰囲気や、ホテルピーベリーの様子、木崎の抱える喪失感など、どんどん気になることが出てきてテンポ良く読み進められる。 ミステリーとしては、特別驚く仕掛けとかもないけど、あっさりした感じで嫌いではなかった。重めの社会派ミステリーとか、叙述トリックとかが好きな人には物足りなく感じるかも…?
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