パパイヤ・ママイヤ の商品レビュー
〈これは、わたしたちの一夏の物語〉 17歳のわたしたち。 父親が嫌いなパパイヤ。 ママのことは〈愛憎半ば〉複雑な思いでいるママイヤ。 干潟の木の墓場で待ち合わせ おしゃべりをしたり、お互い好きに過ごす。 何気なく見過ごしてしまいそうなことも 読み進めていくと、それぞれが大きな事...
〈これは、わたしたちの一夏の物語〉 17歳のわたしたち。 父親が嫌いなパパイヤ。 ママのことは〈愛憎半ば〉複雑な思いでいるママイヤ。 干潟の木の墓場で待ち合わせ おしゃべりをしたり、お互い好きに過ごす。 何気なく見過ごしてしまいそうなことも 読み進めていくと、それぞれが大きな事件のように思えてくる。 ホームレスの男性とのやり取りがおかしくて。 「きいれえ(黄色い)」ものは 必要とする人へ無事に届いただろうか そういう奇跡が起こっていたらいいな。
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SNSで知り合った、アル中の父が嫌いなパパイヤと、自分を一人きり日本に残し外国で男性と暮らす母が嫌いなママイヤ。17歳の少女たちが一緒に過ごす、ひと夏の物語。 なんだか不穏なものを感じながら読み始めたこのお話。でも、いい意味で裏切られました。 とても爽やかで心温まる友情の物語。 ...
SNSで知り合った、アル中の父が嫌いなパパイヤと、自分を一人きり日本に残し外国で男性と暮らす母が嫌いなママイヤ。17歳の少女たちが一緒に過ごす、ひと夏の物語。 なんだか不穏なものを感じながら読み始めたこのお話。でも、いい意味で裏切られました。 とても爽やかで心温まる友情の物語。 学校にいる時のしょーもない自分よりも、ママイヤと一緒にいる時の自分が好きだと思うパパイヤ。 自分の知らないところで、自分のことを自分以上に考えたり汗を流してくれる友だちを見つけたママイヤ。 お互いに影響を与え合って、強い大人になっていく。 爽やかな夏のお話でした。 作中、「きいれえもん(黄色い物)」を拾い集めるホームレスが出てきます。なんか、分かります。私も黄色が大好き。元気が出る色ですよね。このブクログの本棚も黄色なので、『パパイヤ・ママイヤ』の表紙がよく見えなくなっちゃってるし笑。 その「きいれえもん」コレクションを見てママイヤが「失くしたら泣いちゃう?」と聞くとホームレスは「泣かねえよ。失くしたらまた集めるだけよ。そしたら失くすことにはならねえだろ」と。うん!そうですね!
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ママが嫌だから「ママイヤ」 パパが嫌だから「パパイヤ」 そういうSNSのハンドルネームの2人。 自転車に乗れるようになったママイヤ。 高校に行っていない? レアな親ガチャ? パパイヤはバレー部。 約束をしなくても会える2人。 出会いって不思議。 謎は色々あるけれど、話しているうち...
ママが嫌だから「ママイヤ」 パパが嫌だから「パパイヤ」 そういうSNSのハンドルネームの2人。 自転車に乗れるようになったママイヤ。 高校に行っていない? レアな親ガチャ? パパイヤはバレー部。 約束をしなくても会える2人。 出会いって不思議。 謎は色々あるけれど、話しているうちにどんどん親しくなって、 過ごした時間は宝物のようになった。 JKってキラキラしているよね。
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※このレビューにはネタバレを含みます
SNSで知り合った17際の、パパイヤ(アル中のパパが嫌い)とママイヤ(芸術家のママに振り回されている)の一夏を描いた作品。鮮やかな黄色の表紙のように、2人の若さの輝きや嫉妬、不完全さなどが詰まっている。ホームレスの所ジョンの存在がいいスパイスになっていたな。
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SNSで知り合った2人の17歳パパイヤ(父親が嫌い)とママイヤ(母親が嫌い)のひと夏を描いた、新時代のガールミーツガール小説(タイトルと表紙の色がシンクロしている…)。物語はママイヤ視点で進む、パパイヤ・ママイヤ共に最初はいろいろ秘密を抱えているが、2人である目的に向かって進むこ...
SNSで知り合った2人の17歳パパイヤ(父親が嫌い)とママイヤ(母親が嫌い)のひと夏を描いた、新時代のガールミーツガール小説(タイトルと表紙の色がシンクロしている…)。物語はママイヤ視点で進む、パパイヤ・ママイヤ共に最初はいろいろ秘密を抱えているが、2人である目的に向かって進むことになる中盤くらいから打ち解けて行く… 風景描写が秀逸でありサクっと読めて面白かった、主要キャラとして出てくる所ジョンがいい味出している。17歳女子2人の切ない青春物語に興味ある方はぜひ。
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タイトル、そういうことか〜 作中でも何回も言ってたけどほんとに青春って感じ 何気なくて中身のない会話とかほんとに高校生っぽいなと思った、すごく良い終わり方だった
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