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朱に交われば の商品レビュー

3.9

20件のお客様レビュー

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2023/11/08

2023.11.8 読了。 「江戸彩り見立て帖」シリーズ第二弾。 呉服屋・塚田屋の三男の右近に才を買われ、店で見立てをすることになったお彩。今まで以上に色彩の世界にのめり込む一方で塚田屋の主人から難題を突きつけられる。 日本式名の色見本帳を横に置いて読みたくなる一冊。文章でし...

2023.11.8 読了。 「江戸彩り見立て帖」シリーズ第二弾。 呉服屋・塚田屋の三男の右近に才を買われ、店で見立てをすることになったお彩。今まで以上に色彩の世界にのめり込む一方で塚田屋の主人から難題を突きつけられる。 日本式名の色見本帳を横に置いて読みたくなる一冊。文章でしかも江戸時代の色彩を伝えるのはとても難しかったのではないかと感じた。第一弾より色に踏み込んでストーリーが進むので、作者はとても勉強したのだろうと思った。 現代でもブルベ・イエベなど色彩は人々を魅了する世界だが、着物でしかもお金に糸目をつけないお客さんの多い世界で働けるようになったお彩は幸運だと思う。 ラストの雰囲気からすると第三弾も出るのかな?

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2023/06/05

今巻も面白かった。 やっぱり日本の色は素敵。 色名も趣があっていいし、染める時の掛け合わせるものによって色が変わるし、格が変わったりもする。その色を纏うという意味があったりもする。とても奥深い話を知ることができました。 また、歌舞伎役者の色や柄があることも。 納戸系の色は渋くて...

今巻も面白かった。 やっぱり日本の色は素敵。 色名も趣があっていいし、染める時の掛け合わせるものによって色が変わるし、格が変わったりもする。その色を纏うという意味があったりもする。とても奥深い話を知ることができました。 また、歌舞伎役者の色や柄があることも。 納戸系の色は渋くて、調べたら本当に素敵でした。 さて、湊鼠色を流行り色にできるか、、、続きが気になる、、、

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2023/05/22

ブルベとかイエベとか最近出てきた概念だもんね。色見立て、面白いなぁ。と思いつつ、居酒屋ぜんやと比べるとあっさりめか?やや物足りない感がある。とは言え次巻が楽しみな終わり方。 それはそうと、 右近さんめちゃくちゃ性癖に刺さるな笑 思春期に読んでたら二次創作探すわ。

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2023/04/16

今巻も良かった〜!2023/04/16 主人公がセンスを活かして働きだすのですが、前巻より明るめの雰囲気が多かった。 確かにお彩ちゃんがへこむことは増えたけど、原因が自分の力不足で、しかもそれに向けて努力しよう!と思ってくれてるので、こちらも応援したい気持ち。 個人的に、めち...

今巻も良かった〜!2023/04/16 主人公がセンスを活かして働きだすのですが、前巻より明るめの雰囲気が多かった。 確かにお彩ちゃんがへこむことは増えたけど、原因が自分の力不足で、しかもそれに向けて努力しよう!と思ってくれてるので、こちらも応援したい気持ち。 個人的に、めちゃくちゃハマっているけど、キャラとかキャラの関係性が好きな人向けかなぁ。 ストーリー最重視の人には物足りないところもあるかも。 お彩ちゃんの啖呵!しびれました。 完璧ド癖のやつ。気の強い女ハオ〜。 こういう関係性好きすぎて、気が狂う。 次巻も買います。

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2023/02/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2023/2/6 少々主人公のツンが過ぎるけどストーリーが面白い。 江戸時代のカラーコーディネーターっていう目の付け所。 お兄さんとかお姉さんはめんどくさい。 日本の色の名前やっぱり美しいので、あの色の本欲しいなと改めて思う。

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2023/02/19

貧乏長屋に暮らすお彩。父は腕のいい摺師だったが、火事で視力を失い、許婚も彼女のもとを去り、独り身で父の面倒を見ながら暮らしている。 彼女には天性の鋭い色彩感覚があり、ひょんなことからお彩のその才能を知った謎の京男・右近に色にまつわる無理難題を持ち込まれることとなる。 右近の正体は...

貧乏長屋に暮らすお彩。父は腕のいい摺師だったが、火事で視力を失い、許婚も彼女のもとを去り、独り身で父の面倒を見ながら暮らしている。 彼女には天性の鋭い色彩感覚があり、ひょんなことからお彩のその才能を知った謎の京男・右近に色にまつわる無理難題を持ち込まれることとなる。 右近の正体は、呉服屋を営む塚田屋の妾腹の三男坊。強引な右近に押し切られ、呉服の色見立てを始めたお彩のもとには、今日も様々な相談事が舞い込んでくる。 しかし、弟を目の敵にしている塚田屋の主人は、お彩が新しい流行り色をつくりだせなかったら、右近を江戸から追い出すと告げる──。 江戸の色彩感覚の豊かさや奥深さに驚かされ、文化や芸能と密接につながる色の名前の数々は眺めているだけでも飽きません。 色のことになると寝食忘れるお彩と、煮ても焼いても食えない京男の右近、凸凹コンビの二人のやり取りがたまりません。 右近の知られざる生い立ちや素顔も明らかになり……ちょっと切ない気持ちにもなります。

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2022/12/19

江戸時代に、この様なカラーコーディネーターの仕事があったのか?と思いながら、染色方法など、事細やかに描いている。 紺屋の白袴と、言われる位、自分の物よりも、色にこだわったのか? 以前、日本の色の名前が、素敵に思えて、色々調べた事がある。 その時も、時代小説を読んで、感化されたから...

江戸時代に、この様なカラーコーディネーターの仕事があったのか?と思いながら、染色方法など、事細やかに描いている。 紺屋の白袴と、言われる位、自分の物よりも、色にこだわったのか? 以前、日本の色の名前が、素敵に思えて、色々調べた事がある。 その時も、時代小説を読んで、感化されたからである。 100本の色鉛筆もあるけど、どれだけ違いがあるのか?と、思えるほど、並んだ色は分かりにくい。 まして、染めの原料となると、大変である。 先日、歌舞伎名作ガイド50選 読んだのだが、この時代の流行色や化粧方法、着物柄など、このような歌舞伎俳優から、影響しているのだろう。 東男に京女の反対を地で行く 京男に 東女! 又、刈安人物も、染めに関しても、知識が、深いし、只の遊び人では無いと思うが、腹違いの右近に、ズケズケと、物言いは、関西人の私には、きつく感じる。 この 2巻から読み出してしまったけど、正月の掘り出し物、湊鼠が、、どんな風になるのか、ちょっと楽しみ!

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2022/11/21

江戸彩り見立て帖 シリーズ2 右近の正体が、呉服屋「塚田屋」の妾腹の三男坊だとわかった。 その「塚田屋」で、色見立てをはじめたお彩。 右近は、お彩を高く買っているが、お彩自身、自分に自信が持てない。 そんなお彩だが、客が、色見立てを気に入ってくれるにつれ、だんだんと、仕事に魅...

江戸彩り見立て帖 シリーズ2 右近の正体が、呉服屋「塚田屋」の妾腹の三男坊だとわかった。 その「塚田屋」で、色見立てをはじめたお彩。 右近は、お彩を高く買っているが、お彩自身、自分に自信が持てない。 そんなお彩だが、客が、色見立てを気に入ってくれるにつれ、だんだんと、仕事に魅力を感じ始めた。 その矢先「塚田屋」の主人が、お彩に、難題を持ちかけた。 「新たな流行り色を作れ」 もし、できなかったら、お彩は、塚田屋を辞めて、その上、目の敵にしている、右近を江戸から追い出すと言う。 目を失って、自暴自棄になっていた、お彩の父親も、右近のお陰で、前向きに生きるようになった。 飄々とした、京男の右近の魅力も出てきて、次作が楽しみとなってきた。

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2022/11/10

江戸版カラーコーディネーター第二弾です! いよいよ塚田屋で色見立てが始まりましたが まだまだ自信なさげの「お彩」 たぶん父親の病気や仕事が上手くいってた時には 勝ち気だけど素直でキラキラした人だったはずだったと思うんです。 まだまだ色々な事を引きずっているままなので、少し気の...

江戸版カラーコーディネーター第二弾です! いよいよ塚田屋で色見立てが始まりましたが まだまだ自信なさげの「お彩」 たぶん父親の病気や仕事が上手くいってた時には 勝ち気だけど素直でキラキラした人だったはずだったと思うんです。 まだまだ色々な事を引きずっているままなので、少し気の強さが全面に出すぎて読んでてイラっとする事がしばしば笑 「流行り色」を作る! また気になるところで次巻に続く…です(*´-`) 早く自信を取り戻してちょっと素直な「お彩」になって欲しいな。

Posted byブクログ

2022/09/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

才能を京の呉服屋三男坊に見出されながらも、色味の提案が仕事になる事に自信が持てない江戸っ子娘 二人の気質の違いのぶつかり合いが楽しく、色の名前や作り方、布と紙の違い等の蘊蓄も興味深いシリーズ二巻 長屋暮らしの娘が良質の着物を着て化粧を施された自分を見ても、ありきたりな感想を述べさせず、個性を施し人物像を確定させて、一幕ごとに忘れられないシーンを量産していく手法に痺れます 文章に品もあって、ため息しか出ません

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