言葉の獣(1) の商品レビュー
獣が好きなのでこの不思議な世界観が好き。言葉が獣に見える東雲と言葉が好きなやっけん(薬研)が生息地と呼ばれるところで現実のものとは少し違った獣たちに出会う。やっけんの虎姿がかわいい。言葉は人に何かを伝えるのにとても大切なものだけど心ない言葉、傷つける言葉もたくさんある。人からの頑...
獣が好きなのでこの不思議な世界観が好き。言葉が獣に見える東雲と言葉が好きなやっけん(薬研)が生息地と呼ばれるところで現実のものとは少し違った獣たちに出会う。やっけんの虎姿がかわいい。言葉は人に何かを伝えるのにとても大切なものだけど心ない言葉、傷つける言葉もたくさんある。人からの頑張れには突き放したイメージを持つので人に言わないようにしてるから、やっけんの受け取り方には少し共感する。「生きる」の言葉の獣は綺麗で神々しさすら感じ見惚れるし、天然の詩の獣が見せる内側の綺麗な羽を介した他の鳥とのやり取りがすてき。
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ブックオフで出会いました。 わたしのはなしになってしまうのですが…… ひとりひとりがひとつの単語にこめた気持ちの微妙な違いとそれが生むズレが辛い…と長い間悩んだり ツイートをひとつ打つのに、自分のニュアンスを感情を正しくそのまま伝えたいと思って、この文字は平仮名だ、この「!」は...
ブックオフで出会いました。 わたしのはなしになってしまうのですが…… ひとりひとりがひとつの単語にこめた気持ちの微妙な違いとそれが生むズレが辛い…と長い間悩んだり ツイートをひとつ打つのに、自分のニュアンスを感情を正しくそのまま伝えたいと思って、この文字は平仮名だ、この「!」は半角だ全角だ今の状態に近い驚き具合はこっちだ、この文のこの位置に「、」を使うほうが優しく見える、いや体感温度を伝えたいから「、」じゃなくてスペースだわ、文末に「。」をつけたほうが悩み具合の程度がわかるなどすごい練るほうだったので(ひとつ打つのに昔は長くて30分はかかっていました 今はもう少し気楽にできています)ニュアンスが、本当の意味が動物になって見えるというのは…理想だなと思いました。 でもわたしはそんな力をもっていないから全てを余すことなく伝える絵を描くしかない… 自分にとって身近な問題を描いてくださっていて、とっても良い本と出会えたと思います。 また本屋で2巻買おうと思います。 (なんだか作者さんの意図とずれたこと言ってしまってたらすみません!)
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図書館で偶然出会った。 言葉による幻想的な世界を見せてくれる。 二人の掛け合いと言葉の獣につい読み込んでしまう。 誰かに紹介したくなる美しい漫画だ。
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肋も浮き出てる るいとも類友 でも何かを言葉で掬いたいなら臆せず書かなければならない 谷川俊太郎『生きる』 蔑ろに
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本屋さんの試し読みの冊子を読んで、購入。 タイトル通り、発せられた言葉が獣の形を借りて現れる。美しい言葉から誹謗中傷までも。 ヒトは言葉を使い感情や事象を表すしかないけれど、同時に言葉では表現出来ないという矛盾。 言葉の森に迷い込んだ描写が美しい。 2巻も是非読みたい! ...
本屋さんの試し読みの冊子を読んで、購入。 タイトル通り、発せられた言葉が獣の形を借りて現れる。美しい言葉から誹謗中傷までも。 ヒトは言葉を使い感情や事象を表すしかないけれど、同時に言葉では表現出来ないという矛盾。 言葉の森に迷い込んだ描写が美しい。 2巻も是非読みたい!
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言葉の獣たち、背景の森、とても繊細な筆致。 主人公の子たちは、割と存在感あるけど絵としては雑。 そしてなんか難しいのです。 でもTwitterや、オンライン、ネット空間のダメなところ突きながらも、折り合いつけて、自分達の想像力(じゃない、人もいる。共鳴力?なんだっけ?)をぶつけて...
言葉の獣たち、背景の森、とても繊細な筆致。 主人公の子たちは、割と存在感あるけど絵としては雑。 そしてなんか難しいのです。 でもTwitterや、オンライン、ネット空間のダメなところ突きながらも、折り合いつけて、自分達の想像力(じゃない、人もいる。共鳴力?なんだっけ?)をぶつけて行こうというかっこよさ。 引きこもりとか、自己肯定感とかの関係でうまくリアルワールドと関係できてない人らにも届いて響いたりした良いなとなんとなく思ったり。 とにかく想像というか、溢れ出る獣たちのディ テイルの圧巻。美しさ。言葉へのこだわり。詩の復権。いろんなもの、頭良い方がぶっ込んできたな、脱帽。
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ダヴィンチプラチナ本から。幻獣が好きってのもあり、どんな不思議生物が生み出されているんだろうという興味から入手・読了。突拍子もないキャラが描かれる訳じゃないんだけど、その造形に至る背景まで、丁寧に考察し尽くされている感じ。言葉の持つ負の側面にたいしても、適宜鋭く切り込まれていて、...
ダヴィンチプラチナ本から。幻獣が好きってのもあり、どんな不思議生物が生み出されているんだろうという興味から入手・読了。突拍子もないキャラが描かれる訳じゃないんだけど、その造形に至る背景まで、丁寧に考察し尽くされている感じ。言葉の持つ負の側面にたいしても、適宜鋭く切り込まれていて、作中人物を通じ、読み手自身も思索に耽る余地が提供されている。これはなかなか、続きも気になる。
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この物語のなかで言葉は詩なのがとても好きです。 谷川俊太郎『生きる』が美しくて詩をもっと知りたくなる。 やっけんが詩を書くのが恥ずかしいから誰にも言わなかったって言ってて、そんなことないよーって言いたい気持ち。 詩は特別なんかじゃなくて、そうしたいものなんじゃないかなあとワタシは...
この物語のなかで言葉は詩なのがとても好きです。 谷川俊太郎『生きる』が美しくて詩をもっと知りたくなる。 やっけんが詩を書くのが恥ずかしいから誰にも言わなかったって言ってて、そんなことないよーって言いたい気持ち。 詩は特別なんかじゃなくて、そうしたいものなんじゃないかなあとワタシは思います。 とてもよい物語を、ありがとうございます。続き楽しみです。
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まだ半分しか読み終えてないけど、感動してる。 ここまで突きつめて言葉のことを考えたことがなかったから。大切な一冊になりそう。
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積読解消。 マトグロッソ(トーチだった)で読んでたので、購入。 共感覚を題材に言葉について、想像の世界の中の生き物として描いている。言葉と動物の描画の織り成しが、漫画じゃないと描けない世界になってて、面白い。 ストーリーの展開でどの様な表現になるのか、続刊が楽しみ。
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