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深夜0時の司書見習い の商品レビュー

3.5

39件のお客様レビュー

  1. 5つ

    6

  2. 4つ

    9

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2022/12/10

Amazonの紹介より 不思議な図書館で綴られる、本と人の絆を繋ぐビブリオファンタジー。 高校生の美原アンが夏休みにホームステイすることになったのは、札幌の郊外に佇む私設図書館、通称「図書屋敷」。不愛想な館主・セージに告げられたルールを破り、アンは真夜中の図書館に迷い込んでしまう...

Amazonの紹介より 不思議な図書館で綴られる、本と人の絆を繋ぐビブリオファンタジー。 高校生の美原アンが夏休みにホームステイすることになったのは、札幌の郊外に佇む私設図書館、通称「図書屋敷」。不愛想な館主・セージに告げられたルールを破り、アンは真夜中の図書館に迷い込んでしまう。そこは荒廃した裏の世界――“物語の幻影”が彷徨する「図書迷宮」だった! 迷宮の司書を務めることになったアンは「図書館の本を多くの人間に読ませ、迷宮を復興する」よう命じられて……!? 美しい自然に囲まれた古屋敷で、自信のない少女の“物語”が色づき始める―― どことなく、世界観が深緑野分さんの作品と似ているなと印象があり、どうしても比較してしまいます。 個人的には深緑さんの方が、インパクトや迫力があるように感じました。 想像力を掻き立てる異世界ファンタジーで、冒険やミステリーの要素も入っていて、大いに楽しめました。 「情報」という荒波に揉まれながらも、懸命に頑張る主人公の姿が印象的でした。冷たい「声」を信じすぎず、温かな「絆」を大切にしていこうと思いました。

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2022/11/08

地元が舞台とのことで期待していた分、がっかり… 好みの問題もあると思うけれど予想通りの展開、伏線の回収もすっきりせず。 あとは散りばめられた地元ネタも突っ込み所がたくさんあり、取材してないのだろうか?と疑問に思うくらいだった。

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2022/10/15

オビ通り、ビブリオファンタジー。 アンちゃんの服がエプロン+スニーカーなのはモミさんの想像力なのか? カフェ付きなら通うかな?

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2022/09/16

❇︎ 初めて読む近江泉美さんの小説。 題名に惹かれて読みました。 人との関係に無理が見え隠れする 主人公のアン。 痛みを抱えながら傷に耐え、自分の ためではなく大切な人のために 自分を奮い立たせて変わっていく物語。 できない理由を無意識に 探して『どうせ』と変わろうとしない ...

❇︎ 初めて読む近江泉美さんの小説。 題名に惹かれて読みました。 人との関係に無理が見え隠れする 主人公のアン。 痛みを抱えながら傷に耐え、自分の ためではなく大切な人のために 自分を奮い立たせて変わっていく物語。 できない理由を無意識に 探して『どうせ』と変わろうとしない 自分にウンザリするところや、 それでも変わろうと葛藤する心の揺れ る様子がとてもリアルです。 各短編ごとにメッセージが記されていて、 一つごとに弱くて身勝手な自分を乗り越えようと 頑張るアンが眩しい。 ーーーーー 突然、父親の知り合い宅で二週間の ホームステイする事になった主人のアン。 苦労して辿り着いた先は立派な お屋敷だったが、主人から宿泊について 身に覚えがないと言われ到着早々途方に 暮れてしまう。 はるばるやってきた女子高生を不憫に 思い、家人の好意で泊めてもらえる ことになるが、一夜の宿が確保できた 安堵で眠りに落ちたアンは不思議な 体験をする。 周囲の言動や顔色に気を遣い、 問題なさげに振る舞うアンだが、 不安げな態度に隠された悩みが垣間見える。 ある時を境に本から遠ざかっていた アンが読書の楽しさを思い出して 変わっていく成長の物語。

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2022/09/13

高校1年の夏休み北海道札幌郊外の私設図書館を有する洋館「図書屋敷」にホームステイする事になった美原アンだが館主の籾青爾の忠告を破り幻影の真夜中の図書館「図書迷宮」に迷い込む。荒廃した「図書迷宮」を復興する為アンは迷宮の司書見習いとして働く。 想像力によって形造られる「図書迷宮」、...

高校1年の夏休み北海道札幌郊外の私設図書館を有する洋館「図書屋敷」にホームステイする事になった美原アンだが館主の籾青爾の忠告を破り幻影の真夜中の図書館「図書迷宮」に迷い込む。荒廃した「図書迷宮」を復興する為アンは迷宮の司書見習いとして働く。 想像力によって形造られる「図書迷宮」、蔵書をより多くの人に読んでもらいたいがアンの期待と不安が想像力に影響する。アンや青爾の苦悩、SNSやネットの悪意と闘うひと夏の成長記。 北海道の自然と空気に囲まれ、紙の本の良さを伝える青春ビブリオファンタジー。 ★★★✩✩ 3.0

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2022/09/01

めっちゃファンタジーだった。勝手に、副題の作品集の薀蓄てんこもりなのかと思いこんで呼んでたけど、そうでもなかった。

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2022/08/28
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主人公が高校生なので、若い前向きさが物語を明るくしてくれている気がします。 久しぶりに児童文学を読めたくなります。 ネット情報や炎上などの問題と、図書館の本の良さなどのを交えつつ、図書館迷宮というファンタジーで冒険でした。 続いても面白そうだけど、滞在は2週間予定だったから、終わりかな。

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2022/08/22
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本の素晴らしさを思い出させてくれる小説です。 喋る猫や、巨大な虫が出てくる世界は大変魅力的で、ずっとそこに居たいと思いました。 物語もずっとドキドキさせられて、特に最終章が凄いです。 情景が目に浮かぶような文章で大変読みやすく、すぐに物語の世界に入り込めました。 本好きの人も、そうでない人も、本の魅力を味わうことができるので、ぜひ読んで見て欲しいです。

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2022/08/11
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なんて無責任な父親かと思ったらまさかの。 事情を知っていたとはいえ、図書館のひとたちのなんと優しいことか。 セイジさん不器用すぎる。。 もう少し別れまで読みたかった。これって続いたりするのでしょうか。

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2022/07/31
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夏休みに突然、北海道にホームステイに行くことになった、高校生のアン。 札幌郊外にある洋館に1人、辿り着いたアンだったが、屋敷の人々はアンが来るのを知らされておらず、戸惑うアン。 とりあえず、屋敷に一泊することになったアンは、屋敷の主人、セージから「猫の言うことに耳を貸してはいけない」と告げられる。 その夜、アンは金色の瞳の猫に起こされて、不思議な図書迷宮に迷い込む。 かつてお雇い外国人のために建てられたという宮殿のような建物の私立図書館。 本にもさほど興味がなく「自分のことは嫌いではない。でも、同じくらい好きじゃなかった」アン。 夜中の図書迷宮の司書見習いと、日中の図書屋敷のお手伝いで、本やさまざまな人と出逢うことで、アンの心に眠る不安が浮かび上がって、やがて。 荘子、はてしない物語、クローディア、ホームズ、おおきなかぶ。 小学生のアンの悲しい思い出が切なくて、中学生の事件が痛々しい。 読み終わって、アニメの映画を観たような余韻。 サマーウォーズっぽいっていうか。 そして、コーディアルとコアップガラナが飲みたくなる。

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