社会学の名著50冊が1冊でざっと学べる の商品レビュー
高校生レベル 初心者向け 良く言えば簡潔、読みやすい 悪く言えば、大学生〜社会人が読むと物足りなく感じると思う
Posted by
50冊分の名著を一言で表しみる、という感じで紹介していくので、すいすいページが進むが、頭に残らない。逆に考えれば、このように端的に表現できて理解可能ならば、一冊の本とは何なのか、という事だ。主張があり、推論があり、論拠を上げながらページを費し読者と語り合う。それとは異なるダイジェ...
50冊分の名著を一言で表しみる、という感じで紹介していくので、すいすいページが進むが、頭に残らない。逆に考えれば、このように端的に表現できて理解可能ならば、一冊の本とは何なのか、という事だ。主張があり、推論があり、論拠を上げながらページを費し読者と語り合う。それとは異なるダイジェスト本、CMみたいな仕立てだ。 例えば、デュルケームの自殺論。社会規範の崩壊が自殺率の増加につながっていた。アノミーと言う言葉が有名になった。 ユルゲン・ハーバーマスは、公共性の構造転換という論文が有名。フランスにおけるサロンやイギリスのコーヒーハウスのようなコミュニティスペース、市民的公共圏がメディアやラジオ、テレビなどの大衆操作にとって変わられる。公共性の構造転換が起こったとする。 などなど。社会学が社会における構造的課題に気付き、分析し、時に影響を与えて変革をもたらす。フィリップ・アリエスが、「子供」を特別な存在として論じ、家族構造や教育制度における子供観に影響を与えた事で、子供が特別な保護や教育を必要とする存在として、社会が児童労働の規制や教育制度の発展に関する理解を深めた。 哲学と社会学の境界に少し迷ったが、明確な線引きは不要な気もするし、相互に作用し合うものだと思い開き直る。
Posted by
各著の革新的な議論に触れていないor触れていてもあまりにもさらっとしていて、ほとんど意味がなかった。
Posted by
第1章 社会学って、どんな学問?―「社会を考える学問」がわかる10冊 『自殺論』エミール・デュルケーム 『“子供”の誕生』フィリップ・アリエス 第2章 ネット社会で人間は幸せになれるか?―「メディア・情報」を理解する10冊 『メディア論』マーシャル・マクルーハン 『シンギュラリ...
第1章 社会学って、どんな学問?―「社会を考える学問」がわかる10冊 『自殺論』エミール・デュルケーム 『“子供”の誕生』フィリップ・アリエス 第2章 ネット社会で人間は幸せになれるか?―「メディア・情報」を理解する10冊 『メディア論』マーシャル・マクルーハン 『シンギュラリティは近い』レイ・カーツワイル 第3章 保守とリベラルの対立は続く?―「政治・権力」と「社会」の関係を紐解く10冊 『第三の道』アンソニー・ギデンズ 『監獄の誕生』ミシェル・フーコー 第4章 「民主主義」はいちばん正しい制度か?―「大衆社会」について読み解く10冊 『消費社会の神話と構造』ジャン・ボードリヤール 『世論』ウォルター・リップマン 第5章 最先端の社会学者たちは今、何を考えているのか?―「現代の世界と日本」が見えてくる10冊 『脱学校の社会』イヴァン・イリイチ 『危険社会』ウルリッヒ・ベック
Posted by
- 1