不登校の女子高生が日本トップクラスの同時通訳者になれた理由 の商品レビュー
Voicyでご本人の人柄に惹かれて読んでみたけど、ライトノベルみたいな軽くて説教臭くない文章に、親近感を持ちながらスイスイ読める。読みながら著者と一緒に涙したり笑ったり、、素晴らしいサクセスストーリーにはエッセイというよりノンフィクション的な感動を感じた。著者が出会ったアメリカ人...
Voicyでご本人の人柄に惹かれて読んでみたけど、ライトノベルみたいな軽くて説教臭くない文章に、親近感を持ちながらスイスイ読める。読みながら著者と一緒に涙したり笑ったり、、素晴らしいサクセスストーリーにはエッセイというよりノンフィクション的な感動を感じた。著者が出会ったアメリカ人たちの懐の深さも素敵だなあと思った。 途中挟まれる英語にまつわるエッセイ(日本人の英語教育に関してなど)も、著者の経歴ならではという感じで、うんうんとすごく納得させられた。 「訳せない言葉にこそ、自分が持っている常識や価値観では理解できない世界があることを知る鍵が隠されている」、「自立するということは、人から与えられた価値観の中で何を残して何を捨てるかを決めて、自分なりの価値観を作っていくこと。そして自分の価値観は都度見直し成長することで変わって良い」などの素敵な言葉も沢山あった。 ただ終わりが唐突。通訳になってからの話ももっと読みたかった、、守秘義務もあって書けないと判断したのかなあ。
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他の誰も行かない場所に行き、他の誰もやらないことをやりなさい。 やっぱり語学上手くなるにはやるしかない。
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田中慶子さんの、右へ、左へ、後ろへ行ったり戻ったりの人生を見て、色々な経験をして、今の同時通訳という姿。自分は、この経験、耐えられるか?と思いながら。とはいえ英語の勉強は進めたい、自身を持ってというメッセージも勝手に受け取れた。
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自分がマイノリティであることを海外に出ることで実感でき、生き方が楽になったと書かれてる部分が自分にも当てはまり共感。この本は自伝の要素がありながら、そこで感じた事が著者田中慶子さんの今のお人柄に繋がっていると感じられてとても面白かった。voicyでよく田中慶子さんのお話を聴いてい...
自分がマイノリティであることを海外に出ることで実感でき、生き方が楽になったと書かれてる部分が自分にも当てはまり共感。この本は自伝の要素がありながら、そこで感じた事が著者田中慶子さんの今のお人柄に繋がっていると感じられてとても面白かった。voicyでよく田中慶子さんのお話を聴いているのでこれからより楽しくお話が聴けそうです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
(アメリカの教育が)日本の教育と大きく違うと感じたのは、日本の学校の勉強は「知識をつけるため」であるのに対して、アメリカでは「考える力」をつけるためのものだったことだ。 正しくしゃべる=英語力ではない。 身につけた知識を工夫しながら使い、どれだけ自分の想いを伝えられるかという総合的なコミュニケーションが「国際語としての英語力」には求められている。 学校は学生同士が互いに学び合う場(コミュニティー)であるという考えが基本にあり、どんな学生が集まってるのかということが、その学校の価値を大きく左右する 自分の周りの人たちを見ても、相手に対する思いやり、人とは違う視点を持つ視野の広さなどが優れている人は、話してみると人生のどこかの時点でマイノリティーになった経験があることが多い。 人と同じであろうと、違っていようと、自分が正しいと思うこと、やりたいこと、やらないことはじっくり考えて自分で決めたかった。 英語を学ぶのに、あるいはアメリカの大学を卒業するのに、もっと効率のいい方法はいくらでもあったと思う。でも、幸運なことに、自分がたどった経験のどれひとつとして「やり直したい」と思うことはない。 自立するということは、人からあたえられた、ありがたい価値観のなかで、なにを残し、なにを捨てるかを決めて、自分なりの生き方を作っていくことのように思う。 言語を学ぶということは、新しい世界を見ること。自分とはまったく違う文化や習慣を背景に育った人と話、異なる価値観に触れるための選択肢を広げる機会を増やすことでもあると思う。 自分の国以外の価値観や常識を持った人と話、学び、幅広い情報を得て、日本語だけで知り得るよりもたくさんの「正しさ」の中から「自分の好きなもの」を選ぶ自由を得ていけるのは、英語というツールがあるおかげだと思う。
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著者は、自分が納得した道でないと進めないが、納得すれば(やりたいと思えば)力をつぎ込めるタイプ。子どもの頃のつまずきも、大人になれば大したことない。しかし、つまずいているときに周りがどう見守るかも大事だなと思う。10代、それ以下の子どもに接する時は、常識的なことを言ってその子の意...
著者は、自分が納得した道でないと進めないが、納得すれば(やりたいと思えば)力をつぎ込めるタイプ。子どもの頃のつまずきも、大人になれば大したことない。しかし、つまずいているときに周りがどう見守るかも大事だなと思う。10代、それ以下の子どもに接する時は、常識的なことを言ってその子の意見をつぶさずに、大人だったらどう接するだろうかと考えてみたいと思った。 20年以上、同時通訳をされているというのは立派なキャリア。しかし、同時通訳という一本道にたよることなく、コーチングにも道を広げたり、同時通訳になる前の道も突然行き止まりになったりと、波乱万丈。キャリアを思うように築けていないという人へのエールとなるのではないか。まだまだここから、と未来の道が楽しみになるような本でした。
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