低空飛行 この国のかたちへ の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
原研哉氏の低空飛行。味わい深く良き メモ ・デザインの本質は本質を見極め、可視化すること ・定住から遊動へ ・インバウンド売上目標15兆円。現在の自動車輸出額12兆を上回る水準 ・一般に観光資源とは気候、文化、食、風土 ・日本のこれまでの観光と、求められてる観光は概念が異なる。 ・フランクロイドライト、自然の美しさが景観として印象づけられるのは人工物としての建築がそこにあるから ・自然を畏怖する姿勢 ・ほどほどの心地よさを探し当てること、それが庭の本質。人為と自然の波打ち際が管理され続けることが必須。 ・石や木、漆喰や畳といった素材に気持ちを通わせつた、自然な様相を味わい楽しむ感覚が掃除であり、そう言う営みの中に日本のラグジュアリーは宿るのかもしれない
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「何かの種子を拾っている。どこにこれを播くか。自分のデザインは価値や美の落穂拾いであり、種播きである。」 日本のデザインのトップランナーの一人である原研哉さんが、定住から遊動へ、人、モノ、カネ、情報などがグローバルに連携する社会情勢において、改めて日本という国を、津々浦々、まる...
「何かの種子を拾っている。どこにこれを播くか。自分のデザインは価値や美の落穂拾いであり、種播きである。」 日本のデザインのトップランナーの一人である原研哉さんが、定住から遊動へ、人、モノ、カネ、情報などがグローバルに連携する社会情勢において、改めて日本という国を、津々浦々、まるで低空を滑空する飛行機から解像度高く見つめ直した活動やその中の思索の記録。観光という手垢のついた言葉であるが、
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出張の旅のお供に何か今読む本がないかと書店に立ち寄って購入した。低空飛行のウェブサイトは欠かさず見てるからこの本はいいかなと思っていたがパラパラ読んだら全然違っていて。 和のラグジュアリーの読み解きはわかるものもわからないものもあったが、とても良い話で実際に体験してみたい。低空で...
出張の旅のお供に何か今読む本がないかと書店に立ち寄って購入した。低空飛行のウェブサイトは欠かさず見てるからこの本はいいかなと思っていたがパラパラ読んだら全然違っていて。 和のラグジュアリーの読み解きはわかるものもわからないものもあったが、とても良い話で実際に体験してみたい。低空での観光飛行はとても価値があると思う。あと庭の話が良かった。自然と人工の折り合い。そこに快適さを見出しつつ生の豊かさを感じることがウェルビーイングな暮らしだと思う。
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「わたしたち」のデザイン 目的地へ 第一章 低空飛行からの展望 「遊動」へ向かう世界 数字から考えてみる 観光資源は未来資源 工業化時代における「和」 「JAPAN HOUSE」の経験から 低空飛行―異次元の観光へ 半島航空 第二章 アジアに目を凝らす ホテルとは何か ジェフ...
「わたしたち」のデザイン 目的地へ 第一章 低空飛行からの展望 「遊動」へ向かう世界 数字から考えてみる 観光資源は未来資源 工業化時代における「和」 「JAPAN HOUSE」の経験から 低空飛行―異次元の観光へ 半島航空 第二章 アジアに目を凝らす ホテルとは何か ジェフリー・バワとその建築 植民地支配の後に生み出されたもの ジ・オベロイ・バリ もしも中国が大航海時代を制していたら アジアの挫折 第二次大戦後の日本と製造業 足元の見つめ方 開かれていること 第三章 ユーラシアの東端で考える 世界を際立たせるスパイス ラグジュアリーとは クラシックとモダン 日本のホテルはなぜユーロ・クラシックなのか シンドラー・ハウス 外からの目 第四章 日本のラグジュアリーとは何か 自然を畏怖する姿勢 内と外の疎通 靴脱ぎと床の切り替え 安息のかたち 空間の多義性 垂直と水平 隅とへり/畳・襖・障子 隅とへり/素材の境界・テクノロジーの境界 水と湯―火山列島の恵み ピーター・ズントーの「テルメ・ヴァルス」 あるがままの湯 光る水面 湿原と川 湾と水平線 生きた草木を配する 石を置く 清掃 第五章 移動という愉楽 衣・食・住・行 小型エアライン 自動運転車 鉄道の心地よさとは フェリー 瀬戸内デザイン会議 あとがき
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