春の心臓 の商品レビュー
言葉選びや理解は難解ながら、短い時間で美しい言葉に触れられる作品。 ストーリーラインだけを追うならば、5〜10分ほどで読めるが、理解や考察まで行うなら時間が必要そう。再読して楽しむ作品だなと思いました。
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はい、ゆーさんにだけ大好評の『読まずにレビュー』第4弾です!(ドキューン!) *『読まずにレビュー』とは? 表紙と題名、作者のみを手がかりに本の内容を推理し、感想まで書いちゃう!というちょっと頭のおかいや誰がやねん!( ゚д゚ )クワッ!! (先に表紙拡大して確認してみてね) ...
はい、ゆーさんにだけ大好評の『読まずにレビュー』第4弾です!(ドキューン!) *『読まずにレビュー』とは? 表紙と題名、作者のみを手がかりに本の内容を推理し、感想まで書いちゃう!というちょっと頭のおかいや誰がやねん!( ゚д゚ )クワッ!! (先に表紙拡大して確認してみてね) はい、というわけでねイェイツ作『春の心臓』です もう主人公いきなりヤリイカ頭に被っとるやん!んでなんか釣り竿持っとるやん! 主人公ヤリイカ漁師なのはまず確定ね ここまでは割とイージーですな しかし、場所はどう見ても山の中、はて?なぜにヤリイカ漁師が山の中に? つかヤリイカの旬て冬よね 春ってことはもうヤリイカ漁は終わっとるわな そもそもイェイツって何人やねん? 待てよ…ヤリイカ…イカ墨パスタ…( ゚д゚)ハッ!…イタリア人か!陽気なイタリア人か!なんか英語名っぼいけどイタリア人か! 分かったぞ! 〈あらすじ〉 イタリア南部に住むヤリイカ漁師のホノジロは得意先のパスタ店で小麦農家のトヲジと知り合いになりイタリア北部の山奥の自宅に招かれます ヤリイカ漁も終わった春にホノジロがトヲジの家に遊びに行くと、そこは春の色鮮やかな風景が広がります 住むところも違えば、性格も価値観も正反対の二人でしたが、いつの間にか親友と呼べる関係に しかし、ある日ホノジロはひょんなことからトヲジが重い心臓病を患い余命わずかであることを知ります 何とかしたいホノジロですが、自分はしがないヤリイカ漁師どうすることもできず、苦悩の日々を過ごすことに そんな中、ホノジロは漁師仲間たちから伝説の黄金のヤリイカの噂を聞きます 季節外れの春に地中海に出現する黄金に輝く巨大なヤリイカの心臓を食べることで心臓病が治ると言うのです トヲジを救うため春の地中海へ漕ぎ出すホノジロ 果たして黄金のヤリイカを釣り上げることはできるのか? トヲジに残された時間は残り僅か! 熱き男たちの友情物語の結末は!? 〈感想〉 いやぁ、まさか最後あんなことになるとは…びっくりです それにしても二人のやりとりが本当に楽しかった!ずっと見ていたい 男の友情っていいよね!
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全然分からず集中力も低下している。暗くて読みにくいし、絵も見にくい。 今日は快調に読めていたのに、挫折。ちゃんと理解できる日はくるのだろうか。
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芥川龍之介文学忌、龍之介忌 芥川龍之介が 若い頃、生徒の為に翻訳した一編 魔術師の厳しい過酷な修行 それを支える若い少年 少年は献身的に仕えるが 魔術に伴われる現象を恐れている 魔術師は少年に金貨を残しており 生命の秘密を見出した際には 彼の人生を歩むことを希望する 魔術師は永...
芥川龍之介文学忌、龍之介忌 芥川龍之介が 若い頃、生徒の為に翻訳した一編 魔術師の厳しい過酷な修行 それを支える若い少年 少年は献身的に仕えるが 魔術に伴われる現象を恐れている 魔術師は少年に金貨を残しており 生命の秘密を見出した際には 彼の人生を歩むことを希望する 魔術師は永遠の命を求めて古の神々のごとくになろうとしていた 魔術師がその命の終わりの朝、春の心臓が動き出していた 絵はホノジロトヲジ 作品の幻想的な雰囲気をよく描いている ラストの慈しみ憐れむような真摯な少年の言葉は今の社会にも当てはまるのかなと思う 御心次第で、御行状や御一生の中にも見当たったものを ケルト神話が大元のようです
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読書環境が悪かったことも相まって、3巡目にしてようやく概観を掴むことができた。 老人は、不老不死を得るために一生をかけて断食などの修行をしてきたけれど、醜くやつれてしまっていた。清く澄んだ心の少年は、この老人の何に惹かれて、ずっと尽くしてきたのだろう? 老人は、楽しい青春時代...
読書環境が悪かったことも相まって、3巡目にしてようやく概観を掴むことができた。 老人は、不老不死を得るために一生をかけて断食などの修行をしてきたけれど、醜くやつれてしまっていた。清く澄んだ心の少年は、この老人の何に惹かれて、ずっと尽くしてきたのだろう? 老人は、楽しい青春時代を過ごせなかったことをきっかけに、精霊を呼び出すために色々やってきたようだが、若き体を夢見ることにしがみついて、今をないがしろにするような生き方をしていた。 私はその生き方に、そもそも共感を覚えなかった。幸せを感じたいのなら、今その瞬間を楽しめばいいのに…と思ってしまった。 難読漢字が多いのにルビが1回しかふられておらず、読めないことにイライラ。 何が言いたいのかちっとも伝わってこなくてイライラ。 ノーベル文学賞作品と期待して読んだのに、理解できなくてイライラ…。 自分の読解力の無さに落胆し、ここ最近で一番イライラした作品だった。 こういう世界観を楽しむ系の作品は、何を言いたいのかが分かりづらくて、ちょっと苦手かもしれない…。 誰かに解説と楽しみ方を教えてもらいたくなった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
妖精や神話が好きだったので、より面白く読めた。物語に出てきた紅帽子の精霊が特に印象に残った。アイルランドの赤帽子と同じ存在なら、悪い妖精なので老人は騙されたのかもしれない。 そもそも老人が求めたような永遠の命というものはなくて、生命や自然の美しさがあり、それらが最盛の状態である事を春の心臓と表現し、永遠と続く生命の繋がりや重なりを現しているのかもと思った。 戸口を葉っぱでふさいでいた老人はその美しさを見ることもなく死に、夢見た青春もなく寂しく終わっていく。それに対して少年は脈々と続く生命の美しさを感じ、答えを見つけた。 願望を追い求めすぎて閉じ篭もると、答えが見えなくなるのかもしれない。日々に目を向けて、向き合って生きたいと感じた。
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乙女の本棚シリーズから、イェイツさん(アイルランドの詩人)・訳は芥川龍之介さんで、ホノジロトウジさんのコラボ作品「春の心臓」です。ホノジロトウジさんのイラストはどこまでも、幻想的で神秘的な感じを醸し出しています。 物語の舞台はジル湖の湖岸…登場人物は老人と少年。17歳の顔の...
乙女の本棚シリーズから、イェイツさん(アイルランドの詩人)・訳は芥川龍之介さんで、ホノジロトウジさんのコラボ作品「春の心臓」です。ホノジロトウジさんのイラストはどこまでも、幻想的で神秘的な感じを醸し出しています。 物語の舞台はジル湖の湖岸…登場人物は老人と少年。17歳の顔の赤い少年は老人を師匠として慕い、老人は老いと断食などの修行からその顔には鳥の脚のように肉がない…。ここで秘密の儀式を行うために、少年は老人からの命を受けて、抱えきれないほどの薔薇と百合の花を集める…。 ちょっとわかりにくかったかな…遠い国のお話なので色々がつかみにくかったのは、私の読解力がたりなかったからだと思います。でも、なんとも悲しいエンディング…このあと、少年はどんな生き方をするんだろう…。この少年の未来が、明るいものであるように願いたいです。
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ジル湖の岸に魔術師の老人と弟子の少年がいた。 老人は戒行の終と心願成就を目前にしていたが、少年は師を助けながらも恐れていた。 老人は少年に己のこれまでの行いと目的を語る。 ホノジロトヲジさんの挿絵と芥川の訳も手伝い私の目には妖しく暗い幻想物語だと映った。
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芥川龍之介が、翻訳をしていた事を初めて知った。読み始めると、うー漢字が読めない。だんだん疲れて挫折。
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残された少年は老人ともっと一緒にいたかったのだろうな。 死んだあとのこととか、そんなのものはどうでもいいから、もっと一緒にいて、老人との時間を過ごしたかった。 伝わらなかった少年の思い。なんとなく切ないな
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