なぜ宇宙は存在するのか の商品レビュー
2022年4月出版ということで最新の宇宙論を知ることができます。が、著者自身も言っている通り宇宙論や量子論にかなり触れたことがないとなかなか難しい。副題の通りに本書を「はじめて」に選ぶと挫折する方も多いかと(類書を何冊も読んでいても相当に難しかったです) とはいえ特にマルチバー...
2022年4月出版ということで最新の宇宙論を知ることができます。が、著者自身も言っている通り宇宙論や量子論にかなり触れたことがないとなかなか難しい。副題の通りに本書を「はじめて」に選ぶと挫折する方も多いかと(類書を何冊も読んでいても相当に難しかったです) とはいえ特にマルチバース理論が現代宇宙論においてどのように発展しているのか漠然とでも学べたのは良かった。宇宙の途方もない広がりに思いを馳せると頭がクラクラする思いだけど、まだまだ勉強を続けたい。最新の科学知識を仕入れることで最新のSFも楽しめるし自分なりの空想や思考もまたはかどる。
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☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆ https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BC14088482
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●宇宙論の対象 ・宇宙のより全般的な性質、たとえば宇宙全体の「形」はどうなっているのか、宇宙はどのようにして始まり、どのように終わるのか、といった問い →一般にイメージされる惑星系、銀河、銀河団等を調べるのは天文学、天体物理学の分野
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決して簡単に理解ができる内容ではない為、果たして自分の理解が何%程度なのかすら自覚できないものの、宇宙を考えると言うことの壮大さや日常の小ささ、地球であり、人類ができたことの奇跡的な偶然などを考えざるを得なくなる。後半に出てくる超弦理論、マルチバースのテーマはそのタイトルはよく目...
決して簡単に理解ができる内容ではない為、果たして自分の理解が何%程度なのかすら自覚できないものの、宇宙を考えると言うことの壮大さや日常の小ささ、地球であり、人類ができたことの奇跡的な偶然などを考えざるを得なくなる。後半に出てくる超弦理論、マルチバースのテーマはそのタイトルはよく目にするものの、内容の濃さ、複雑さに改めて驚愕した。
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展開する理論について行ってるとはまったく思わないが、無茶苦茶面白かった。この宇宙の始まりのところや、ダークマター、人間原理、マルチバースなど、変な表現だけど、解らんなりに腑に落ちた(^^)。ああ、宇宙論もここまで来てるんだ、との感慨深い本です。作者の筆力に感謝。
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新聞の広告で見て通販即買いで手に取った。 なるほど、最新の宇宙論ってそういうことが議論されているんだ。 数式は一切使用しないで最新の宇宙論を解説してくれている。最新の研究では、超弦理論をもとに「マルチバース」の存在を前提とした理論的な解決仮説が主流であること。 なるほど、たいしたものだ。
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宇宙論は好きなので何冊も読んでるけど、これは最近出た本だけあって最先端の話もあり、またとても丁寧に書いてくれていて、今までいまいち理解できてなかったこともよく理解できた。とても良書。
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面白い。 最新の宇宙論はどの辺まで来ているかって言うのを紹介していて非常に面白い。 今まで量子力学や宇宙論の本を読んだことのある方に適していると思う。 カバーしている範囲は広いがそれぞれ少し掘り下げて説明してあるので理解しやすい。 今までキワモノ扱いだと思っていたマルチバース論も...
面白い。 最新の宇宙論はどの辺まで来ているかって言うのを紹介していて非常に面白い。 今まで量子力学や宇宙論の本を読んだことのある方に適していると思う。 カバーしている範囲は広いがそれぞれ少し掘り下げて説明してあるので理解しやすい。 今までキワモノ扱いだと思っていたマルチバース論も理論の帰結として相当有力になっていると言うのも驚いた。
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ある程度の素養を持つ人(≒ブルーバックスの宇宙論の本を 読む人)に対し現代宇宙論をわかりやすく説明した本。大体 今までに目や耳にした説・内容であったが、その当時議論の 最前線であった説が、ほぼそうではないかと言っていい説に なっていたりして、時の流れを実感することができた。
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オーディブルで一度聞いたが、途中ででてくる図表が気になり紙本を買った。 量子力学とマルチバース理論がわかった。真空のエネルギー、ダークマター、なども。これら最新理論をわかりやすく解説するのは骨の折れる仕事だったと思う。労作。
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