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脱北航路 の商品レビュー

4.1

60件のお客様レビュー

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2024/10/19

こちらはかなさんからオススメしていただいた作品╰(*´︶`*)╯♡ やっと読めましたー! いつもありがとうございます♪ 私が今まで手にした月村さんの作品は実際にあった事件をもとにした作品ばかりで、今までなんとなく見ていたニュースでの出来事がぐっと身近になるという意味でいろんな...

こちらはかなさんからオススメしていただいた作品╰(*´︶`*)╯♡ やっと読めましたー! いつもありがとうございます♪ 私が今まで手にした月村さんの作品は実際にあった事件をもとにした作品ばかりで、今までなんとなく見ていたニュースでの出来事がぐっと身近になるという意味でいろんな刺激をもらえる作家さんです。いつも読んでよかったなと思わせてくれます。 今回は四十五年前に北朝鮮に連れ去られた拉致被害者と亡命を図る北朝鮮の軍人たちの物語 外国の話は人の名前が入ってこないので苦手なんですが、今回はスピード感がすごくて、もうわからないのも無視して読み進めてました。それぐらいの臨場感でした。面白かったです! 潜水艦での戦いは詳しくないですが、状況が目に浮かび、手に汗握る戦いに目が離せませんでした。 最後はもう泣いてました。。 この話はフィクションですが 実際にこんな日が来ることを願わずにはいられません。 いやもうすでに似たようなことは起きてて、ここまで知らされてないだけかもしれない。 日本政府の覚悟が決まらなくて救出に失敗しててもおかしくない。 とかいろいろ想像しちゃいますよね こういう作品を読むと より日本の政治家が嫌いになります 日本人一人一人の想いが向いてる方向と 国はどうして違う方向に行ってしまうんでしょう、、、 あとあまり北朝鮮のことは知らなかったんですが、本当にこういう生活なんだろうなというリアリティがありました。 すごく勉強になりました! もう少し他の月村さんの本も読んで、世界を広げていきたいです(*´ー`*) またオススメあれば教えて下さい♪

Posted byブクログ

2024/06/01

 前から読んでみたかった月村了衛さんの作品、まずはこの作品を図書館から借りてきました。あまりのスケールの大きさに、読んでいて圧倒されました。  北朝鮮の軍事演習にあわせて、政治指導員の辛吉夏(シン・ギルハ)大佐は、45年前日本から拉致された広野珠代を潜水艦11号に秘密裏に乗せる...

 前から読んでみたかった月村了衛さんの作品、まずはこの作品を図書館から借りてきました。あまりのスケールの大きさに、読んでいて圧倒されました。  北朝鮮の軍事演習にあわせて、政治指導員の辛吉夏(シン・ギルハ)大佐は、45年前日本から拉致された広野珠代を潜水艦11号に秘密裏に乗せることで、日本への亡命を画策する。潜水艦11号には、艦長の桂東月(ケ・ドンウォル)大佐以下、祖国に不満や反抗心を頂いている乗組員もいた…。老朽化した潜水艦11号は朝鮮人民軍からの猛攻撃を受けことになるが、その結末は…。  北朝鮮という国に嫌悪感を抱き、さらに亡命を受け容れる側の日本の政治勢力にもまた苛立ちを感じました。45年前の拉致被害者、広野珠代さんの叫びに涙しました。だけど、目の前に困っている、このままでは命さえ危ぶまれる人がいる…国なんてどうでもいい、ただ助けたい!!その思いだけで、突き進む岡崎さんと山本さんには熱いものを感じました。そして巡視船いわみの鈴本船長にも…。あぁ~すごくカッコいい!!よい読書時間を持てました。

Posted byブクログ

2024/01/28

北朝鮮海軍の潜水艦操船上の複雑な技術や周辺国との領海規則など、又北朝鮮国民の実情、軍の統制体制や海軍内部の兵員の本音について、作者はこの本を書くにあたって相当綿密に研究し情報収集を積み重ねたことが伺える。物語は日本の国民的悲願を背景に時機をえた希望的なストーリー構成で、かつ現実感...

北朝鮮海軍の潜水艦操船上の複雑な技術や周辺国との領海規則など、又北朝鮮国民の実情、軍の統制体制や海軍内部の兵員の本音について、作者はこの本を書くにあたって相当綿密に研究し情報収集を積み重ねたことが伺える。物語は日本の国民的悲願を背景に時機をえた希望的なストーリー構成で、かつ現実感溢れる作り込みになっている。潜水艦の精鋭搭乗員チームが日本へ脱出亡命するのに45年前の拉致被害者「横田めぐみ」さんを利用するという筋書きである。 テンポが速く緊張感のある、痛快なドラマであり、 読者は早々に引き込まれる。 読後、めぐみさんやお母さん、そして高齢な被害者救済の人達のことを考えると、早くこのようになってくれればと思うこと頻りである。 日本の警察・海上保安隊や自衛隊の当事者意識のない官僚的対応、そして何よりも政治家の酷さはフィクション上のバイアスなのか、政権の被害者救済の実際はどうなっているのか疑問が残る。やはり、この問題でも日本の政治に対する不信は増えることはあっても減ることはない。

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2023/07/29

国に裏切られた北朝鮮軍人が日本の拉致被害者を伴って亡命を図るが、北朝鮮も総力を掛けて亡命を阻止にかかります。無事亡命出来るか、そして何故、危険を犯してまで日本人拉致被害者を伴うか。 日本と北朝鮮の内部事情や外国を絡めたストーリーやバトルシーンは流石の一言。ただ、少しキャラクターや...

国に裏切られた北朝鮮軍人が日本の拉致被害者を伴って亡命を図るが、北朝鮮も総力を掛けて亡命を阻止にかかります。無事亡命出来るか、そして何故、危険を犯してまで日本人拉致被害者を伴うか。 日本と北朝鮮の内部事情や外国を絡めたストーリーやバトルシーンは流石の一言。ただ、少しキャラクターや背景の厚みが弱く、小説としては星3つ。 恐らく拉致被害者に対する日本政府の考え方や対応を見せたかったのだと思います。多分、こうなんだろなと呆れるばかりでした。

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2023/07/15

「いろいろと物足りない」 北朝鮮の潜水艦乗りたちが拉致被害者を日本に連れ帰る人間模様。脱北を企てる艦長と政治指導員の動機が弱い。帯に書かれた特殊部隊、爆撃機、魚雷艇、対潜ヘリ、コルベット艦との戦いを期待していたが、一行で終わっていつの間にか最後のライバルとの戦いを迎える。もっと...

「いろいろと物足りない」 北朝鮮の潜水艦乗りたちが拉致被害者を日本に連れ帰る人間模様。脱北を企てる艦長と政治指導員の動機が弱い。帯に書かれた特殊部隊、爆撃機、魚雷艇、対潜ヘリ、コルベット艦との戦いを期待していたが、一行で終わっていつの間にか最後のライバルとの戦いを迎える。もっとその満身創痍に至るまでの経緯を読みたかった。対潜ラストバトル後の様子については、作者の現在の日本に対する不満が流れ出す。『東京輪舞』の時もそうだったけど、だからどうなのか、あと一歩踏み込みが足りず安直なドラマで終わってしまった。

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2023/06/18

四十五年前に日本から拉致された女性を連れて、北朝鮮から日本への亡命を試みる桂東月大佐。潜水艦によるその亡命に、次々と襲い掛かる追っ手の攻撃。彼らは無事日本にたどり着くことができるのか。その一方で日本側はどのような対応をするのか。アクション感も満載の、スリリングなサスペンスです。 ...

四十五年前に日本から拉致された女性を連れて、北朝鮮から日本への亡命を試みる桂東月大佐。潜水艦によるその亡命に、次々と襲い掛かる追っ手の攻撃。彼らは無事日本にたどり着くことができるのか。その一方で日本側はどのような対応をするのか。アクション感も満載の、スリリングなサスペンスです。 北朝鮮に対していいイメージを持つ人は少ないと思うのですが、しかし北朝鮮の人であっても自国に疑問を持つ人は少なくないと思います。だからこそ逃げ出そうとする彼らにはひたすら頑張ってほしいという応援の気持ちばかりでした。とにかく熱い、どこまでも熱い物語に打ちのめされます。 その点、日本側の対応には冷めた目線になってしまいますね。ほんと、こういうことってありそうだもの。そんな中で四十五年前の悔恨を抱えたまま、現状に立ち向かおうとする二人の老人が実に素敵。ラストはまあ大団円を予想しますが。それでもどきどきさせられました。

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2023/05/10

北朝鮮軍の大演習時、政治局員を乗せた北朝鮮海軍の潜水艦が日本への亡命を図る。 その潜水艦には日本人拉致被害者を乗せている。 拉致被害者は亡命する潜水艦が北朝鮮の罠ではないことを証明し、且つ亡命、保護を確実なものとする命綱。 しかし、潜水艦乗組員と政治局員、かの国ではお互いけん...

北朝鮮軍の大演習時、政治局員を乗せた北朝鮮海軍の潜水艦が日本への亡命を図る。 その潜水艦には日本人拉致被害者を乗せている。 拉致被害者は亡命する潜水艦が北朝鮮の罠ではないことを証明し、且つ亡命、保護を確実なものとする命綱。 しかし、潜水艦乗組員と政治局員、かの国ではお互いけん制しあう仲であるが、なぜ同じ目的で行動することになったのか? 逃亡後、執拗に追ってくる北朝鮮軍を潜水艦は逃げることができるのか? また、日本は拉致被害者が乗船しているからと言って、すんなり受け入れるのか?

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2023/04/07

北朝鮮の登場人物の名前の読み方が覚えられないので毎回読み仮名を打っていただきたい。 それだけで登場人物への感情移入の度合いも変わる。

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2023/04/03

タイトル通り北朝鮮からの潜水艦の亡命エンタテイメント。 出だしから緊迫感が半端なく、一気に読ませられました。 見どころの一つは潜水艦による戦闘で、漫画「沈黙の艦隊」や映画「レッドオクトーバーを追え」を彷彿しました。 もう一つの見どころは、日本人拉致被害者への思いで、日本人拉致被...

タイトル通り北朝鮮からの潜水艦の亡命エンタテイメント。 出だしから緊迫感が半端なく、一気に読ませられました。 見どころの一つは潜水艦による戦闘で、漫画「沈黙の艦隊」や映画「レッドオクトーバーを追え」を彷彿しました。 もう一つの見どころは、日本人拉致被害者への思いで、日本人拉致被害者を載せて亡命するというところは亡命者たちの計算とはいえ、日本での受け入れ側で日本人の良心が爆発するところですね。 最終章のタイトルに「絶望の朝」とあったので、ラストまで手に汗を握ってしまいました。 日本人側の政治家や官僚の中にも良心があるというところが無かったのが絶望なのかな。

Posted byブクログ

2023/03/21

ハラハラドキドキ、これぞ冒険小説!拉致は 酷いし、必ずしも、単純な話しではないのだろうが潜水艦の戦いは、眼を離せない。

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