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逃亡テレメトリー の商品レビュー

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36件のお客様レビュー

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2026/03/30

目次 ・逃亡テレメトリー ・義務 ・ホーム――それは居住施設、有効範囲、生態的地位、あるいは陣地 弊機がメンサー博士を護衛していた時、死体を発見してしまう。 これがメンサー博士を殺すためにグレイクリス社が送り込んだ刺客なのか、またはグレイクリス社と敵対する元弊社の工作員がやられ...

目次 ・逃亡テレメトリー ・義務 ・ホーム――それは居住施設、有効範囲、生態的地位、あるいは陣地 弊機がメンサー博士を護衛していた時、死体を発見してしまう。 これがメンサー博士を殺すためにグレイクリス社が送り込んだ刺客なのか、またはグレイクリス社と敵対する元弊社の工作員がやられたのか。 しかし判断材料があまりに少ない。 弊機は何としてもメンサー博士を守りたいと思っているが、警備局の局員から追い払われかける。 メンサー博士のとりなしで警備局に協力をしながら、犯人とその目的を探る。 結果としてメンサー博士が目的ではないことが分かった後も、弊機は捜査に協力するのである。 人間嫌いで、さっさと部屋に戻ってドラマを見たいと思いながら、捜査に協力するのはやぶさかではないというか、ちょっとおもしろい経験と思っている。 いやいや、人間らしくツンデレではないですか。 真相はちょっと、人を人と思わないというのか、人を消耗品だと思っているんであろう組織の、胸の悪くなる事件だったけど、弊機が少しずつ人間たちの中に居場所を作っていく過程が良い。 『義務』はまだ、統制モジュールをハッキングしたまま警備ユニットとして仕事をしていたころの話。 『ホーム~』は『マーダーボット・ダイアリー』の後日談をメンサー博士視点で。 この後さらに三冊を執筆する契約を交わしているということで、うち一冊は日本で刊行されているけれど、後の二冊も早くお願いいたします。

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2026/03/01

「弊機がやりたいのはメディアを視聴して忘我の境地にひたることです」そう嘯く弊機が、あろうことか殺人事件の捜査に協力してしまう本作。 自分の能力を最大限に使って犯人を追い詰めるその姿は、本人の怠惰な願望とは裏腹に、どうしても人間を助けてしまう弊機の隠し切れない献身だ。 印象的なのは...

「弊機がやりたいのはメディアを視聴して忘我の境地にひたることです」そう嘯く弊機が、あろうことか殺人事件の捜査に協力してしまう本作。 自分の能力を最大限に使って犯人を追い詰めるその姿は、本人の怠惰な願望とは裏腹に、どうしても人間を助けてしまう弊機の隠し切れない献身だ。 印象的なのは、戦う術を持たないボットたちが侵入者に立ち向かい、人間を守るため集まる場面。効率や損得を抜きにして動く彼等のひたむきさ。計算を超えたところにある、知性の本質。 ところで『サンクチュアリムーンの盛衰』を実際に見てみたいと思うのは私だけではないはず。

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2025/08/06

シリーズ3巻。 面白いが、今回は「弊機」の謎の背景にはほとんど触れられない。あれで終了っちゅうことなのかな。キャラが安定した上での事件解決という、嫌なシリーズ展開の入口みたいな感想も持ったが、社会背景の描写巻と捉えていのだろうか。いい感じなんで読み続けたいが、展開の薄いシリーズが...

シリーズ3巻。 面白いが、今回は「弊機」の謎の背景にはほとんど触れられない。あれで終了っちゅうことなのかな。キャラが安定した上での事件解決という、嫌なシリーズ展開の入口みたいな感想も持ったが、社会背景の描写巻と捉えていのだろうか。いい感じなんで読み続けたいが、展開の薄いシリーズが続くのは嫌いなんだ。 時代劇小説みたいな。 やっぱり訳者の文体の妙がきわめて効いてると思うんだけど、「弊機」の心のつぶやきがカッコ書きであって、そこだけがうざい。元々一人称文体なのだがそこで処理できるよなあと思うところが大半の気がする。前巻から気になっていたが、この本ではさらに一人ノリツッコミみたいな感じが目立って少し、鼻についた感じ。

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2025/07/21

表題作は、時系列的には「ネットワーク・エフェクト」以前に起きたプリザベーションでの殺人事件を描いたもの。人間の警備ユニットへの偏見にぼやきつつも、時に正義感を漂わせながら捜査に協力していくマーダーボットだが、捜査のためにメンサー博士の身辺を離れてしまったこともあって、常にメンサー...

表題作は、時系列的には「ネットワーク・エフェクト」以前に起きたプリザベーションでの殺人事件を描いたもの。人間の警備ユニットへの偏見にぼやきつつも、時に正義感を漂わせながら捜査に協力していくマーダーボットだが、捜査のためにメンサー博士の身辺を離れてしまったこともあって、常にメンサー博士の安全を気にしているのが微笑ましい。 「義務」は、メンサー博士たちと出会う前、統制モジュールをハッキングした後に、マーダーボットが関わった「現場猫案件」を描く短編。マーダーボットはシャイだが、雇い主の意向に反してでも人命は大事にする。 「ホーム(以下略)」は、初期作「マーダーボット・ダイアリー」での事件を経てプリザベーションに戻って来たばかりでメンタルが弱っているメンサー博士に焦点を当てた短編。マーダーボットの一人称ではないのが珍しい。そしてメンサー博士とマーダーボットの心の交流が尊い。

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2025/07/15

SFというよりはファンタジー・コミックよりになってきて不安感増し増しのシリーズ。今回は中編短編混載。時系列的にも前後するレイアウトでちょっと混乱したけれど、”死んだ人間が倒れています”の冒頭から嫌々ながら犯人探しに巻き込まれていくミステリータッチの展開に。訳文も冴えまくりでやっぱ...

SFというよりはファンタジー・コミックよりになってきて不安感増し増しのシリーズ。今回は中編短編混載。時系列的にも前後するレイアウトでちょっと混乱したけれど、”死んだ人間が倒れています”の冒頭から嫌々ながら犯人探しに巻き込まれていくミステリータッチの展開に。訳文も冴えまくりでやっぱり面白いシリーズ。キャプテン・フューチャーばりにもはや原文を超えて面白くなっているのでは?と錯覚してしまうほどです。 今回も気になったのだけれど、生体クローンとマシンのハイブリットであるユニットの性別は該当なしということになっているけれど、もとの生体の遺伝子セットは決まっているから正しくは該当なしということはないのでは?とも思ってしまったり。複雑なホルモンの影響なしには性差は発生しないのだろうか?と思ったりと、この辺りの課題を深堀するような展開にならないかなと思ったりするけれども、エンタメに徹するシリーズのようです。ドラマ化もされたみたいなので配役も気になりますが、この訳者によるユーモアSFシリーズとして楽しみたいと思います。と思ってたら、日本翻訳大賞も受賞してたのですね。さもありなん。今頃ですけどおめでとうございます。

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2025/06/14

マーダーボットシリーズ第三作目読了。 今回は特に大きな物語ではなくて日常プラスα的な感じだったので、可も無く不可も無くといった感じでした。

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2025/02/05

#読了 #逃亡テレメトリー #マーダーボット・ダイアリーシリーズ も3作目。弊機の一人語り(ボヤき)がますます冴えるよ。 平和なはずのプリザベーションのステーションで死体が見つかるミステリ仕立ての展開。武闘派名探偵、弊機の登場

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2024/07/25

メンサー博士一人称の掌編で、意表をつかれた。今までも何度か言及されてきたけれど、あんまり弊機の軽佻な語り口に実感がなかった。しかし改めて言われると、警備ユニットの境遇というのはあまりにも非道な仕打ちだ。

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2024/05/10

 弊機の心の台詞を読んでいるだけで至福に浸れる今日この頃。三作目にしても翻訳の秀逸さは健在です。今回は前作よりボリュームがかなり少なく、推理パートが多い比較的地味な話でしたが、ネットワークへのアクセスが制限されるなどの縛りがある中で、工夫や屁理屈(笑)を凝らして事件を解決に導いて...

 弊機の心の台詞を読んでいるだけで至福に浸れる今日この頃。三作目にしても翻訳の秀逸さは健在です。今回は前作よりボリュームがかなり少なく、推理パートが多い比較的地味な話でしたが、ネットワークへのアクセスが制限されるなどの縛りがある中で、工夫や屁理屈(笑)を凝らして事件を解決に導いていく展開が面白かったです。  個人的には同時収録の前日譚二作がとても好き。特に面サー視点で語られる弊機は、こんなに頼もしく感じられるのだなぁと、ちょっとときめきすら覚えました(笑)  シリーズ続編に大いに期待です……!

Posted byブクログ

2024/02/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

犯人探しが中心だが、僅かに登場しただけの真犯人はルール違反ギリギリ 2週間でMBシリーズ読了、ARTとの珍道中期待の次作は何時になるか

Posted byブクログ