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逃亡テレメトリー の商品レビュー

4.1

31件のお客様レビュー

  1. 5つ

    7

  2. 4つ

    18

  3. 3つ

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  4. 2つ

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2024/07/25

メンサー博士一人称の掌編で、意表をつかれた。今までも何度か言及されてきたけれど、あんまり弊機の軽佻な語り口に実感がなかった。しかし改めて言われると、警備ユニットの境遇というのはあまりにも非道な仕打ちだ。

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2024/05/10

 弊機の心の台詞を読んでいるだけで至福に浸れる今日この頃。三作目にしても翻訳の秀逸さは健在です。今回は前作よりボリュームがかなり少なく、推理パートが多い比較的地味な話でしたが、ネットワークへのアクセスが制限されるなどの縛りがある中で、工夫や屁理屈(笑)を凝らして事件を解決に導いて...

 弊機の心の台詞を読んでいるだけで至福に浸れる今日この頃。三作目にしても翻訳の秀逸さは健在です。今回は前作よりボリュームがかなり少なく、推理パートが多い比較的地味な話でしたが、ネットワークへのアクセスが制限されるなどの縛りがある中で、工夫や屁理屈(笑)を凝らして事件を解決に導いていく展開が面白かったです。  個人的には同時収録の前日譚二作がとても好き。特に面サー視点で語られる弊機は、こんなに頼もしく感じられるのだなぁと、ちょっとときめきすら覚えました(笑)  シリーズ続編に大いに期待です……!

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2024/02/25
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犯人探しが中心だが、僅かに登場しただけの真犯人はルール違反ギリギリ 2週間でMBシリーズ読了、ARTとの珍道中期待の次作は何時になるか

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2023/07/21

やれやれと言いながら、「義務」だからと人助けする弊機の日常?短編。マーダボットダイアリーに比べると大人しい話だけど違う視点描かれてよかった。

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2023/06/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

すごく面白かった。一番好きな巻になったかもしれない。殺人事件の捜査する話と過去の弊機の話やメンサー視点の話が載ってた。第三者による弊機の外見描写は貴重なのでにやにやしちゃった。やっぱり?細いんだ。小柄でもないけどそこまで身長高いわけでもない?もっと情報欲しい。 次巻もめちゃくちゃ楽しみ。首長くして待ってる。弊機の大量殺戮のくだりはそのうちもう一度出して来そうだからそれを期待してる。メンサーとの関係も進むといいな。機械と人間の交流にほこほこする。また調査団たちで冒険して欲しいけど、しばらくはARTとの話が続きそう。それはそれで嬉しいし楽しみだけど。

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2023/05/26

弊機によるアクセス制限下での捜査のお話。そりゃそうよそろそろなにか能力に制約を付けないと無敵すぎるんだもの。

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2023/04/03

人型警備ユニットの“弊機”は紆余曲折の上にたどり着いたプリザベーション連合のステーション内で他殺体に遭遇する。 いろんなぼやきを脳内で垂れ流しつつ犯人探しを始める“弊機”だがそこには複雑な事情が絡んでいて……。 表題作含む3篇収録 表題作は中編。一作目と二作目の間の話。“弊機”...

人型警備ユニットの“弊機”は紆余曲折の上にたどり着いたプリザベーション連合のステーション内で他殺体に遭遇する。 いろんなぼやきを脳内で垂れ流しつつ犯人探しを始める“弊機”だがそこには複雑な事情が絡んでいて……。 表題作含む3篇収録 表題作は中編。一作目と二作目の間の話。“弊機”の独り言がすごい楽しい。割と喧嘩腰だよね(笑) 他に、メンサー達に会う前の“弊機”を描く「義務」と、プリザベーション連合に戻ったメンサー視点の「ホームーそれは居住施設、有効範囲、生態的地位、あるいは陣地」が短めの短編として収録。→ 「義務」が好きだなぁ。メンサーたちに会う前から“弊機”は“弊機”なんだよなぁ(笑)これは業務ではありません。人間がどうなろうと知りません。とか言いながら助けちゃうんだよねー。好き。 「ホーム」はメンサーたちチームのわちゃわちゃが楽しい。ラストはカッコいい!

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2023/03/24

表題作の中編と二つの短編が収録されている。 ただし、時系列では全くバラバラのお話。 「暴走テレメトリー」ではミステリーの探偵役となるが、やっぱり「潜入」シーンが一番の見どころ。 「義務)は非常に短いが、とても印象的なお話。 「ホーム……」では、これまで全て「弊機」の一人称だった...

表題作の中編と二つの短編が収録されている。 ただし、時系列では全くバラバラのお話。 「暴走テレメトリー」ではミステリーの探偵役となるが、やっぱり「潜入」シーンが一番の見どころ。 「義務)は非常に短いが、とても印象的なお話。 「ホーム……」では、これまで全て「弊機」の一人称だったものがメンサー博士目線となり、チョット新鮮。 最初のワクワク感は減少したものの、相変わらず楽しいから、まだまだ読みたい物語です。

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2023/02/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

はい、今回も可愛いマーダーボットくんの活躍記。 時系列的には、『ネットワーク・エフェクト』の前ということです。オチはなるほど、悩ましいなあと思ってしまいました。短編集という形で、二つ目のある過去の人とのかかわりの一場面も、メンサー視点の三つ目も好きでした。 「こちらもでくの坊はやめます」 「警備ユニットは僕の頭の上を跳び越えて走っていったんだよ!」 「必要なら抱きついてもかまいませんよ」 さらに三冊は出るそうなので、本当に楽しみ笑! アニメ化、しないんですか?シリーズものに向いていると思うのですが。。

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2023/01/31

語り手(主人公)が「弊機」という一人称を使うことで人間と機械の中間存在であることを読者が絶えず意識させられるのが本シリーズの醍醐味のひとつなのだが、原文は“I“ であり訳者の造語であることが巻末解説で明かされており、その一事をもってしてもSF初の日本翻訳大賞に値することが納得でき...

語り手(主人公)が「弊機」という一人称を使うことで人間と機械の中間存在であることを読者が絶えず意識させられるのが本シリーズの醍醐味のひとつなのだが、原文は“I“ であり訳者の造語であることが巻末解説で明かされており、その一事をもってしてもSF初の日本翻訳大賞に値することが納得できる。最低3冊のシリーズ続刊が決定しているという嬉しいニュースも解説にあった。

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