陰謀論とニセ科学 あなたもだまされている の商品レビュー
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陰謀論に騙されるな!しっかり調べようみたいなお話です。 途中で出てきた北朝鮮拉致事件も元々は陰謀論だったというお話を聞いて、逆に陰謀論支持派に傾きそうになりました。
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昔からあるものから、最近のものまで陰謀論、似非科学を紹介し、科学的に証拠がないと論じている。 一つ一つの陰謀論についての検証は、さらっと紹介されている程度だが、水、EM、水の伝言については、訴訟絡みもあり、また、地方自治体や、学校、政治の世界にまで拡がっていることを憂えてか、著...
昔からあるものから、最近のものまで陰謀論、似非科学を紹介し、科学的に証拠がないと論じている。 一つ一つの陰謀論についての検証は、さらっと紹介されている程度だが、水、EM、水の伝言については、訴訟絡みもあり、また、地方自治体や、学校、政治の世界にまで拡がっていることを憂えてか、著者本人の思い入れが強いようで、多くのページを割いて批判している。 北朝鮮の日本人拉致も昔は陰謀論として語られていたと聞くと陰謀論と陰謀の境目がよく分からなくなってくるが、 似非化学については、論文や複数の研究で証明されているかだったり、波動、共鳴、クラスター、エネルギー、自然、万能などの言葉が列挙されていないかなどチェックポイントが挙げられているので参考になった。 ここで紹介されていなかった陰謀論、似非科学についても、検証してほしいところだ。
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タイトル通りで、昔からの有名な事例とか、最近の事例も挙げて、説明。 軽いし特段問題無く流し読んだが、ちょっと気になるのは、反ワクチン。 ばかちんも沢山いたが、科学的な視点からの、反対意見もあった。別段それを論って反ワクチンと言っているわけではないが、これだけ読むと「ワクチンは素...
タイトル通りで、昔からの有名な事例とか、最近の事例も挙げて、説明。 軽いし特段問題無く流し読んだが、ちょっと気になるのは、反ワクチン。 ばかちんも沢山いたが、科学的な視点からの、反対意見もあった。別段それを論って反ワクチンと言っているわけではないが、これだけ読むと「ワクチンは素晴らしい、反対する人はみんな似非科学だ」とか思われかねず、この本が「似非科学」拡散に資しかねない。 ページ数とか考えたらしょうがないんだろうが、なんにしろ、情報リテラシーは重要。
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巷を騒がせるような陰謀論とニセ科学について大概のものを収集じ、丁寧に科学的根拠をあげ否定しています。ここまで網羅的にまとめた本は、なかったと思います。これらをもとにした悪徳商法も盛んです。陰謀論やニセ科学の見破り方、なぜ騙されてしまうかのメカニズムも載っています。知は力。被害を予...
巷を騒がせるような陰謀論とニセ科学について大概のものを収集じ、丁寧に科学的根拠をあげ否定しています。ここまで網羅的にまとめた本は、なかったと思います。これらをもとにした悪徳商法も盛んです。陰謀論やニセ科学の見破り方、なぜ騙されてしまうかのメカニズムも載っています。知は力。被害を予防する観点でも一読の価値はあります。
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世に溢れる陰謀論や、ニセ科学を基にした詐欺まがいの民間療法・健康産業を糾弾している。よほど詐欺絡みの事例は許せないのか、実名や実書も挙げており、訴訟に至った例もある。 前半の方で「陰謀論を信じ込む人には何を言っても議論は平行線になる」と、身も蓋もないことが述べられている。つまり...
世に溢れる陰謀論や、ニセ科学を基にした詐欺まがいの民間療法・健康産業を糾弾している。よほど詐欺絡みの事例は許せないのか、実名や実書も挙げており、訴訟に至った例もある。 前半の方で「陰謀論を信じ込む人には何を言っても議論は平行線になる」と、身も蓋もないことが述べられている。つまり、この本は騙されて信じ込んでしまった人は読んでも意味がなく、「騙されないようにしよう」という啓蒙だ。 数々のトンデモ話を科学的な裏付けで看破している。端から見れば「どう考えても怪しい」話も、信じ込んでしまった人には真実に映ってしまう。その背景も繰り返し説明されていて、人間という生き物の本質、本能がある限り、トンデモ話を信じてしまうことは無くならない。 軽くショックを受けた話題があった。有名アナウンサーだった人と世界的に有名な経営者だった人が、様々な理由からガンの治療を拒んで民間療法に走り、結果ガンの進行を招いて手遅れになってしまったこと、両名とも死の前にそれを後悔していた、という事例だった。
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いかにも科学的な言葉で惹き付けるような商品や事件に惑わされるな と警鐘を鳴らす内容。 有名なところでは、実はアポロ11号は月面に降り立っていない!と言うもの。かなり昔テレビでもやっていたな。空気のない月で、なぜ国旗が揺れるのかとか、月面から見た空(宇宙)は真っ暗なのに星一つ見え...
いかにも科学的な言葉で惹き付けるような商品や事件に惑わされるな と警鐘を鳴らす内容。 有名なところでは、実はアポロ11号は月面に降り立っていない!と言うもの。かなり昔テレビでもやっていたな。空気のない月で、なぜ国旗が揺れるのかとか、月面から見た空(宇宙)は真っ暗なのに星一つ見えない なんて。 それにはちゃんとした科学的理由がある。 またUFOの話しで最も有名なロズウェル事件。 オカルトっぽい内容では、こっくりさん、有名霊媒士、胎内記憶、ユリゲラーのマジック(?)、宗教団体による手かざし療法、ノストラダムスの大予言。これらも既にネタばれになっているが、一刀両断。 最近の例では、Qアノンや反ワクチン、スティーブジョブズなど有名人もはまった医療法。 なぜもこう人間って、普通なら信じられないものを信じてしまうのか。 これには訳があって、例え正確な情報や知識を得ていたとしても、時には情報を歪め、あえて誤認識するように働く「認知バイアス」と自分が信じていることを裏付ける証拠や議論ばかりに目を向け認知する人的傾向の「確証バイアス」があるからだと言う。 対処方法は色々な側面から柔軟に考えること。基本は「知は力」。 割とページを割いていたのが、胡散臭い水商品とEM菌。 これも普通だったら引っ掛かるとは思えないのだが、敵もさるもので、フェーク話で上手く宣伝をし、マインドコントロールしているんだろう。実際訴訟では、全く科学的根拠が無いと敗訴している。 にも関わらずだ、特に自民党の政治家さま方は、バックアップ団体と見られる組織の役員にご就任されているようで(しかも安倍政権時代)、何だか今の旧統一協会スキャンダルそのものじゃないの? と言うような現実的な話しも見えてきて、興味が増した。
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似非科学についてユリ・ゲラーやノストラダムスといった懐かしいものからQアノンまでかなり広範に扱っている。著者が代表をつとめているという雑誌の宣伝がやや過剰に繰り返されておりやや興ざめ。 著者は科学者らしく「ポジティブな証拠がない=デマ」と片付けてしまうのだけど、このへんは好き好きかも。特に健康に関することは高いお金を払わされたりするのでなければある程度は個人の自由かなぁと思った。ローフードやビタミン信仰など、効果がないか、あったとしてもごく微量なことが明白なものは世の中に溢れているけれど、他人に迷惑をかけない範囲で楽しんでいればそれはそれでいいのでは。わざわざ啓蒙する必要もないように感じた。
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陰謀論とニセ科学のカタログであり、それ以上でも以下でも なかった。その背景や人が騙されてしまう仕掛け、予防法 などに焦点を当てた本をもう1冊読まないと。
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陰謀論とニセ科学とは 第1章 有名陰謀論を解剖する アポロ疑惑 9.11テロ事件 地震兵器 気象兵器 ロズウェル事件 影の世界支配機関 都市伝説 陰謀は存在する 第2章 オカルト&ニセ科学の「霊」と「超能力」 フォックス姉妹こっくりさん 前世の記憶 超能力ブーム 手かざし治療師 ...
陰謀論とニセ科学とは 第1章 有名陰謀論を解剖する アポロ疑惑 9.11テロ事件 地震兵器 気象兵器 ロズウェル事件 影の世界支配機関 都市伝説 陰謀は存在する 第2章 オカルト&ニセ科学の「霊」と「超能力」 フォックス姉妹こっくりさん 前世の記憶 超能力ブーム 手かざし治療師 ノストラダムス 第3章 Qアノン陰謀論から反ワクチンまで 第4章 日常生活に入り込むニセ科学 がん治療 サプリ ベータカロチン デトックス ゲームの脳 農薬と有機農法 第5章 なぜ水商品にはニセ科学的なものが多いのか 第6章 「水からの伝言」と「EM」を解剖する 第7章 なぜ「陰謀論」や「ニセ科学」を信じてしまうのか
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現在でも信じられている様々な陰謀論やオカルトを科学的に批判した一冊。 特に陰謀論はコロナの流行やロシアのウクライナ侵攻によってさらに勢力を拡大しており、それに流されないためにも読むことを推奨したい。 オカルトや陰謀論に対して自分も心躍ることはあるが、あくまでフィクションであり、現...
現在でも信じられている様々な陰謀論やオカルトを科学的に批判した一冊。 特に陰謀論はコロナの流行やロシアのウクライナ侵攻によってさらに勢力を拡大しており、それに流されないためにも読むことを推奨したい。 オカルトや陰謀論に対して自分も心躍ることはあるが、あくまでフィクションであり、現実ではないということを心に留めておきたい。
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