儲かる企業は必ずやっている「見えないコスト」削減! の商品レビュー
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見えないコスト= 発生しているが、金額が特定できないコスト 算出が難しく、正しく数値把握できない項目のコスト 費目として分類できず、実態が見えないコスト 改善活動の対象外→改善すれば効果が見込める 高コスト体質=管理能力低い、コスト水準が高い 低コスト体質=管理能力高い、コスト水準が低い 見えないコストに気づかない ・同業他社の実態を知らず、動きに取り残されている ・無駄と分かっていても止められない ・部門間に存在するロスに、部門単独で対応できない 見えないコストを助長 ・生産環境に合わない生産方式 ・改善難易度が上昇 ・従業員の教育水準が低下 ・全体最適思考の欠如 フローコスト= 業務フローに沿って発生するコストを集計 業務の非効率→高コスト体質 業務フロー:以下の6フロー 営業、生産管理、調達、製造、設計、内部管理 生産管理フロー 生産計画の変更→製造リードタイム短縮 トラブル抑え込み 生産フロー(=生産管理フロー+製造フロー)短縮 製造フロー ネック工程対策、TOC 生産性管理:プロセスの評価指標 生産安定性 設備・品質・労働・調達・計画 調達フロー 納期管理 設計 :出図遅れ、図面不備、特殊仕様 生産管理:予測と実需 製造 :部資材納期、品質 設計フロー 出図遅れ 設計外注管理 設計:開発→製品→生産(コストダウン視点で検図) 営業フロー 受注前活動(顧客要求→要件定義→仕様:設計部門) 業務フローの標準化、順守 製品終息 内部管理フロー 間接業務 仕事は増える 判断・伝達 見えないコストの削減 集中型、タスクフォース ルール・仕組みを変える 全体最適 見えないコストの削減の方向性 ・モノづくりの仕組みを変える ・業務フローの単純化・高速化 ・仕事の総量削減 モノづくりの仕組み リードタイム削減→一気通貫 基準日程計画(各工程の着手・完了を連動) 生産パターン、停滞時間の削減 整流化、層流化、同期化 生産フロー全体、生産変動 業務フローの単純化・高速化 単純化 業務機能設計 基本機能→一次→2次…→実務・作業(五次程度) 業務フローの再設計 高速化 実務処理、情報伝達ルート ルーチンワーク 仕事の総量削減 無くす→減らす→効率を上げる 結果・効果 総原価の低減 キャッシュフロー:現金の増加 指標 CPI(Cash Production Index) =創出利益(工場売上ー外部流出コスト)/総投入時間 DX 最終目的:競争力強化
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第1章 「見えないコスト」が存在する 1 日本の生産性は低い (1)こんなに低い日本の労働生産性 (2)作り方が何も変わっていない (3)業務フローが複雑になっている (4)「改善」は得意だが「改革」は苦手 (5)生産性が上がらない理由 2 「見えるコスト」と「見えないコスト」 ...
第1章 「見えないコスト」が存在する 1 日本の生産性は低い (1)こんなに低い日本の労働生産性 (2)作り方が何も変わっていない (3)業務フローが複雑になっている (4)「改善」は得意だが「改革」は苦手 (5)生産性が上がらない理由 2 「見えるコスト」と「見えないコスト」 (1)原価の見方の多様性 (2)「見えるコスト」と「見えないコスト」の決定的な違い (3)「見えないコスト」は放置されている (4)高コスト体質と低コスト体質 (5)「見えないコスト」の典型例 3 「見えないコスト」に気づかない (1)世間の動きに合わせて対応できない (2)ムダとわかっていてもやめられない (3)大きなロスは部門間に存在する (4)「見えないコスト」が放置される理由 4 「見えないコスト」を助長する諸要因 (1)生産環境に合わない生産方式 (2)改善難易度が上昇している (3)従業員の教育水準が低下している (4)全体最適思考の欠如 5 フローコストという考え方 (1)フローコストとは何か (2)業務の非効率さが高コスト体質を作る (3)製造業における6つの基本フロー (4)フローコスト分析で実態把握 (5)コストはすべて人件費 第2章 基本フローにおける「見えないコスト」と改善策 1 生産管理フローにおける「見えないコスト」 (1)生産管理フローの目的と機能 (2)生産計画の変更が諸悪の根源 (3)生産計画体系に起因するロス (4)緻密な生産指示と進捗管理 (5)生産管理システムとの整合性 2 製造フローにおける「見えないコスト」 (1)製造フローの目的と機能 (2)ネック工程対策の遅れ (3)生産性管理の徹底不足 (4)人員配置体制の問題点 (5)生産安定性の5要素 3 調達フローにおける「見えないコスト」 (1)調達フローの目的と機能 (2)納期管理が最大のポイント (3)設計部門と調達部門間の問題点 (4)生産管理部門と調達部門間の問題点(予測系と実需系の生産計画) (5)製造部門と調達部門間の問題点 (6)購買·外注先と調達部門間の問題点 4 設計フローにおける「見えないコスト」 (1)設計フローの目的と機能 (2)顧客起因の出図遅れ (3)自社起因の出図遅れ (4)設計外注管理における問題点 (5)生産設計という考え方が必要 5 営業フローにおける「見えないコスト」 (1)営業フローの目的と機能 (2)受注前活動の徹底が必要 (3)営業フローはいろいろな「差」が発生しやすい (4)スクラップ&ビルド戦略を有効に活用する 6 内部管理フローにおける「見えないコスト」 (1)内部管理フローの目的と機能 (2)間接業務とは情報を加工すること (3)管理しなければ必ず仕事は増えていく (4)判断業務と伝達業務が仕事の大半 第3章 「見えないコスト」削減活動の進め方 1 「見えないコスト」削減の考え方と取り組み方 (1)「見えるコスト」削減から「見えないコスト」削減へ (2)改善も分散型から集中型へ (3)全体最適思考の中で考える (4)「見えないコスト」削減の3つの方向性 2 モノづくりの仕組みを変えていく (1)リードタイムを切り口にする意味 (2)生産計画の立て方と現場への生産指示の出し方 (3)モノの流れをコントロールする取り組み (4)生産フロー全体の流れを制御する (5)生産変動に対処するための取り組み 3 業務フローを単純化・高速化していく (1)業務フロー改善のキーは単純化·高速化 (2)各部門の本来業務を明確にする業務機能設計 (3)業務フローの再設計の手順 (4)業務フローの高速化を進める (5)ルーチンワーク化の高速化 4 仕事の総量を減らしていく (1)仕事の総量を減らせば確実に効率は上がる (2)「無くす改善」を先に進める (3)「減らす改善」の実施 (4)従来の改善活動のイメージに近い「効率を上げる改善」 (5)偶発トラブルの未然防止 第4章 仕組みを変えてコストを下げる 1 「見えないコスト」削減の結果はどこに現れるか (1)総原価が下がっていくイメージ (2)コストアップの原因は各種トラブル (3)キャッシュフローに着目する (4)正しい指標で評価する 2 DXで構造改革を促進する (1)日本企業は構造改革が必要 (2)DXが現状打破の切り口になる (3)社内構造のフラット化を推進する (4)DXの5つのステップ (5)DXと「見えないコスト」削減との関連性 3 最終目的は競争力強化であることを忘れない (1)全体最適改善は狙って行うもの (2)分析的アプローチからの脱却 (3)人材育成が未来を決める (4)仕組みを変えればコストは下がる
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