1,800円以上の注文で送料無料

人生の経営 の商品レビュー

4.3

9件のお客様レビュー

  1. 5つ

    3

  2. 4つ

    4

  3. 3つ

    1

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2024/04/12

出井伸之氏の本が読みたくて購入。 ソニーで最初の新卒入社のサラリーマン経営者の出井氏が、ソニーとは真逆のことがしたいと後半生のキャリア論が書かれている。会社にも定年にもしばられない生き方が学べる名著。

Posted byブクログ

2023/11/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「ソニー再生」を読んだのをきっかけに改めてソニーという会社、文化に興味を持ち、出井さんの本も読んでみた。 ソニーから離れたあと、80代にしてベンチャー企業「クオンタムリープ」を経営していた方による、「いくつになってもチャレンジできる人が人生を豊かにできる」というのは説得力のある言葉だと感じた。 タイトルのとおり自分の人生を経営するか、切り開いていくのかという点に重きが置かれているが、会社での働き方という点でもいろいろなアドバイスが記載されており、さらの日本の課題、今後日本はどうしていくべきかといった点にまで話が及んでおり、学ぶことが多くあった。 全体として感じたのは、盛田さん同様、ソニーという会社は未来を予測する力のが非常に優れた人が経営にあたっているのだなということ、また、 経営者の考えが、ソニーの個を尊重する自由な社風を創り上げているのだということだった。 型にはまらない、挑戦し続けるという点では、平井さんも出井さんもソニーの経営から退いたのに、個人でやってみたかった事業に新たに取り組まれており、いつまでも名誉会長などとして残るよくある他企業の経営者と対象的だと感じた。 一般論に終始するビジネス書と異なり、その人の生き方や人生哲学を通して、ビジネス以外も含めて深く様々なことを学べ、こういった経営者の著作を読むのは有意義だと感じ、他にも読んでみたい。

Posted byブクログ

2023/01/29

出井伸之「人生の経営」読了。ゲームGran Turismoで、ソニーが開発したAI、GT Sophyが世界王座を打ち負かして早1年近くが経つ。昨年4月出版の本書はオーディオメーカーから現在のソニーへ大転換を先導し昨年6月に亡くなった著者の遺言のように感じた。出井さんの先見性とメッ...

出井伸之「人生の経営」読了。ゲームGran Turismoで、ソニーが開発したAI、GT Sophyが世界王座を打ち負かして早1年近くが経つ。昨年4月出版の本書はオーディオメーカーから現在のソニーへ大転換を先導し昨年6月に亡くなった著者の遺言のように感じた。出井さんの先見性とメッセージに心が熱くなった。

Posted byブクログ

2022/08/14

「越境」 この言葉が本書を読んで私の心に残った言葉だ。 私の価値観の1つに「影響」があるがもしかしたら私は「越境」を大事にしているのではないかと感じた。もう少し自分の価値観を掘ってみたい。 本書の内容は出井氏の価値観やこれから日本を担う社会人へ向けての温かいメッセージ性を感じた...

「越境」 この言葉が本書を読んで私の心に残った言葉だ。 私の価値観の1つに「影響」があるがもしかしたら私は「越境」を大事にしているのではないかと感じた。もう少し自分の価値観を掘ってみたい。 本書の内容は出井氏の価値観やこれから日本を担う社会人へ向けての温かいメッセージ性を感じた。 会社員は不自由で遅れた雇用形態のような風潮が最近ではあるが会社員だからこそできる事をもっと考えて、もっと自由に、もっとチャレンジングに、越境していく… いやむしろ越境していきたい‼︎とすごく心がワクワクした‼︎ これからの仕事はAIにとって変わられるとも言われて久しいがそれを以下のようにうまく表していて非常に参考になった。 それは「ワーキング・クラス」と「クリエイティブ・クラス」の2つの階層である。 【ワーキング・クラスは同じことを繰り返していく立場に対し、「クリエイティブ・クラス」は何かの価値を生み出す立場だ。 ワーキング・クラスは次から次へと代わりとなる人材が出てくるので、自身のキャリアが広がっていかないおそれがある。 そのためどこかの時点でワーキング・クラスからクリエイティブ・クラスに転換する必要がある。 そのためには常に自分の価値(バリュー)を意識して、バリューを高めるためには何が必要かを考えることが重要だ。】とのこと。 仕事がすべてパキッとワーキングクラスとクリエイティブクラスに分けられるものではないが、替えが効かない人材としてはクリエイティブな仕事のウェイトを広げていく必要がある。 今の私の仕事のワーキングとクリエイティブのウェイトはどうだろうかと考えてみた。 感覚としての割合は1:9や、2:8位でクリエイティブのウェートを多くした仕事ができているのではと考える。 とは言え良いと思っていた1つの分野に関して尖っていく事によってのクリエイティブクラスにはなれてきていそうだが越境はしていない。 今までついた職種も限られてきているし、経験したことないことも非常に多い。 なのでもしかしたらこれからの私にとっての重要なキーワードは「越境」だと思う。 これを思った時に1つ感じた事は、去年の10月からのミッションだ。 今までの専門領域から少し別の専門領域のミッションを与えられている。 大きくは育成の分野として関わっているためそこまで越境している感覚はなかったが、扱う商材が違うため考え方や関わる人たちは大きく異なっていた。 それによって私の業務内容も変わり、今ものすごく楽しく仕事ができている これもまさに越境がもたらした恩恵ではないか… 越境…うん、なんだかワクワクする‼︎ ==== ジャンル:スキルアップ・キャリア リーダーシップ・マネジメント 出版社:小学館 定価:880円(税込) 出版日:2022年04月05日 ==== 出井伸之(いでい のぶゆき) 1937年、東京都生まれ。60年早稲田大学卒業後、ソニー入社。主に欧州での海外事業に従事。オーディオ事業部長、コンピュータ事業部長、ホームビデオ事業部長などを歴任した後、95年に社長就任。2000年から2005年までは会長兼グループCEOとして、ソニーの変革を主導した。退任後、2006年9月にクオンタムリープを設立。大企業の変革支援やベンチャー企業の育成支援などの活動を行う。NPO法人アジア・イノベーターズ・イニシアティブ理事長。2022年6月に死去。 ==== flier要約 https://www.flierinc.com/summary/3095

Posted byブクログ

2022/06/23

ワーキングクラス、クリエイティブクラス 新しい部署に行ったら勉強して10年いる顔をする 危機感がない要因に対する、歴史を知らないから。という仮説 地方活性という国内戦略とアジア共生という対外戦略の並列関係 春夏秋冬で捉える人生観 ヒントがたくさんある本かも

Posted byブクログ

2023/01/04

本書が出たばかりのタイミングで著者が亡くなった。 水曜日の朝刊には、緊急重版の広告が打たれた。 でもAmazonもヨドバシドットコムも電子版を除いて売り切れだ。 そんな時どうする。 所用で蛍池駅にポテンシャルがあった。 よってブックファーストで探す。 蛍池店の新書コーナーで見...

本書が出たばかりのタイミングで著者が亡くなった。 水曜日の朝刊には、緊急重版の広告が打たれた。 でもAmazonもヨドバシドットコムも電子版を除いて売り切れだ。 そんな時どうする。 所用で蛍池駅にポテンシャルがあった。 よってブックファーストで探す。 蛍池店の新書コーナーで見つけることが出来なかった。 しっかりした若い女性店員が居たので聞いてみた。 出井さんの本はないですか。 とっさにフルネームが出なかった。 ソニーの関係者、小学館新書までは言ったかな? 調べてみますとバックヤードに戻った。 しばらくして戻ってきて、 これですね。 と背表紙を見つけて手渡してくれた。 思ったより若干薄かった。。 あ、これです。買います。 久しぶりに書店で店員さんと会話して、本を購入した。 初版第一刷だよ。 電機メーカーが軒並み不振の時 出井さんも一時期非難されていたことがあったけど、 結果オーライと言うか、結果が全てと言うか今のソニーを見ると出井さんの敷いた施策は花開いている。 松下幸之助は、ソニーのことを品川の研究所といった。 つまり松下電器(現パナソニック)はソニーが開発したものを後追いで商品化し、その販売網を活かして、市場を奪い取る。 これを世間ではマネした電器と揶揄した。 つまりリスクを冒して、新規分野に打って出ることをしない体質が出来た。 新しがりの技術者や企画発案者、イノベーターがスポイルされる体質を作った。 奇跡的にパナで手ぶれ補正の発明でブレイクした大嶋でさえ、 「それは企業内でも一緒で、イノベーターはリスペクトされません。つまり、居づらいんです。」と吐露している。 このクラスでさえ、知財部門からは変人扱いされていた。 ソニーやホンダは新しい事に挑戦する企業体質だ。 本書でそのことを学んでみたい。 肝不全で84歳で急逝された。

Posted byブクログ

2022/05/27

このような経営者の自伝書は、とかく自慢げな話が多く、鼻につくことがあります。 しかし、著者の本はそれらとは違い、明確に答えがあります。 国際的な感覚を身につけて、死ぬまで現役でアップデートしていくという答えです。 見習いたい。

Posted byブクログ

2022/05/24

はじめに 定年という考え方をやめよう ソニーの真逆のことがしたい キャリアは価値を持っている 人生に引退梨 自分の人生を経営 第1章 サラリーマンこそ冒険しよう 社内で越境 技術者の牙城に挑む 大きな変化のときこそチャンス 第一線で一から学ぶ 大先輩を味方に 挑戦のネタはいくらで...

はじめに 定年という考え方をやめよう ソニーの真逆のことがしたい キャリアは価値を持っている 人生に引退梨 自分の人生を経営 第1章 サラリーマンこそ冒険しよう 社内で越境 技術者の牙城に挑む 大きな変化のときこそチャンス 第一線で一から学ぶ 大先輩を味方に 挑戦のネタはいくらでも 第2章 左遷だって自らの糧にできる その国のインサイダーになれ 必死になれば泳ぎ方は覚えられる 絶対に愚痴は言わない 腐らないことが大切 肩書き<自分のバリュー 自分の個を磨き上げる 第3章 変化の兆しをつかまえよう 恐竜にならないために 無形資産の時代 自分の読みを信じて戦う 第4章 培ったキャリアを外で活かす アジアはサラリーマンのブルーオーシャン 経験こそが財産 はるか先を行く中国 第5章 ものづくり神話から脱却しよう 歴史を知る 成功体験の呪縛から解き放たれる トヨタでさえ転換に四苦八苦 個が問われる時代 第6章 定年延長も退職金も要らない 若者にも危機感がない 人間は忘れる生き物 昭和のシステム 第7章 ソニーに学んだ新しい企業の形 パナソニックに活を入れてくれ 実験企業の先見性 第8章 国内と対外の並列的な二重戦略に活路 国内戦略と対外戦略を並列に おわりに あなたの人生のCEOはあなた自身

Posted byブクログ

2022/05/07

周りから見れば順風満帆な人生も、実は困難と混沌にまみれている。 著者が言うようにサラリーマンは失敗しても会社が守ってくれるので、挑戦し続けた方が良い。 社内異動でいろいろな分野を見た方が後のキャリアに役に立つ。 著者が常に未来を見て手を打ってきたことがよくわかるし、これからはブロ...

周りから見れば順風満帆な人生も、実は困難と混沌にまみれている。 著者が言うようにサラリーマンは失敗しても会社が守ってくれるので、挑戦し続けた方が良い。 社内異動でいろいろな分野を見た方が後のキャリアに役に立つ。 著者が常に未来を見て手を打ってきたことがよくわかるし、これからはブロックチェーンとアジアの台頭にかけていることがわかる。 引退間際のサラリーマンの経験がベンチャー企業に役に立つというのはなるほどと思った。そういう専門のマッチングサービスとかあるのかな?

Posted byブクログ