1,800円以上の注文で送料無料

すごい神話 の商品レビュー

2.7

8件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    0

  3. 3つ

    5

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2023/08/10

神話はすごい。いやすごいから神話になったのか。とにかく神話には物語や歴史や音楽や映画や詩や宗教や科学など、いろんなものの母型が含まれていると感じた。神話の世界までさかのぼれば洋の東西などないのだ。

Posted byブクログ

2023/06/05

世界各地の神話を、生と死、空と大地、異世界の境界など話のテーマごとに分類し、共通項を解説する本。 日本のゲームやアニメに登場する神さまキャラでは、神話がキャラの設定にどう反映されているかが解説されていて面白い。 (ただこの点を期待して読み始めので、意外と少なめで残念だった。) ...

世界各地の神話を、生と死、空と大地、異世界の境界など話のテーマごとに分類し、共通項を解説する本。 日本のゲームやアニメに登場する神さまキャラでは、神話がキャラの設定にどう反映されているかが解説されていて面白い。 (ただこの点を期待して読み始めので、意外と少なめで残念だった。) 子を産み増えることを選択して死から逃れられなくなる「バナナ型神話」、異世界の境界を曖昧にすることで世界を共存させようとする「見るなの禁」が面白かった。

Posted byブクログ

2022/10/08

なかなか面白かった。 神話と現代の漫画やゲームを読み解く本。鬼滅の刃やマトリックスなど。 日本の神話とインドの神話、ギリシャの神話、その他の国々の関連性もわかって面白い。

Posted byブクログ

2022/09/25

神話というとギリシャ神話や、古事記・日本書紀、はたまたラブクラフトなどを思い浮かべられる。 しかし神話はそれだけではない。 奥深く、そして離れた場所の神話であっても、共通点を見出すことができる。 第一章では「神話で世界を旅する」と言う副題の通り、さまざまな国や地域の神話が紹介さ...

神話というとギリシャ神話や、古事記・日本書紀、はたまたラブクラフトなどを思い浮かべられる。 しかし神話はそれだけではない。 奥深く、そして離れた場所の神話であっても、共通点を見出すことができる。 第一章では「神話で世界を旅する」と言う副題の通り、さまざまな国や地域の神話が紹介される。 バナナ型神話、とは面白い名前だが、これは人は必ず死ぬ、その理由を説明したものとなる。 ここで、鬼滅の刃が登場してくるのはファンとしてはたまらない。 『百万回生きたねこ』の物語も登場する。 エロスとタナトスは表裏一体、この言葉が数多の物語が私たちを感動させ、心振るわせる理由のように感じた。 第三章の「女神と女性の物語」は興味深い。 イヴやマグダラのマリア、アルテミス。 どれもお馴染みの人物だ。 女性が神話に出てくる場合、境界を示していたり、呑み込むことを示唆していたり、直接的に処女性や少女性を示していたりする。 著者はあえて詳しくは踏み込んでいないが、なんとも納得し難い物語も多くある。 本書はさまざまな神話を通して、神話やその意味に興味を抱かせる。 あまりメジャーではない地域の物語にも面白そうなものがたくさんある。 著者の作品についても随時読み込んでいきたい。

Posted byブクログ

2022/09/24

神話類型を身近なところから学ぶにはいい一冊。インド系の話が特に充実しているし、巻末の参考文献も便利。次は何を読もう。

Posted byブクログ

2022/07/29

うあぁぁ…。自分とは相性の悪い書籍だった。内容的には面白いのだが…とにかく各国語の古代神やら何やらのカタカナ名称が頻発し、細かく章分けされているとは言え、その中に多くの神話の例が列挙され。 例えば歴史好き、記憶力抜群か、或いは逆に記憶はどうでも良く神話を楽しめちゃう人?、なら最高...

うあぁぁ…。自分とは相性の悪い書籍だった。内容的には面白いのだが…とにかく各国語の古代神やら何やらのカタカナ名称が頻発し、細かく章分けされているとは言え、その中に多くの神話の例が列挙され。 例えば歴史好き、記憶力抜群か、或いは逆に記憶はどうでも良く神話を楽しめちゃう人?、なら最高の書籍なのだろうと思う。 やっぱり大学の先生の文章で、堅い。余分に長い。巨大な黒板にチョークで書きまくる教授の講義を聞いているような。

Posted byブクログ

2022/05/29

第1章 神話で世界を旅する 人間はなぜ死ぬようになったのか―インドネシアの「バナナ型」神話 エロスにはタナトスがついてくる―ナイジェリア神話「カメと死」 脱皮して若返る人間たち 神様だって都市を取る 月の背面には何がいる 巨人の死体から生まれた世界 世界は一本の巨木でできてる 第...

第1章 神話で世界を旅する 人間はなぜ死ぬようになったのか―インドネシアの「バナナ型」神話 エロスにはタナトスがついてくる―ナイジェリア神話「カメと死」 脱皮して若返る人間たち 神様だって都市を取る 月の背面には何がいる 巨人の死体から生まれた世界 世界は一本の巨木でできてる 第2章 言葉と音と 吟遊詩人を怒らせてはいけない―ケルト神話の詩人の呪い家 詩人になるためなら最高神も泥棒になる―北欧神話の「詩人の蜜酒」 名前にも魔力がある 失われた「アダムの言葉」 音楽にも魔力がある 第3章 女神と女性の神話 エバとマリア―罪とあがない マグダラのマリア―悔い改めた女 処女なのか花なのか 「呑みこむ」母たち 仲良し夫婦の間にも秘密がある 物語における「禁止」の意味 第4章 インドの神話世界へ 日本人にもなじみがあるインドの神―ヴェーダの神々 三人の最高神が司る世界―ヒンドゥー教の神話 悠久の時を生きるヴィシュヌ マハーバーラタの世界 天と地の悲しい別れ

Posted byブクログ

2022/05/28

過去、世界各地の文明は、それぞれに神話を有していました。そしてそれは現代にも受け継がれ、また現代は現代なりの神話が語られてもいます。それぞれはお互いに離れ離れに独立しているはずなのに、何か似たような話、影響を与え合っているような繋がりがあります。本書では世界の古今東西の神話の類型...

過去、世界各地の文明は、それぞれに神話を有していました。そしてそれは現代にも受け継がれ、また現代は現代なりの神話が語られてもいます。それぞれはお互いに離れ離れに独立しているはずなのに、何か似たような話、影響を与え合っているような繋がりがあります。本書では世界の古今東西の神話の類型について、テーマ別に53の講義として紹介されています。言葉と音、女神と女性、インド神話。各地の物語を知ることで、世界の広さと深さ、その魅力を知ることができます。「神話学」という学問への興味の入口として、楽しんで読ませていただきました。

Posted byブクログ