編集とは何か。 の商品レビュー
面白かった!こんなに魅力的な人達が編集者という職業にたくさんいるという事を知られて良かった。そしてこれだけ面白くなってるのはインタビューが上手いからなんだろうなぁ 最後の最後にここまでの流れと真逆な主張を言い出すターザン山本!には思わず爆笑してしまった。
Posted by
「編集者」にいまだに憧れがある。なんなら「編集者」と自ら名乗るのに億劫な自分もいる。これを読んで、編集という仕事が十人十色以上のバリエーションがあることを知り、「まあ、自分のやってることは、確実に編集者の端くれではあるな…」と少しだけ自信が持てたような気がする。 様々なジャンル...
「編集者」にいまだに憧れがある。なんなら「編集者」と自ら名乗るのに億劫な自分もいる。これを読んで、編集という仕事が十人十色以上のバリエーションがあることを知り、「まあ、自分のやってることは、確実に編集者の端くれではあるな…」と少しだけ自信が持てたような気がする。 様々なジャンルの編集者の「編集論」に迫るインタビューが掲載されており、その中のひとりの文藝春秋の新谷さんに、先日、撮影でお会いした時、この本の新谷さんのインタビューが面白かったことを伝えた。「あーあの分厚い本ね!!」って言っていた。チャールズバークレーの撮影の話とかの話ができた。
Posted by
【動機】タイトルのとおりの疑問を持ったから 「編集」をするという立場になったとき、どこからどこまでを期待されている、または任されることになるのか?「編集」とはなにを指すのか? それが知りたくて手に取った。 ジャンルの違う14人の編集長にインタビューが載っていて、そのひとそれ...
【動機】タイトルのとおりの疑問を持ったから 「編集」をするという立場になったとき、どこからどこまでを期待されている、または任されることになるのか?「編集」とはなにを指すのか? それが知りたくて手に取った。 ジャンルの違う14人の編集長にインタビューが載っていて、そのひとそれぞれの「物語」もおもしろいし、編集という仕事のおもしろさも語られたり、紹介された書籍の話からも興味が拡がる。 話題がそれぞれなので、読者の関心にあっていればよりおもしろく読めると思う。 仕組みや背景を知るのが好きなひとや、「編集」をする立場にいるひとによりおもしろい本だろう。
Posted by
編集って何なんだろうな〜。まだ全然わからない。編集者の数だけ「編集」の定義がある気がする。ひとつわかるのは、私はまだまだだってこと。もっともっとできることはあるはず。がんばろ! 【読んだ目的・理由】表紙に惹かれて 【入手経路】買った 【詳細評価】☆4.0 【一番好きな表現】「こ...
編集って何なんだろうな〜。まだ全然わからない。編集者の数だけ「編集」の定義がある気がする。ひとつわかるのは、私はまだまだだってこと。もっともっとできることはあるはず。がんばろ! 【読んだ目的・理由】表紙に惹かれて 【入手経路】買った 【詳細評価】☆4.0 【一番好きな表現】「こういうものを、つくりたい」ではなくて、「こういうものを手に入れたい」という気持ちから「創造」がはじまったというか。(本文から引用)
Posted by
普段何気なく手にする本は、作者だけでなく、編集に携わる人の努力と熱によってできていると改めて気付かされました。編集の仕事って本当に素敵だなぁと思います。
Posted by
編集とは《独裁ですよ。》 本の編集についてのインタヴューがまとまった新書。しかし編集は本だけではないのだから、映像関連などのインタヴューがあってもよかったのでは。 熱意のこもったインタヴューがたくさんあった。共感する部分も多かった。 印象に残っておもしろかったのは新谷学、...
編集とは《独裁ですよ。》 本の編集についてのインタヴューがまとまった新書。しかし編集は本だけではないのだから、映像関連などのインタヴューがあってもよかったのでは。 熱意のこもったインタヴューがたくさんあった。共感する部分も多かった。 印象に残っておもしろかったのは新谷学、津田淳子、金城小百合、白戸直人、ターザン山本!。特に津田淳子、金城小百合、ターザン山本!はよかった。単に著者を称揚せずに、人を人として冷静に見る態度に好感を持った。むしろほかの編集者はあの人がすごいこの人がすごいとほめすぎで、追っかけやファンの自慢話みたい。石田栄吾の食物がめぐりめぐってといふ話も理系ならば何をいまさらと思ふし、鈴木哲也のファッションの話なんかは、まるでちんぷんかんぷんだった。 同様に、取材をした奥野武範も東浩紀などに対して称揚ぎみで、ポモや現代思想に肯定的なのが私には疑問だった。どうやらニューアカの影響をもろに受けた世代らしく、393ページの《富の格差は是正》発言からもリベラルだとわかる。 何と言っても「編集」の本質を突いた答へとして、あとがきのターザン山本!の《独裁ですよ。》《編集長の独裁政権ですよ。全権限を与えられた独裁者が、好き勝手なことをやる。それが雑誌であり、編集という仕事ですよ。》といふ言葉がしっくりきた。矢野優なんか2003年から20年も編集長をやってて独裁も独裁である(特に「新潮」の編集長は、ほかの文藝誌と比べて交代までのスパンが長い)。 ちなみに私は大江健三郎が好きなので、新井敏記が大江に絶交された話はへえさうなのかと思った。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
編集は面白い、という観点ですごく興味があったが、全く面白くない仕事なのか、、、モラルも何もない、ただエゴと自分のやりたいこと、を一生懸命追い求めてやればいいということで寒気がした。最後まで読み切れず、本を閉じてしまったので後半もしかしたらすごくいい話があったのかもしれないが、政府系の人と友達になって麻雀でかけごとをしていれば、それをスクープできる、その中で聴ける暴露話のために全部録音してこい、もはや人間のやるべき仕事なのかともはや人間として鳥肌がたった。決して、雑誌を作る仕事や、世の中の黒い部分に光を当てるという正義に基づく価値観が必ずしも正しいとは思わないのだが、相手の信用を利用した盗撮、盗聴で得た情報を暴露することでお金を儲ける、買わせることを正とした時の、編集の楽しさとは、社会性やら正義やら、もうどうでもいいんだろうなと思ってしまった。
Posted by
700頁あるがサクサク読める。いろいろなジャンルの編集者にインタビューしており、ジャンル問わず参考になると思う。 各人の苦労した点、その時どうしたか、という点が語られており、若い人からベテランまで、心構えからテクニカルなことまで、何か引っかかるものがあると思う。
Posted by
編集者14名とのインタビュー集 それぞれで編集観は当然だが異なっており面白い 私にしっくりきた感覚は作者との伴奏者である、というもの 作家のように技術や才能があるわけではないが、作りたい意志を支える環境作りを支える より良いものにする為のリソースを探し出し作家に提供する 何かを成...
編集者14名とのインタビュー集 それぞれで編集観は当然だが異なっており面白い 私にしっくりきた感覚は作者との伴奏者である、というもの 作家のように技術や才能があるわけではないが、作りたい意志を支える環境作りを支える より良いものにする為のリソースを探し出し作家に提供する 何かを成す力が足りなければ役割分担として補佐する側に回ればよい
Posted by
「ほぼ日」の連載を書籍化した分厚い一冊。ジャンルの異なる14人の編集者へのインタビューにもかかわらず、彼らの言葉や哲学には共通点やリンクすることも多く、編集という仕事の普遍的なエッセンスが学べる。 とくに、自分の知らない分野の雑誌や、オルタナティブな出版社を経営している編集者の...
「ほぼ日」の連載を書籍化した分厚い一冊。ジャンルの異なる14人の編集者へのインタビューにもかかわらず、彼らの言葉や哲学には共通点やリンクすることも多く、編集という仕事の普遍的なエッセンスが学べる。 とくに、自分の知らない分野の雑誌や、オルタナティブな出版社を経営している編集者の話は、なぜこの仕事に行き着いたかへの過程も興味深く、大手出版社ばかりを対象にしていない、本書の編集者のチョイスが光る。 インタビュアーの奥野氏の問いの中にも、「そうそう、そこが聞きたかった!」というポイントになる問いがいくつかあり、質問の妙みたいなものが感じられた。
Posted by
- 1
- 2