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「コミュ障」のための社会学 の商品レビュー

2.9

11件のお客様レビュー

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2024/06/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

"生きづらさの正体を探る"というタイトルに惹かれて読んでみたが、はっきりとは"生きづらさの正体"は述べられていないように感じた。 コミュ障=相手と意思疎通するのが苦手、な人向けの本だと思うのだが、会話術というよりも、相手と意思疎通するのが苦手と感じている自分の気持ちに気づき、社会学的にどのように自分の気持ちに対処するか、という視点で書かれていた。要するに、私が思っていたよりも単純な本ではなく、長々としていて、いかにも大学教授が執筆した本だな~と感じてしまった。

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2024/02/28

社会学という見方で物事を見ると、今まで見ていたこともまた違って見える。それにより、自分も少しだけ変わることができるのかもしれない。

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2023/11/08

あくびをすることで退屈さを表現する。立場が下の人を、わざと待たせて自分が上流階級であることを強調する。 このように、言語を伴わないコミュニケーションがある。 言語を重視する自分には、あまりなかった概念である。 世の中には、コミュニケーションにおいて、言語以外のものを重視する人もい...

あくびをすることで退屈さを表現する。立場が下の人を、わざと待たせて自分が上流階級であることを強調する。 このように、言語を伴わないコミュニケーションがある。 言語を重視する自分には、あまりなかった概念である。 世の中には、コミュニケーションにおいて、言語以外のものを重視する人もいるのではないか、という気づきを得ることができた。また、人と話すとき、言語以外の部分にも着目してみようと思えた。

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2023/04/23

◆「コミュ障前置き」問題は、自己を愛するがゆえに相手から「コミュ資本」がないと査定されるのを恐れることで説明できる ◆人間が主体的に生きるとは、「死」(=終わり)を自覚すること ◆社会学的に見るということは、斜に構えて社会現象を眺めるということ

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2023/01/21

「社会学的に見る」という表現が印象的だった。 今まで見えていた世界に別の見方があることを知ることができる本。

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2023/01/12

大衆の行動心理がこういうものなのかと、感じた。それなら自分はこっちに進もうと、ある意味俯瞰的に考えられるようになった。

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2022/07/20

社会学が何かということをずっと知らずにいたが、本書でおぼろげながら、少しイメージが湧いてきた。自分の視点、自分の思考の枠組みを破って見たり考えたりすることが大切らしい。フーコーだのメルロ・ポンティだのソンタグだのニーチェだのと出てくるので哲学のようでもあるけど、文学作品を使って社...

社会学が何かということをずっと知らずにいたが、本書でおぼろげながら、少しイメージが湧いてきた。自分の視点、自分の思考の枠組みを破って見たり考えたりすることが大切らしい。フーコーだのメルロ・ポンティだのソンタグだのニーチェだのと出てくるので哲学のようでもあるけど、文学作品を使って社会学的気付きを指摘するところなどは中々面白い。コミュ障でなくても読んでいい。

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2022/05/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

大学生の8割はコミュ障だと思ってるだろうから、おそらくひっかけられるというイメージかなあ、内容はいたって穏当。

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2022/05/15

自分がコミュ障なので、本のタイトルに惹かれ購入しました。 本書は、コミュ障を社会学的に見るという趣旨の本です。 ところが、社会学的に見るとは、どういうことか明言されていなかったので、いまいちしっくりこないまま読み進めることになりました。 それは、あとがきに書いてありました。 ...

自分がコミュ障なので、本のタイトルに惹かれ購入しました。 本書は、コミュ障を社会学的に見るという趣旨の本です。 ところが、社会学的に見るとは、どういうことか明言されていなかったので、いまいちしっくりこないまま読み進めることになりました。 それは、あとがきに書いてありました。 社会学的に見るとは、要は斜に構えて社会現象を眺めるということのようです。 内容ですが、本書は、「コミュ障はこういう風にコミュニケーション能力を鍛えなさい」という本ではなく、確かに斜に構えて、「コミュ障の人におきる問題の真相はこういうことなんだよ」という考察がされています。 9章に分けられた各章の冒頭にコミュ障の人が抱えやすい問題と一言回答が書かれています。その意味するところが、まとめられているのですが、社会学的に分析するというアプローチは、明確に「じゃあ、こうすれば良いよ」という具体的なTodoを与えてくれず、メッセージがやや抽象的な感覚を受けました。 その点が、コミュ障の処方箋を求めている人にとっては、ずれを感じるところです。 ただ、それが悪いというわけではなく、コミュ障に対する分析を読みたい人にとっては、面白い本です。 コミュ障が実は感受性が高いあまりに相手の真意を判断しかねて、口が重いというのは、面白い分析だと思いました。 本書では、多くの学者や作家の発言を引用しており、著者の博識さに驚かされますし、勉強になります。 以下に例を挙げます。 ・儀礼的無関心:相手のことを重んじてまったく知らなかったフリをする行為 ・役割期待:人は役割に沿った演技をしている。それに対する他者の期待。 ・エスノセントリズム:自国や自民族の伝統的な慣習や文化を価値あるものとみなし、他国や多民族の文化を低く評価してしまうこと。 本書は、コミュ障という悩みに反発的な対処をするのではなく、斜に構えて、斜め45度の思考で受け流すという方法を教えてくれます。一読の勝ちありです。

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2022/04/25

タイトルはあんまり内容を表していない。日常的な事象と、よく話題になる(チャラい?)社会学のいろんな概念装置みたいなのを結びつけた社会学入門エッセイという感じ。楽しく読める。おそらくこの次の一歩が難しいのよね。

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