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「正しさ」の商人 の商品レビュー

3.9

24件のお客様レビュー

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2025/07/30

その通り。でも声をあげて本にしておかないと。福島県の放射能汚染から見える人間の本能の特性。誰もが持っている感情かも。

Posted byブクログ

2025/04/05

名著。全人類に一読を勧めたい。 「情報災害」についてこれほどきちんと取り扱われた文献は他にはないのであろうか。東日本大震災被災当事者の著者と同列に語ることは誠に僭越ではあるが、繰り返し非科学的でイデオロギーまみれのデマに煮湯を飲まされてきた経験がある者として著者の怒りややり切れな...

名著。全人類に一読を勧めたい。 「情報災害」についてこれほどきちんと取り扱われた文献は他にはないのであろうか。東日本大震災被災当事者の著者と同列に語ることは誠に僭越ではあるが、繰り返し非科学的でイデオロギーまみれのデマに煮湯を飲まされてきた経験がある者として著者の怒りややり切れなさは理解できるところが多い。 圧倒的な誠実さで事実が語られている分、デマ屋お得意の「キャッチーなわかりやすさ」に欠けるところがなんとも悔しいところ。

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2024/10/13

第49回ビブリオバトル〜明石の陣〜テーマ「正義」で紹介された本です。オンライン開催。 2022.10.13

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2024/08/01

東日本大震災に始める情報災害をどう読み解くか 「ファクト」という言葉も意味を持たなくなりそうな現状、この本はネットやSNSを使うための新しいリテラシーではないだろうか? 合わせて、優しさ〜も読みたい

Posted byブクログ

2024/04/23

風評被害に対し、その加害者が存在するという観点がまず面白かった。今後の情報災害を未然に防ぐための公益性、という筆者の主張には賛同するが、同時に抑えきれない怒りみたいなものも同居しているように思う。 加害者として書かれている中で特に酷いのはやはり朝日新聞・東京新聞、れいわ・共産党と...

風評被害に対し、その加害者が存在するという観点がまず面白かった。今後の情報災害を未然に防ぐための公益性、という筆者の主張には賛同するが、同時に抑えきれない怒りみたいなものも同居しているように思う。 加害者として書かれている中で特に酷いのはやはり朝日新聞・東京新聞、れいわ・共産党といったいわゆる左翼陣営で、彼らが弱者の味方として政権批判をするために被災者に対する風評加害を如何にして実行してきたか、これを冷静に読むのは正直難しい。悪戯に分断を煽っても仕方無いのだが、彼ら加害者は一度は自分たちの過去の言説を振り返り、客観的・科学的な報道・情報発信を心がけるようにしてほしいものだ。

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2024/04/09

ちょっと筆に熱が込められすぎているというか、「福島の風評被害を伝えなければ!」という思いが大きすぎるせいで、メディアに対する批判の言葉があまりに強く、かえって筆者の見える範囲が狭まっているのでは?と思ってしまった。(←実際にはそんなことはないのだろうけど、そういう風に感じてしまう...

ちょっと筆に熱が込められすぎているというか、「福島の風評被害を伝えなければ!」という思いが大きすぎるせいで、メディアに対する批判の言葉があまりに強く、かえって筆者の見える範囲が狭まっているのでは?と思ってしまった。(←実際にはそんなことはないのだろうけど、そういう風に感じてしまうような文体だった、ということです。) 本書では「フィルターバブル」という言葉が引用されながら、結局、その人が見たい・知りたいと思っている情報しかその人には届かないということが触れられていて、それ自体は納得できる。しかし、では、正しい情報が自分のところに届いたと言えるのはどういう状況なのか?という部分をきちんと論じていないのが残念。 そこを説明していないと、筆者がフィルターバブルに陥っていないとは言い切れないと思う。 タイトル「『正しさ』の商人」というのは、正しさを商売道具として金儲けしているメディアに対する批判だと思うが、私の目には、結局のところ、風評被害を流すメディアも、それを批判する筆者も、お互いが「自分の方が正しい」と信じているだけにすぎないのでは?と思うような箇所もちらほら見受けられた。 正しさと正しさの衝突という状況が、陰謀論や風評被害やフェイクニュースへの盲信に繋がっているのだとしたら、結局この本が根本的な解決を提示したとは言えないと思う。 メディアの無責任な報道や人々のそれに対する無批判な盲信が、福島の風評被害につながり、現地の人々をひどく苦しめたということを記したルポとして読めば十分価値があると思ったが、タイトルが大仰すぎる。 筆者が書こうとしていることと実際にこの本の内容とにやや乖離がある。

Posted byブクログ

2024/04/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

日本人みんな必読教科書じゃなかろうか。 福島在住の著者が東日本大震災での実例を皮切りに、デマによる風評被害と被害があるなら加害者がいる=デマを広める者は加害者になっている自覚を促す。 ・何故デマが広がるか 論証の確かさをいちいちチェックせずに拡散し、間違いがあったかどうかを拡散した一人ひとりが確認しない ・何故デマを広める者がいるのか デマによって偽の権威を得るため(デマを主張してその発言に力を持たせる事で自分の売り込みたい文脈を売るため)ものによってはそのまま商売になる。 ・真実であれば何もしなくてもデマに勝てるか 残念ながら真実だけでは勝てない。 デマを徹底的に否定して拡散を防ぐ、抗議することをしなければ真実は簡単に負ける。 例えばワクチン ・東日本大震災のとき美味しんぼで鼻血表現をして、それに乗っかり自分も鼻血がというデマが拡散したが、鼻血が出るほどの被曝量なら数時間で死に至る。 ・マスコミはデマを拡散しても修正しない。何ならデマを積極的に拡散して、根拠のない不安を煽る。不安を煽るデマで彼らは稼げるから。 ・人の不安や恐怖を煽って、【真実はこうだ】と自分だけが知っている優越感などを刺激する。デマによって真実や本当の権威をおとしめ、【自分が言説で力を得たい】がためのデマ。デマはそれを語るものに偽の力を与える。盲目的に信奉させればパワーが集まる。

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2024/04/06

ネットリテラシー全般に言える事だが、本書は3.11の実例を元に正義ではなく正確なデータを。 感情論ではなく、現実論で向き合う。3.11に限らず陰謀論なども跋扈している世の中なので、向き合い方は参考になる。現状(alps処理水など)がベストとは言えないが、現時点では妥当なのかもしれ...

ネットリテラシー全般に言える事だが、本書は3.11の実例を元に正義ではなく正確なデータを。 感情論ではなく、現実論で向き合う。3.11に限らず陰謀論なども跋扈している世の中なので、向き合い方は参考になる。現状(alps処理水など)がベストとは言えないが、現時点では妥当なのかもしれない。あくまでも災害後の風評被害に関する本で原発の必要性を問うものではない。

Posted byブクログ

2024/03/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

不当な批判や差別に黙って耐え忍ぶ事は西洋化・情報化・多様化した現代日本では美徳ではなくもはや害悪であるっていう話。 情報災害の歴史や情報災害全体の本かと思ったら、東日本大震災の福島に対して起こった情報災害の話だったので、いろんな意味で上手い本の題名だな、と。 ただ、被害に遭った側が時間とお金と労力と勇気を持って被害状況を訴えていかないといけない上に、さらに周りの第三者に被害者側が責められる事もあるというのは、小さな嫌がらせ事件から明らかな犯罪に至るまでの全ての被害者と加害者とそれを取り巻く第三者に通じる問題だと思った。 p. 46 たとえば、米タートマス大学教授のブレンドン・ナイアン(Brendan Nyhan)と英エクセター大学教授のジェイソン・レイフラー (Jason Reiller)は、2010年発表の論文で、デマを否定されることでよりデマを強く居じてしまう「バックファイア効果」の危険性を主張している。確かに、たとえ否定が目的であろうと、デマも含めたネガティブな情報に触れること自体が一定の葛藤や不快をもたらす。そこから生ずる反発や戦業が不利益を生むことは間違いないだろう。 ところが、この「バックファイア効果」が、そのまま「浅薄な寝た子は起こすな論」を正当化する根拠になるかといえば、それは違う。むしろ、「バックファイア効果」を声高に叫ぶことこそがデマ・差別の温床になるということを、この理論の提唱者自身が主張しているのだ。 (中略) 基本的にデマは否定すべきであり、それを怠れば、多くの人がデマを信じ、差別に加担することになる。 p. 204 「「首都圏のためのインフラ」として建設された「東京電力」福島第一原発事故で蹂調された故郷が、事故を「福島の問題」とばかりに他人事にした挙句に自分達の都合や論理ばかりを押し付けようとする人々から、さらに蹂躙されるセカンドレイプを防ぎたかった」

Posted byブクログ

2024/02/23

福島の原発事故を例に「情報災害」について考察する本。 私自身は科学信者で「安全」は重要だが「安心」は各々で得るものだと考えているため、興味深いテーマだと思って手に取った。 しかし感想としてはイマイチ。 デマや風評被害を語るときに、ソーシャルメディアではなくマスコミの記事表現にフォ...

福島の原発事故を例に「情報災害」について考察する本。 私自身は科学信者で「安全」は重要だが「安心」は各々で得るものだと考えているため、興味深いテーマだと思って手に取った。 しかし感想としてはイマイチ。 デマや風評被害を語るときに、ソーシャルメディアではなくマスコミの記事表現にフォーカスするのは現代の実情と離れているのでは。当時どんな報道があったのかというルポとしては悪くないが、もう少し理論的な裏付けがほしかった。

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