後宮茶妃伝(二) の商品レビュー
面白かった。1巻でめでたしめでたし、うっかり立后した采夏。正式に、皇帝の政治に参加できる立場になり、お茶パワーで外交問題を解決していく。ついでに謀反を計画していた悪者も成敗する。 いいねぇ、絶妙な軽さと後味の良さ、いいお茶飲んでるような文庫本ですな。
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常識と理性(但しお茶が絡む時「除く)を持った皇后、素晴らしい。でもちょっと嫉妬もする采夏は可愛いし、凛々しい。お茶が絡むと相変わらず理性も何も飛ぶところも可愛い。新しい妃1人目も何やらぶっ飛んだお嬢さんなので、残りの妃もどんなぶっ飛んだ子が来るのか、楽しみである。
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釆夏のお茶愛が、またしても陛下と国を救う。 お茶が好きすぎるあまり天然かつ変人と化しているが、基本的に様々なスペックが高いお人なので。 この人が皇后なら、この国は大丈夫じゃないかと思う。 色々な意味で。 後ろ盾の少ない黒瑛に他の妃をという展開はやむなしとはいえ、最初に送り込まれた子が、これまた変人……もとい、いい子でよかった。 最初こそ思い込みで悲観的になっていたが、そもそも主役夫婦のファンである。 見守りこそすれ、邪魔する気は毛頭ないと言う。 寧ろ黒瑛の方にライバルが登場。 同じ釆夏を愛する者同士。 先に出会ったのは、今回登場した「彼」の方が早かったものの、お茶を通じて主役二人の相思相愛ぶりを知ると言う。 可哀想な失恋の仕方……やむなし、この世界はお茶によって愛も平和も導かれるのである。 いや、過言ではなく。 そんなライバルとの攻防があっさり決着と思っていたら、それ以上の窮地も。 それは、王位簒奪を企む輩の登場。 でも、これもライバルキャラを始めとした人たちの協力と、何より釆夏のお茶愛によって切り抜けると言う。 今回のラスボス、実にあっさり罠に引っかかってくれて、爽快でした。 だから、彼女が皇后な限り、この国は安泰なのです。 色々な意味で。
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恋愛に関してはやっぱりくっつくまでが面白い。 今回幼なじみの登場でもっと掻き回されるかと思いきや、二人の関係はなんだかんだ穏やか。 采夏の茶バカっぷりが相変わらず好き。
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