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水無月家の許嫁 の商品レビュー

4.3

19件のお客様レビュー

  1. 5つ

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2024/09/19
  • ネタバレ

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すっごいよかった・・・。たまに文章がアレ?と思うところもあり、ラノベに不慣れすぎて途中で何回かやめようかなぁと思うパートがあったけど、最後まで読んで本当によかった。早速2巻もすでにゲット済み。 竹取物語と羽衣伝説を下敷きにしている物語らしく、すごく厚みのあるストーリー。題材をしっかりと使って、作者オリジナルのなかにちゃんと落とし込めているところが素晴らしい。ラノベでも侮らずに読んで欲しい作品。最終的に六花ちゃんと文也くんは結婚するんだろうけど、あとがきで2巻から分家の暴走が開幕する的なことが書いてるから、一筋縄ではいかないんだろう。ストーリーや設定がとにかく楽しい。京都や妖がたくさん出てきて、森見登美彦氏が好きな人ならばがっつりハマるんじゃないかと思われる。 今年読んだ作品の10位以内には間違いなくランクインするであろう読み応えのある作品だった。

Posted byブクログ

2024/09/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「当主」「許嫁」「あやかし」 気が付いたら 当たり前のように理解できるくらいに 日常というか読書に溶け込んでるなぁ。 最初は古風なストーリーと思ってたのに 今は読みたくて仕方ないくらい 好きになった時代設定なんだよ。 ▷▷▷▷▷▷ まず水無月家が 月より降り立った天女の末裔ってのが 現実離れしてるのに かぐや姫の竹取物語に沿ってるから 背景がすんなり入ってくる。 ▷▷▷▷▷▷▷▷▷▷▷▷ 六花と母親・双子の姉が 水無月家の本家で対面した時に 母親から散々な言われようで 目を反らしたくなるくらい苦しかった。 でも六花はその境遇だったから 水無月家の本家に来てから ほんの些細なことでも幸せを感じられるし 戸惑いながらも文也を好きになっていくんだよね。 そして文也は当主になるべく 虐待紛いの教育を施されているし 予言で六花の存在を知っているから 常に自分の存在意義を 考えざるを得ない環境だった。 それでも六花の存在が 文也の希望に繋がっていたなんて 次期当主の自覚とか関係なく 本当に優しい人なんだろうなぁと思った。 そのあとで六花の境遇を知って より六花を守りたい存在になってるのが 日常の六花に対する姿勢から伝わってくる。 そんな六花と文也だから お互いの存在が必要で大切で 生きていく為には必要不可欠な関係だと思う。 六花と文也の関係性が進展していくのが なんとも微笑ましいし 政略結婚から恋愛になるまでの ふたりの内面が垣間見れて 本の世界に入り込みながらキュンとする。 血に雁字搦めの許嫁なのに その中でどう幸せの形を見つけて 家族になっていくのか楽しみ。

Posted byブクログ

2024/07/14

迎えに来たのは。 もし嫁入りしていたとしても、幸せな家庭に憧れるだけで理解できないことばかりの日々を過ごしていただろうな。 何が起きているのか教えてもらったとしても、分かろうとはせず姉妹での扱いの差は酷くなるばかりだったろう。 「文也、逃げ場のない結婚に祝福を。」 予言された花...

迎えに来たのは。 もし嫁入りしていたとしても、幸せな家庭に憧れるだけで理解できないことばかりの日々を過ごしていただろうな。 何が起きているのか教えてもらったとしても、分かろうとはせず姉妹での扱いの差は酷くなるばかりだったろう。 「文也、逃げ場のない結婚に祝福を。」 予言された花嫁。 ここまで完璧に外堀を埋められた状態で、心が弱っている時に甘い言葉を伝えられたら誰だって縋ってしまうだろ。 どうあがいても恋愛からスタートする訳でないから、何かが起きた時に傍にずっと居てくれるか不安になるだろ。

Posted byブクログ

2024/05/25

羽衣伝説を題材にしたやんごとなき一族の婚姻事情、という私の性癖をとてつもなく刺激する。 すでに電子版でも何度も読み返しているけれど、やはり紙はいい。

Posted byブクログ

2024/05/01
  • ネタバレ

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おなじみのあやかしとの関わりもあるけど、人外?の血を引く一族の因縁など、面白くて一気に読んだ。これからどうなっていくのか不安もあるけどみんな幸せになってほしい

Posted byブクログ

2024/03/10

この物語のスタートはサブタイトル通り。 今のヒロインにとっては新たなスタートですが、本当は親の代、さらに先祖から続く長い長い物語の一つであることにすぐに気づくのだろう。 その制約のなかで自分の幸せや生き方を見つけていく彼女と許嫁を見守っていきたい。

Posted byブクログ

2023/08/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

Tさんのおすすめ。 出たな、手毬河童。 といっても亜種らしいが。 父子家庭だった六花は父に死なれ一人になってしまった。 父の四十九日の法要の日に現われた青年文也は、 はとこであり、水無月家の当主にして、六花の許嫁だと自己紹介する。 母親には虐待された過去があり、頼る身寄りもない六花は、 ありがたく思って、京都嵐山の水無月家に暮らすことにする。 父親が愛する女性と結婚するために飛び出した水無月家は、 天女の末裔といわれ、特殊な力を持ち、貴重な月のものを管理し、 現在絶賛遺産問題で係争中だった…。 全体的にちょっと暗めな印象はあるが、 落ち着いた感じで面白かった。 六花が七夕にレシピを見つけ作ったちらし寿司が、 文也たちの母親の味だった場面が良かった。

Posted byブクログ

2023/08/08

天女の末裔・水無月家のお話。 許嫁から始まる恋。 二人のこれからが気になる。 まだまだ水無月家のわからない部分が多いから、続きが楽しみ。

Posted byブクログ

2023/08/05

羽衣伝説、竹取物語など月や天女の伝説と陰陽師をもとにした超能力もの。核となる水無月家の本家の若い当主と本家の血筋の少女との婚姻という愛が育っていく様子がほほえましい。

Posted byブクログ

2023/06/09

父の葬式にやってきたのは、本家の当主。 いきなりの花嫁宣言と、淡々と進むような話。 本人の過去を考えると納得ですが 最近流行な感じか、と思ったら、違いました。 ちゃんと理由(?)あり、な虐待でした。 危険はありましたが、結構周囲に温かく見守られて 心休まる日々、な感じです。 ...

父の葬式にやってきたのは、本家の当主。 いきなりの花嫁宣言と、淡々と進むような話。 本人の過去を考えると納得ですが 最近流行な感じか、と思ったら、違いました。 ちゃんと理由(?)あり、な虐待でした。 危険はありましたが、結構周囲に温かく見守られて 心休まる日々、な感じです。 そこをひっかき回しに来たような、母親。 こちらは分かりやすいのですが、よくわからないのが 片割れの方。 法律上は、こちらが長女になるのでしょうか? 単なる『お人形』なのか、何かしたいのか。 1冊、長いプロローグ、な感じでした。

Posted byブクログ