全米トップ校が教える自己肯定感の育て方 の商品レビュー
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最新の心理学と行動科学からの内容が多く非常に参考になった。 個人的には自他共に認める自己肯定感が高い人間なので自分自身が必要とすると言うことではなく、コーチをしている際のクライアントさんに何か参考となる内容があればと感じで読み進めた。 自己肯定感を、自己受容と自己価値(自尊心)で分けて考える事が非常にわかりやすかった。 どちらも自分は自分で良いと自分を受け入れると言うことだと解釈したが、それを自分だけでやるのは難しいと感じる。 私の自己肯定感の高さも関わってくれた全ての人のおかげだが、中でもやはり父とパートナーがどんな私でもどんな状況でも受け入れてくれると心の底から理解できているための高さだと感じる。 本書で一番心に刺さったのはABCDEモデルだ。 こちらの内容は以下flier要約で抜粋をする。 ■flier要約抜粋 【くよくよと悩むときは、必ずその思考や気持ちの対象となる出来事がある。このきっかけとなる出来事を、英語の「Activating Event」から「A」とし、その結果起きるネガティブな気持ちを「C」(Consequence:結果)とすると、きっかけがあって嫌な気持ちになるという「A→C」の流れが出来上がる。これを「ACモデル」と呼ぶ。 だが、同じ出来事を経験しても、生まれる感情は人によって異なるだろう。つまり「A」と「C」の間には自分の心構え「Belief」があり、「A」から「B」を経て「C」になる。これを「ABCモデル」という。】 【次のステップでは、認知行動療法的な心の習慣を身につける。「A」と「C」、そして「B」を振り返ったら、「そのネガティブな思考は本当に根拠があるのか」「他に考え方はないのか」と「B」を批判的に見つめ直し、それ以外の考え方を模索する。これが「D(Dispute)」のプロセスだ。 その後は、心にどんな変化が起こったか、ABCDのプロセスの効果(Effect)を振り返る。「A」(きっかけ)、「B」(ネガティブな心の構え)、「C」(結果や気持ち)、「D」(批判的な見直し)、「E」(振り返りの効果)の5つのステージを基礎にすることから、これを「ABCDEモデル」と呼ぶ。】 ==== 星友啓(ほし ともひろ) スタンフォード大学・オンラインハイスクール校長、哲学博士、1977年生まれ 東京大学文学部思想文化学科哲学専修課程卒業 その後渡米し、スタンフォード大学哲学博士を修了、同大学の講師を経てオンラインハイスクールの立ち上げに参加、2016年より校長に オンライン教育の世界的リーダーとして活躍 公式サイト/https://tomohirohoshi.com ==== flier要約 https://www.flierinc.com/summary/2980
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久しぶりの新書 大事なことって 割と普遍である 時間が必要かも エビデンス有り 自己啓発的だな 教育に活かせる メルマガ登録笑
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求めるべき自己肯定感を育てるのに必要なのは、ネガティブな気持ちを認めた上で、それとうまいこと付き合っていこうとする心構えなのです。 求めるべき自己肯定感は至ってシンプル。それは、現実の自分をありがたく思う気持ちです。 自己受容 ポジティブな自分も、ネガティブな自分も、ありのま...
求めるべき自己肯定感を育てるのに必要なのは、ネガティブな気持ちを認めた上で、それとうまいこと付き合っていこうとする心構えなのです。 求めるべき自己肯定感は至ってシンプル。それは、現実の自分をありがたく思う気持ちです。 自己受容 ポジティブな自分も、ネガティブな自分も、ありのままの自分を受け入れることで、なりたい自分や理想の自分ではなく、現実の自分をそのままに受け入れる力のことです。 ネガティブな気持ちから逃げるのではなくて、まずはそう思っている自分を見つめ直して受け入れたときに、自分を変える準備が整うのです。 自己価値 現実の自分をありがたく思う気持ちのこと。 日常的に自己確認や自己肯定をすることで、心への脅威に立ち向かう心の準備を常に整えておくことができ、違う意見にもオープンでプレッシャーやストレスにも強いメンタルがつくれるのです。 ジャーナリングは少しハードルが高いという方も必要以上に構えることはありません。数行で構わないので、自分の感じたことを箇条書きにしてみましょう。 自己決定理論によれば、人間の心は以下の3つを根本的に求めています。 関係性 人とのつながり 有能感 何かをできたできるという感覚 自律性 矯正ではなく、自分の意思にのっとってやっている感覚
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読了。 難しい用語が多かったが、説明内容は理解できるもので、わたしのこれまでの考え方が覆されるものだった。 そんなふうに考えていいんだ!!と、具体的に自己肯定感が上がるのでは!?と励まされる。 自己肯定感を上げる根拠まで書かれているため、教育方針の指南書みたい。 読者に試してみて...
読了。 難しい用語が多かったが、説明内容は理解できるもので、わたしのこれまでの考え方が覆されるものだった。 そんなふうに考えていいんだ!!と、具体的に自己肯定感が上がるのでは!?と励まされる。 自己肯定感を上げる根拠まで書かれているため、教育方針の指南書みたい。 読者に試してみてほしい「エクササイズ」として、取り組むべき行動を示してあり、学生時代に読みたかったと感じた。
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