情報教育と学校図書館が結びつくために の商品レビュー
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これからの学校図書館を考える。 情報教育と学校図書館は近いように見えて遠い。この本では双方の歴史を丁寧にたどり、また電子書籍やプログラミング、Wikipediaや3Dプリンターなどを置くメイカースペースなど情報分野の動きと図書館の最近の動向を紹介して、最後にコロナ禍における学校図書館がどのようにICTと関わったかを述べている。 ICTの利活用が求められる中で学校図書館ができることは、かたちとしてある紙の書籍にこだわることなく、広く情報として紙も電子も扱うことができる場所だとアピールすることだと思う。司書教諭と学校司書のふたつの職種がいる(ことになっている)学校図書館は、利用者と「情報」をつなぐ場所・機能であることを、まず知ってもらわなくてはならない。 司書教諭の向かう方向は、メディアのスペシャリストだと思っているので、この本はとても勉強になったし、アピールの方向性も考えられた。
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第4章 Wikipediaは教育の敵か? 味方か? 児童・生徒にたいし、Wikipediaを利用する際注意するべき点を説明するのに参考になります。
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