大河への道 の商品レビュー
地元の小学校の校歌に、”忠敬翁がしいた道”と歌詞が出てきて、街の方に敬愛されています。なので、松山さんの様な人(市役所に勤めていて忠敬さんを知らない人)はいないと思いました。
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51歳で隠居し、そこから天文歴学や測量学等を学び、日本全国を歩いて測量し『大日本沿海輿地全図』を作った伊能忠敬を題材に、立川志の輔さんが落語にした「大河への道ー伊能忠敬物語ー」の小説版。まさかそういうオチだったのかと、落語も聴いてみたいなと思った。それにしても、『大日本沿海輿地全...
51歳で隠居し、そこから天文歴学や測量学等を学び、日本全国を歩いて測量し『大日本沿海輿地全図』を作った伊能忠敬を題材に、立川志の輔さんが落語にした「大河への道ー伊能忠敬物語ー」の小説版。まさかそういうオチだったのかと、落語も聴いてみたいなと思った。それにしても、『大日本沿海輿地全図』が完成する数年前に忠敬は既に亡くなっていたとは知らなかった。
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※このレビューにはネタバレを含みます
映画版は公開時に劇場で鑑賞済みです。1冊のボリュームとしてはすぐ読了できる程度に薄め。だけどいくら薄めといえども、これを丸ごと1時間半かけてしゃべる落語家がいるとは信じがたい。オリジナルである立川志の輔の落語をめちゃめちゃ聴きたくなります。 映画版と大きく異なる点は、脚本家がベテランではなくてわりと若いということ。映画版の橋爪功には笑わされました。それから、映画版は原作以上に問題が勃発。しかし200頁付近の、上様の前に地図が広がるシーンは、映画版未見の人にはぜひご覧いただきたい。ジワッと来て涙目になります。 映画の感想はこちら→https://blog.goo.ne.jp/minoes3128/e/3c64ed8ebf89edaa541d95868f366c5c
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映画化もされた新作落語のノベライズ版。元が落語だけにテンポ良くスラスラと読める。オチも完璧。 伊能忠敬を主役とした大河ドラマの誘致を目指す市役所職員。新進の脚本家にプロットを依頼し資料を読み解いていく。その中で明らかとなる衝撃の事実。 テンポ良く笑いあり涙ありの感動作。
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いやはや、伊能忠敬の執念というかすごい人だったことがこれでもか、これでもかと詰まった一冊。落語の原案というだけあってかなり緻密なお話で、オチもバッチリ。チュウケイさんと私まで言ってしまうほどにひきこまれ一気読み。大河いけるよこれは!!!
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映画も面白かったけど、小説も読みやすくて面白かったです。小見川出身の人に地元では本当に「ちゅうけいさん」て言うらしいと聞いて感動しました。
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伊能忠敬の功績を大河ドラマにしようとする企画を立て、千葉県香取市役所の池本と木下、若き脚本家加藤と共にプロット作成に挑む、という立川志の輔の落語演目。 途中で忠敬を慕う人物の回想が入り、どういった様子で地図作成に挑んでいたか膨らんでいくも。 最後の締めはグッジョブ! ただ、現実に...
伊能忠敬の功績を大河ドラマにしようとする企画を立て、千葉県香取市役所の池本と木下、若き脚本家加藤と共にプロット作成に挑む、という立川志の輔の落語演目。 途中で忠敬を慕う人物の回想が入り、どういった様子で地図作成に挑んでいたか膨らんでいくも。 最後の締めはグッジョブ! ただ、現実には「鎌倉殿の13人」しかり、もっとうまい見せ方はありそう。とにかくいろいろ勉強になった。 235冊目読了。
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伊能忠敬を大河のドラマにというプロジェクトをこなすために奮闘する香取市の職員とライター。その中で伊能忠敬を取り巻く人の奮闘ぶりが滲み出して、最後はプロジェクトの話に戻って面白いオチになる。簡単に読めて面白い一冊。
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※このレビューにはネタバレを含みます
立川志の輔さん新作落語「大河への道・伊能忠敬物語」の小説版。映画「大河への道」の原作。 日本を測量し、はじめて日本地図を作った伊能忠敬。その故郷、千葉県香取市の観光振興プロジェクトとしてNHKの「大河ドラマ推進プロジェクト」を任せられた池本主任と木下くん、脚本プロットを任せられた若き脚本家の加藤くんの奮闘ぶりと、伊能忠敬とそれを支えた人々の驚きの歴史感動物語。 面白かった。 立川さんの落語で聞いてみたい。 伊能忠敬という人の名前だけは知っていたけど、地図作りがどんなものなのかは、全く知らなかったので興味深かった。映画も未見だが、キャストも素晴らしいので、ぜひ観てみたい。
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この偉業は伊能忠敬を慕う名もなき仲間たちによって達成され、本作に伊能忠敬は登場しない。しかし伊能忠敬の存在は実に大きかった。 (厳密には今作の主人公は伊能忠敬ではないけど)こういう主人公の在り方いいなあ。落語調だからオチも素敵。
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