まだ誰も見たことのない「未来」の話をしよう の商品レビュー
オードリー・タン氏による、経験をもとにしたこれからの未来の話。 本当、この方は自分とは違う次元に生きてるんじゃないかと思えてくる。まさに鳥の目で未来を見ている感じだ。 IT(情報技術)は「機械と機械をつなぐもの」で、「デジタル」は人と人をつなぐものという考えは新鮮だった。 そう...
オードリー・タン氏による、経験をもとにしたこれからの未来の話。 本当、この方は自分とは違う次元に生きてるんじゃないかと思えてくる。まさに鳥の目で未来を見ている感じだ。 IT(情報技術)は「機械と機械をつなぐもの」で、「デジタル」は人と人をつなぐものという考えは新鮮だった。 そういうわけで、IT大臣ではなく、デジタル大臣と呼ばれたいそう(というより、IT大臣は間違ってるといいたいのかな?)。 1996年にCtoCのオークションサイトを開発したと書いてあったけど、この方、何年生まれだっけ?と思ったら、1981年とのこと。ということは、15歳のまだインターネットもあまり普及してない時代にCtoCのオークションサイトを作ったのか…。すごい(ちなみに、Googleが創設されたのが1998年) なお、台湾の得票率は高いらしく、20代の得票率は2020年で89.63%だったとのこと。今日は日本で衆議院選挙なわけだけど、20代の得票率なんて50%も無いのだろうなぁ…。 それにしても、台湾はWHOへの加盟が認められていなかったり、オープンガバメント・パートナーシップ(OGP)の活動に参加しているのに加盟が認められなかったり、特殊な立ち位置なんだなと改めて思った。 いつか、台湾が一つの国だと認められたらいいんだけどね…。
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昨今の介護・福祉領域でも、しきりにデジタル化ですとか、介護DXなどと言われている今日この頃。自分でもそういう記事とかを目にする中で、いつか彼の言葉で綴られた本を読んでみたいなーと、ぼんやりと思っていました。 一般的な新書本サイズなので、比較的読みやすいサイズ感だと思っていたので...
昨今の介護・福祉領域でも、しきりにデジタル化ですとか、介護DXなどと言われている今日この頃。自分でもそういう記事とかを目にする中で、いつか彼の言葉で綴られた本を読んでみたいなーと、ぼんやりと思っていました。 一般的な新書本サイズなので、比較的読みやすいサイズ感だと思っていたのですが、内容がかなり濃く、咀嚼するのに相当時間がかかりました。 デジタル担当大臣としての事柄だけに留まらず、SDGs、環境問題、民主主義についても本著では自身の考えを提言している。 また、自身のことを『オープンソースである』と語り、政策や体制においても透明化『オープンガバメント』を実践している稀有な存在であることを知った。 本書のタイトル通り、彼が描く『まだ誰もみたことのない「未来」』という青写真を、隣国の人間ながら眺めてみたいと思わされるような壮大さが綴られていました。 他の著作も読んでみたいなー。 そして、台湾行ってみたいなー。 ・ ・ ・ ・ ・ 天才デジタル相が現時点で語る、これからの未来のことと、そのために私たちができること デジタル化、ネットワーク化が進む一方、SDGsのような地球規模の課題がある現在、オードリーさんが考える未来と、それに向けて私たちができることをまとめました。 まったく新しい世の中が訪れようとする今、オードリーさんの言葉は「誰一人取り残さない」世の中のためのメッセージがつまった1冊になっています。 これからの世界を知りたい方、今後の社会で何をすべきかを考えたい方は必見です。
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台湾の天才、お馴染みオードリー・タンの日本向け新書。 考え方が分かって面白い。 勿論本人名義で、自分の良いように書かれているが、何故台湾でできて、日本でこれができないのだとは思う。 まあ、やはり中国に対する喫緊の緊張感、それにより優秀な人を上に付けようという発想があるからなん...
台湾の天才、お馴染みオードリー・タンの日本向け新書。 考え方が分かって面白い。 勿論本人名義で、自分の良いように書かれているが、何故台湾でできて、日本でこれができないのだとは思う。 まあ、やはり中国に対する喫緊の緊張感、それにより優秀な人を上に付けようという発想があるからなんだろうなとは思う。
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台湾のデジタル担当政務委員のタン氏の著書 技術、政策などをオープンし共有することで、デジタルトランスフォーメーションさせ、国や世の中を発展させる。誰も見たことのない未来をよきものにしようとする思いが読み取れる。
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オードリー本2冊目。自分の中では補足的な意味合いが強いが、なかでもとくに仕組みに特化して読んだ。オードリー本人ではなく彼女が参画してなし得た色々やその仕組み。 とくに印象に残ったのはQuadratic Votingの仕組み。1人に99ポイントわたして、同じ人に1票=1ポイント、2...
オードリー本2冊目。自分の中では補足的な意味合いが強いが、なかでもとくに仕組みに特化して読んだ。オードリー本人ではなく彼女が参画してなし得た色々やその仕組み。 とくに印象に残ったのはQuadratic Votingの仕組み。1人に99ポイントわたして、同じ人に1票=1ポイント、2票=4ポイント、3票=9ポイントと二乗で、つまり同じ人には最大9票で、それでも18ポイント余るから他の候補者にも目が行く。ポイントが絶対に余るのはたしかにうまい設計。 あとg0vやJoinみたいなプラットフォームが日本にあるのか軽く調べたら、加古川市のデシディムとデジタル庁のIDEABOXがあった。わーいと思ったら、デシディムは台湾ほど踏み込めていなくて、議会に強制力はない。IDEABOXに至っては2023年3月を最後に死んでいた。ググれば出る。
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金銭的な欲求や名誉などは、今の若者には不要なのかもしれない。新しい価値観こそ世界を変えると実感する。 だからこそ、そんな声に合わせ、今までのやり方を変える必要があると感じるのだ。 現状のやり方では、もうとっくに限界が来ている。 それは国家の運営しかり、会社の経営しかり。 今の地球...
金銭的な欲求や名誉などは、今の若者には不要なのかもしれない。新しい価値観こそ世界を変えると実感する。 だからこそ、そんな声に合わせ、今までのやり方を変える必要があると感じるのだ。 現状のやり方では、もうとっくに限界が来ている。 それは国家の運営しかり、会社の経営しかり。 今の地球環境を考えても、このまま化石燃料に頼って、大量生産、大量廃棄を繰り返していたら、近い将来に限界が来るのは見えている。 この状況であっても、どこか他人事。 「このままで生きていける」と心の底で思っているから、本気で変えようと思わないのではないだろうか。 これは日本経済が停滞していることと関係があるかもしれない。 「変えよう」と本気で思えば、新たなイノベーションが生まれ、経済が上向きに活性化してもおかしくない。 他人任せにせず、現状に危機感を持ち、行動に移す。 そんなシンプルな事を、お近くの台湾が実践しているというのだ。 これは参考にしない手はない。 オードリー・タン氏の活動は、もちろん個人の能力の高さが際立っているが、それだけに留まらない。 我々に真似できるところは、積極的に取り入れていった方がよいだろう。 タン氏は自身の発表や講演、会議の議事などをすべてオープン化しているという。 これらのことは一部日本でも開始されているが、アクセスしやすさや、内容の確認のしやすさはもっと工夫が必要だろうと思う。 単に見やすくするだけでなく、タン氏の場合は市民の意見を吸い上げて、それらを元にして議論したりする「双方向性」がある。 この点、日本の場合はどうしても一方通行になりがちだ。 ここは情報の送り手の意識もそうであるし、受け取る市民側も「積極的に意見を言う」というよりも、あくまでも受動的な姿勢が標準になってしまっている。 台湾の選挙や政治的意見の発信などでは、65歳以上と15歳が活発だという。 これは相当に日本と異なる点だ。 もちろん国家の歴史が異なるのだから、一概に違いを指摘して良し悪しの判断をする訳にはいかない。 しかしながら、少なくとも15歳世代が政治に対して意見を活発に言うというところは心強い。 今後の日本の未来を考えると、今の高齢者よりも若者世代の声をもっと積極的に聞くべきだ。 ここはまずは「対話する姿勢」だという。 これも、実は単純であるが奥深い指摘だ。 我々世代は若者の意見を聞いているだろうか。 そういう機会を設けているだろうか。 確かにデジタル化などツールをもっと活用して、対話するハードルそのものを下げるという手もある。 ここがタン氏の上手いところであり、日本が全然遅れている所なのだ。 コミュニケーションツールを積極的に使うことで、まずは相手の価値観がどういう部分にあり、自分の価値観と何が異なるのかを共有できる。 様々な価値観を排除するのではなく、相手の話を聞く姿勢がこれらデジタルツールを活用すれば、出来る可能性があるのだ。 そう考えると、スマホをもっと便利に使いたい。 老人にはまだまだスマホを使うハードルが高いだろう。 そういう点も改良しつつ、対話をしていこうと前に向かうことが何よりも大切だと感じる。 コロナ対応では、タン氏の声がけのお陰で一気にデジタルツールが構築された。 これによって、マスクの在庫状況が分かったり、コロナ対応の様々な施策が進んだという。 しかし、コロナ問い合わせの電話対応は人間が行ったという。 スマホを使いきれない老人などを、切り捨てないためにどうするかを試行錯誤したという。 要はバランスなのであるが、みんなにとって居心地がいい世界というのは、明確な唯一の正解がある世界ではない。 みんなの価値観をすり合わせながら、その時のみんなの居心地のよさそうなポイントを見つけていく。 人によっては我慢が強いられるかもしれない。 人によっては、金銭的負担が多かったりするのかもしれない。 タン氏は「ソーシャルイノベーション」と言っているが、対話を繰り返せば必ずその時の最適解が導き出せるはずなのだ。 大事なのは、自分の欲を出さないこと。 「社会にとって一番よい方法は何なのか?」 その問いに応えるべく対話を繰り返すということ。 そのためにデジタルの力を積極的に活用しようということなのだ。 我々はこれらツールを使いこなせるように、確実に賢くなっているはずだ。 課題を解決すべく、デジタルの力でチーム力で突破できればと思っている。 そういうチームを作り上げていきたい。 (2023/5/31)
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オードリータン氏が描く「未来」が来るのかどうか? 民主主義が危機を迎える現在、「理想の社会」への道のりは非常に難しいようにも感じます。 タン氏が語るように、重要なのは「参加すること」であり、無関心な傍観者では自分はならないように心掛けたいと思います。 リベラリズムの実現には大きな...
オードリータン氏が描く「未来」が来るのかどうか? 民主主義が危機を迎える現在、「理想の社会」への道のりは非常に難しいようにも感じます。 タン氏が語るように、重要なのは「参加すること」であり、無関心な傍観者では自分はならないように心掛けたいと思います。 リベラリズムの実現には大きな政府が必要だと思っていましたが、タン氏の描く社内には「なるべく小さな政府」を目指しているように思えて、今後も注目していきたいと思います。 日本にもタン氏のようなリーダーが必要ですね。
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ハッカーの意味合いが違った。 =コンピューターや電子回路に詳しく、技術的な課題をクリアする人 自分の思いついたことをオープンにして、他のひとに役立ててもらう 。。。。。。。。。。 反復性が高い仕事はITや機械に任す。 人間はお互いのコミュニケーションに注力していこう! 台...
ハッカーの意味合いが違った。 =コンピューターや電子回路に詳しく、技術的な課題をクリアする人 自分の思いついたことをオープンにして、他のひとに役立ててもらう 。。。。。。。。。。 反復性が高い仕事はITや機械に任す。 人間はお互いのコミュニケーションに注力していこう! 台湾の「デジタル民主主義」 ハッカーの心得 ①この世界には面白いものが待っている ②自分の思いついた問題解決の方法をシェアしよう (ほかの人が時間を無駄にしないように) ③単調でつまらないことは機械を使って自動化しよう! ④わたしたちは自由とオープンデータを追求する。どんな権威主義にも抵抗する。 ⑤たえず学習する。
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感想 地球規模の問題。個人では考えも能力も差がある。だからこそ全員でリソースを合わせられる仕組みが必要。多様な視点のためにみんなで未来へ進む。
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日本にもオードリー・タンさんみたいな人がいたらなぁー。といってる場合じゃない!政治と行政に国民が置いてけぼりの日本。国民、特に若者の政治参加は台湾にも増して重要だと思います。
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