朱色の化身 の商品レビュー
どう着地するのかきになってしまい一気読み。 この事件、この登場人物たちで、最後までグイグイとページを捲らせることができるのは、筆者の腕だなと。
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主人公の取材形式で話が進展していくため、登場人物が多いがその伏線回収が見事。実際のあった出来事も背景にあるのでノンフィクションの趣きもあり面白く読めた。
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余命いくばくもない父親からの依頼を受け ある女性を追うライターの物語。 その女性は、現在 行方不明。 彼女はつかみどころがなく、魅惑的。 人物関係はかなり複雑。 途中で迷子になりそうでした。 最終章、一気に絡まった糸がほどけ 三世代にわたる女性たちの 秘密にされてきた重い荷がほ...
余命いくばくもない父親からの依頼を受け ある女性を追うライターの物語。 その女性は、現在 行方不明。 彼女はつかみどころがなく、魅惑的。 人物関係はかなり複雑。 途中で迷子になりそうでした。 最終章、一気に絡まった糸がほどけ 三世代にわたる女性たちの 秘密にされてきた重い荷がほどかれます。 北陸の海、朱色の橋上の最後のシーン。 淋しく美しい絵のようでした。 ライターの祖母の言葉が ストンと心に落ちました。 「手紙は面倒なようでも、 人の心へ言葉を届けるには、 一番の近道なんやよ」 そしてもうひとつ、気にかかった言葉。 「被害者の悲哀と加害者の後悔は、 当事者にしか分からない重みがある」 現在進行中の事件が頭をよぎります。 ただ、辛かった。 読んでいる間ずっと。 それは実際の火災が元になっているから。 そして、取材形式で物語が進行するため。 フィクションであることを忘れてしまう。 因みに、作者は元新聞記者です。 さらにこの作品の舞台、あわら市。 今年の地震で被害を受けた土地ですね。 一日も早い復興を祈っています。
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記憶喪失 ってな事で、塩田武士の『朱色の化身』 ちょっと前に読んだけど、読んで間空いてまた読んでって感じで読んでたんで、内容をすっかり忘れちゃった そんな読み方じゃったからか、本にのめり込めなかったのか、塩田さんだから期待しすぎて肩透かし食らったような、ボヤっとした内容じゃ...
記憶喪失 ってな事で、塩田武士の『朱色の化身』 ちょっと前に読んだけど、読んで間空いてまた読んでって感じで読んでたんで、内容をすっかり忘れちゃった そんな読み方じゃったからか、本にのめり込めなかったのか、塩田さんだから期待しすぎて肩透かし食らったような、ボヤっとした内容じゃった様な… って、事でどんな内容じゃったかネットのレビュー読んだけど、やっぱりあまりピンと来なかったなぁ 2023年27冊目
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証言、取材を通じて、真実に近づく。時代と少しの不幸で人生のベクトルが大きく触れる。人間は、影響を受ける動物であり、ワルはどこまでいってもワルなんだなあと思う。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
なるほどとは思うのだが、隠されていた真相が、驚くべき真実と言うようなものではなく、非常に個人的なものに収束していく。それをどう味わうか、共感できるのか。
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01月-01。3.0点。 新聞記者の主人公、がんを患う元記者の父親から、ある女性の調査を依頼される。 芦原温泉出身の女性、京大卒の秀才だが数奇な運命で。。。 インタビュー形式で女性の姿をあぶり出していく。インタビューが意外に簡潔で、わかりやすかった。 登場人物が少し多すぎの感...
01月-01。3.0点。 新聞記者の主人公、がんを患う元記者の父親から、ある女性の調査を依頼される。 芦原温泉出身の女性、京大卒の秀才だが数奇な運命で。。。 インタビュー形式で女性の姿をあぶり出していく。インタビューが意外に簡潔で、わかりやすかった。 登場人物が少し多すぎの感じがした。
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インタビュー部分が、少し退屈でなかなか頁が進まなかった。登場人物も多く、誰が誰か分からなくなり、関係性の把握が難しい 最後、いろいろな証言が繋がって面白くなってきたが、終わり方が少し物足りない気がした
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「罪の声」を読んだ時にも思ったけど、センセーショナルな出来事の渦中には、全く注目されないけれども確実に存在し、その後の人生が大きく変わってしまうほどの影響を受けた人が少なからずいて、作者はそういう人たちの声を丁寧に拾っていくために小説を書いているんじゃないかと想像した。 大規模な...
「罪の声」を読んだ時にも思ったけど、センセーショナルな出来事の渦中には、全く注目されないけれども確実に存在し、その後の人生が大きく変わってしまうほどの影響を受けた人が少なからずいて、作者はそういう人たちの声を丁寧に拾っていくために小説を書いているんじゃないかと想像した。 大規模な震災ですら風化が危ぶまれているけれど、なぜ風化させてはいけないのか、あらためて考えさせられた。 自分はその出来事を直接経験していなかったとしても、その出来事に大きく影響を受けた人たちがいる以上、それはいまの自分にもつながるんだってことをあらためて感じた。
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