うまれることば、しぬことば の商品レビュー
イクメンなんだー!と育児をしている男をひとくくりにしないでほしい。わかる!その気持ち! カテゴライズと言う行為はするほうが楽しいけれどされた方がさほど楽しくない。そのカテゴリーの中に存在する様々な濃淡や凸凹やらをツルッと平板化する。 言われた方は微妙な心持ちになる。 言...
イクメンなんだー!と育児をしている男をひとくくりにしないでほしい。わかる!その気持ち! カテゴライズと言う行為はするほうが楽しいけれどされた方がさほど楽しくない。そのカテゴリーの中に存在する様々な濃淡や凸凹やらをツルッと平板化する。 言われた方は微妙な心持ちになる。 言葉って大事だなと改めて思う。感覚、世代、差別、性差、上下関係など、言葉を変えることでその軸も変わってくる。
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私たちが日常何気なく使用している日本語について、なぜこのような言葉が生まれ、そこに何が埋まっているのかを筆者が考察した本です。 おもしろい考察が多く、楽しく読めます。 本書にも書いてあるとおり、今はポリコレ、ネットで炎上等があり、言葉使いに気を付けて話す機会が多いので正直疲れるこ...
私たちが日常何気なく使用している日本語について、なぜこのような言葉が生まれ、そこに何が埋まっているのかを筆者が考察した本です。 おもしろい考察が多く、楽しく読めます。 本書にも書いてあるとおり、今はポリコレ、ネットで炎上等があり、言葉使いに気を付けて話す機会が多いので正直疲れることも多いですが、考察してみるとおもしろいものです。
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言葉は生き物のように、生まれたり死んだりする。たまには何世代か経ってから甦ったりも!生まれる言葉からその時代の空気が表れている。 その言葉の背景の考察がまた面白かった。
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時代と共に生まれる言葉があれば、無くなっていく言葉があるように、流行語というのはその時代を映す鏡。 今は世代的にギリギリ知っている単語もあるが、次第に時代に取り残されたような言葉のチョイスをしてしまうだろうことに一抹の寂しさを感じながら読了。
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エッセイストらしい言葉の分析。たまに「そうかなぁ」と思うところもないわけではなかったけど、それはエッセイだから問題ない。
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最近使われるようになった言葉、今までにはなかった新しく生まれた言葉、いわゆる流行語について、その使われ方や行く末などについて考察する。 今時の言葉の使われ方、例えば「ハラスメント」や「映え」などについてもその起源(?)や変遷などについてもこれほど多彩な考察が生まれることに驚く。さ...
最近使われるようになった言葉、今までにはなかった新しく生まれた言葉、いわゆる流行語について、その使われ方や行く末などについて考察する。 今時の言葉の使われ方、例えば「ハラスメント」や「映え」などについてもその起源(?)や変遷などについてもこれほど多彩な考察が生まれることに驚く。さすが酒井順子である。 社会の中で言葉がどのように扱われていくか、著者独自の視点で描かれているが、共感することが多い。
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時代と言葉の本。 しんでいった言葉や、おそらくこれからしぬ言葉など、時代の流れを考えつつ、こうなるのではと考えが綴られている。この時代背景があったから、この言葉はいきてるだったり。 身近にあることばを題材にまとめてある。 言葉の面白さを感じた。 何となく気になって読んでみたが、...
時代と言葉の本。 しんでいった言葉や、おそらくこれからしぬ言葉など、時代の流れを考えつつ、こうなるのではと考えが綴られている。この時代背景があったから、この言葉はいきてるだったり。 身近にあることばを題材にまとめてある。 言葉の面白さを感じた。 何となく気になって読んでみたが、よかった。
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モヤっとした思いを、深堀り考察されていて面白かった! ご○○&ご○○、「戦い」、二人称のyou…などなど激しく首肯します。
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酒井順子はちょっと毒のある、あざとい位の 話だと更に冴えがます。 「『活動』の功と罪」が秀逸。 「『パパ活』であれば、ときめきに飢えた おじさん達を金ヅルとして活用しようという 若い女性の意欲」を感じる。 ここで「ときめき」と「活用」という 言葉を使う時点で類稀な才だ (「泡沫系...
酒井順子はちょっと毒のある、あざとい位の 話だと更に冴えがます。 「『活動』の功と罪」が秀逸。 「『パパ活』であれば、ときめきに飢えた おじさん達を金ヅルとして活用しようという 若い女性の意欲」を感じる。 ここで「ときめき」と「活用」という 言葉を使う時点で類稀な才だ (「泡沫系」って言うんだ)。 そして最後に「『皆がしているから』という 理由で無理に『活動』をせずとも、 他に『活きる』道も、ある」と上手くしめる のも流石。 P96 明るい女の子を表現する「オノパトペ」 =キャピキャピ P122 カテゴライズという行為は、 する方は楽しいのけれど、 された方はさほど楽しくない ※ P124 「古っ」への戦慄 ※
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※このレビューにはネタバレを含みます
言葉ってほんとに生き物ね。 これを読むと時代の変遷とともに言葉も変わっていく。 ”モテないブスのヒステリー”これは完全にアウト、ってとこが笑った。 確かに黒人もいまやアウト。アフリカ系アメリカ人って言わなくてはいけない。 ”陰キャ””陽キャ””気づきをもらいました”等。 読むながらクスッと笑いながら納得する部分多し。
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