ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論(Ⅲ) の商品レビュー
期待のシリーズ! ミステリーでありがちなクローズドサークルですが、内容はありきたりではなく、犯人も予想外! 人の欲望渦巻く結末まで一気読み必至です、、
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二転三転四転 すごい世界であることを 想像させられるってね 小説家が主人公だからこその物語 どの視点での 物語として読むのか なぜ 小説家は小説を書くのか 小説家では無いものは小説を書かないのか 書くことで何を 書くってどう言うことなのか 前二作とはまた変わった印象を持った物語
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古典的な展開? って思いつつも、そんな簡単に行くわけ無いよねって でも意外と物語は淡々と古典的展開に基づいて進んでいってる感じに取れました ちょうど、ちょっと前に「ある閉ざされた雪の山荘で」を見ていたので・・・ それの影響が大きかったかもしれません でも、さすが松岡先生、一端大...
古典的な展開? って思いつつも、そんな簡単に行くわけ無いよねって でも意外と物語は淡々と古典的展開に基づいて進んでいってる感じに取れました ちょうど、ちょっと前に「ある閉ざされた雪の山荘で」を見ていたので・・・ それの影響が大きかったかもしれません でも、さすが松岡先生、一端大振りしてこういうことかぁ〜って とことん納得させてくれた後で・・・ どーんともう一回正反対に振ってくれる・・・やられましたね いや、なんとなくそんなんじゃないの?って揺れてるところを ちょっとした力で傾けられた感じですね にしても、小説家って・・・なかなか大変ですね 職業と捉えるか、芸術家と捉えるのか どちらにせよ、ただ「好き」、では生きていけいないですもんね あと、やっぱり他人に、世間に、認められたいですから・・・ でも、人のルールを破っちゃ、やっぱりだめですよ 人間社会で生きていく以上は とまぁ、文芸に疎い自分はいろいろ出てくる文芸ネタはピンっと気ませんが、 解説であったように、李奈がたくましく成長していく様を楽しませていただくのでした。
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この作品は松岡圭祐作品としては、ちょっと残念な気がした。 ミステリーだが、途中から私の想像通りに話しが展開し結末もそのようになってしまった
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今回は、あんまりいい出来ではない印象が残ったかと思う。 途中で紹介されている本の内容のインパクトが強すぎて、この本の本筋にあまり集中できなかった。 でも、ミステリーとしては、後半がどんでん返しという感じになっていて、自分の予想とは違うところに飛んで行ったかと思うと、意外にも近いと...
今回は、あんまりいい出来ではない印象が残ったかと思う。 途中で紹介されている本の内容のインパクトが強すぎて、この本の本筋にあまり集中できなかった。 でも、ミステリーとしては、後半がどんでん返しという感じになっていて、自分の予想とは違うところに飛んで行ったかと思うと、意外にも近いところに戻ってきたり、そんな感じだった。
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孤島における殺人・クローズド・サークルとして 始まり、殺人せざるを得ない状況下における即興 共謀が謀られたのは、小説家ばかりという特殊な 性格ゆえ列車における殺人のような色付けがなさ れた(アガサ・クリスティの名作両面焼き) 誘導とはいえ、人様の計画を読み解いた李奈も作 家としての悲哀を骨身にしみこませているからだ 彼女も被害者と言うべきだと思う(´・ω・`)
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タイトル通りのクローズド・サークルもの いつものように引っ張りに引っ張る展開だけど、打って変わって無理無理な構成で今ひとつ
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3巻目にして、ようやく引き込まれてきた感じです。 解説にも「…前作とは作風が一変…」とあったので、そういうことかと納得。 今回も、作家の苦悩や出版の裏事情が、フィクションとはいえ、とても生々しく描かれていて、読者としてはとても考えさせられるものがあった。
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杉浦李奈の推論第三弾。副題のクローズド・サークルという題名からして何が起こるのかとドキドキしながら読み進めていた。人がひとり亡くなり、犯人は誰かと考えるところで李奈と同じミステリー作家の友人の優佳と一緒にアイデアを出すところで、犯人は単独犯じゃなくこちら側に協力者がいないとできないとは思った。一度、李奈が謎解きして、こういう結末なんだと納得仕掛けたのだがここで終わりではなかった。複数で共犯事件の場合はお互いの牽制のために証拠を残しておく。なるほど。一気に読んでしまった。
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クローズド・サークル。 ミステリーファンなら基礎の基礎と言える、アガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった』を彷彿とさせるタイトル。 もちろん中身も。 この本歌取りめいた物語だが、そもそも集められた原因は「櫻木沙友理」というとんでもなく売れに売れた作家の後継者選びだった。 櫻木...
クローズド・サークル。 ミステリーファンなら基礎の基礎と言える、アガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった』を彷彿とさせるタイトル。 もちろん中身も。 この本歌取りめいた物語だが、そもそも集められた原因は「櫻木沙友理」というとんでもなく売れに売れた作家の後継者選びだった。 櫻木は誰なのか。 その謎解きと、そもそも櫻木はいるのか。 『金田一少年の事件簿』を思い出す。 売れない作家たちの運命やいかに。 終わり方は一回でわからず、数ページ戻ってもう一度読んだ。 なるほど、櫻木は「いた」。 ちょっと解決シーンが急ぎ気味だったかなという印象と、李奈の最後のセリフが蛇足、のような気もするが……。 古今東西のクローズド・サークル本へのオマージュが効いている。 さて、この物語、実はVに続いていく。 ⅢとⅣの読む順番は入れ替わっても問題ない。
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