ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論(Ⅲ) の商品レビュー
シリーズ3作目。 2作目までの本にまつわるミステリーとは少し趣向を変え、今作の舞台はクローズドサークル。 新星のミリオンセラー作家・櫻木沙友理を発掘した出版社の新人作家を募集することを知った李奈は、同じ小説家の友人・優佳と一緒に応募する。 最終選考の8人に残った李奈と優佳は瀬戸内...
シリーズ3作目。 2作目までの本にまつわるミステリーとは少し趣向を変え、今作の舞台はクローズドサークル。 新星のミリオンセラー作家・櫻木沙友理を発掘した出版社の新人作家を募集することを知った李奈は、同じ小説家の友人・優佳と一緒に応募する。 最終選考の8人に残った李奈と優佳は瀬戸内海に浮かぶ無人島に招待される。 う~~~ん。 ここまでの展開ですでに無理があるような気がする。 招待された8人の小説家と管理人代わりのバイト、カメラマン、そして櫻木沙友理だったが、初日の夕食の時に主催者である編集者が毒殺される。 お決まりの電話線も切られ、まさに絶海の孤島に残された10人は生きて帰れるのか、壮絶な心理戦が繰り広げられるのだが・・・ 少し前に「密室黄金時代の殺人」を読んでしまったからなのか、トリックがとても面白くなかった。 次から次へと人がいなくなるが、殺人事件が起きていないのも明白で、最後の種明かしもイマイチ。 すでに4作目が出ているが、3作目を読んでから購入を考えようと思っていたが、やっぱりもういいかなぁ。
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シリーズ第3作。新星ミリオンセラー作家の櫻木沙友理を発掘した出版社の新人作家募集にラノベ作家の杉浦李奈と友人で作家の那覇優佳は参加する。2人は揃って合格し瀬戸内海のリゾートアイランド汐先島に招待される。合格した小説家8人と櫻木沙友理・編集者・カメラマン・世話係の計12人が絶海の孤...
シリーズ第3作。新星ミリオンセラー作家の櫻木沙友理を発掘した出版社の新人作家募集にラノベ作家の杉浦李奈と友人で作家の那覇優佳は参加する。2人は揃って合格し瀬戸内海のリゾートアイランド汐先島に招待される。合格した小説家8人と櫻木沙友理・編集者・カメラマン・世話係の計12人が絶海の孤島で事件に巻き込まれる。 前2作では探偵役に徹した李奈が今作で事件の禍中に放り込まれる。文芸色を薄めミステリを前面に小説家の苦悩を描く。絶妙な違和感と伏線、事件の真相が2転3転し緊迫感が漂うクローズドサークル。 ★★★✩✩ 3.0
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今作に関してはクローズドサークルで展開されるが故に展開に惹き込まれず、若干惰性で読んでいたところはあった。アガサ・クリスティーの「そして誰もいなくなった」や「オリエント急行の殺人」へのオマージュ、最後のどんでん返しは良かったが、1作目同様ラストが早急な印象。
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①②は出版業界の裏側と事件って言う感じだったけど、③作目は、電話も通じない孤島で、(しかも野生のトリカブトも生えている)殺人がおこる。
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李奈さん。 相変わらず、 事件に巻き込まれてますね。 シチュエーションは、 実際にはあり得ないと感じましたが、 小説としては面白かった。 優佳さんは、 サブキャラとして今回も登場してますが、 相変わらず何の役にも立ってない。 GW中に、積読状態のⅣも 読んでみます。
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彗星の如く現れた期待の新人・櫻木沙友理の出す本は全て100万部超えで、一躍時の人となる。その櫻木を発掘した出版社が新人作家を募集すると知り、李奈は友人の優佳と共に選考に参加する。見事審査を受かった二人は、瀬戸内海にある離島に招かれた。そこはかの有名な海外ミステリーの舞台の様な絶海の孤島で… 今回のテーマは「クローズドサークル」。 名前の通り、絶海の孤島で起こる殺人事件。そして櫻木からの不可解な課題。スマホも使えない、そして襲われるかもしれない恐怖。これらがハラハラしっぱなしでしたが、二転三転と変わる展開が予想もしないもので、シリーズの中で一番面白かったです。
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作家と編集者のパワーバランス。大手出版社の編集者のイメージ(私の主観)→早稲田卒。代々東京暮らしで家柄良いお家の子。実際はどうなんでしょうね
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前作迄よりミステリ色か強かったため、少々気が削がれた しかしながら、後半に描かれていた執筆者と編集の関係性は、実情を知らない立場からは生々しく感じられ興味をそそられた
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シリーズ3作品目。 一番面白くてハラハラしたかも。 一作目から主人公杉浦李奈の成長が 著しいですね。本当強くなったなぁ〜。 なんと4月に4作品目が刊行との事。 本当執筆スピード尋常じゃないですね。 でも毎回濃厚で面白い。 本当作家さんって天才ですね。
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Ⅰ、Ⅱと少し変わって話が拡張した印象。 とにかく今回はキャラクター達が動く動く。友人の那覇優佳の存在は李奈にとって心強かったでしょう。 今回はあまり出てこなかったけど、レギュラー化されてきたキャラクター達のポテンシャルの高さに驚かされると同時に、どこまでその能力が引き出されて...
Ⅰ、Ⅱと少し変わって話が拡張した印象。 とにかく今回はキャラクター達が動く動く。友人の那覇優佳の存在は李奈にとって心強かったでしょう。 今回はあまり出てこなかったけど、レギュラー化されてきたキャラクター達のポテンシャルの高さに驚かされると同時に、どこまでその能力が引き出されていくか、今後の作品が楽しみ!
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