タラント の商品レビュー
角田さんの本は沢山読んで感動を頂いております。こちらは発売前からワクワク、本屋さんで爽やかなブルーを見つけた時の感動、そして物語は予想以上に素晴らしくあっという間に読み終わりました。かなり分厚い本なので、シーン別に細かく分けて読んでも楽しいと思います。なんとなく人生に躓いていた時...
角田さんの本は沢山読んで感動を頂いております。こちらは発売前からワクワク、本屋さんで爽やかなブルーを見つけた時の感動、そして物語は予想以上に素晴らしくあっという間に読み終わりました。かなり分厚い本なので、シーン別に細かく分けて読んでも楽しいと思います。なんとなく人生に躓いていた時なので、表紙のイラストを含め元気を頂きました。
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主人公 みのりの大学時代、みのりの現在と、みのりのじいちゃんの戦争からの話の構成になっている。大学時代にボランティアでネパールに行くのだがいつしかそのボランティアも偽善なのか悩むようになる。義足の祖父、甥の陸、皆それぞれ悩みをかかえているが、いつしか新たな先へとむかう。面白かった...
主人公 みのりの大学時代、みのりの現在と、みのりのじいちゃんの戦争からの話の構成になっている。大学時代にボランティアでネパールに行くのだがいつしかそのボランティアも偽善なのか悩むようになる。義足の祖父、甥の陸、皆それぞれ悩みをかかえているが、いつしか新たな先へとむかう。面白かったが途中が長く感じられた。
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塩田さんとはまた、一味違った戦後史。四代にわたる家族軸に、国際情勢から国内の震災、コロナまでとっ散らかしながらクライマックスの盛り上げ。角田さんの頭どうなってんの?正義、善意が一つ、普遍なんてありえないけど、そう思い込む覚悟は必要かも。爺ちゃんの「ただ見とればええ」『ヘマやっちま...
塩田さんとはまた、一味違った戦後史。四代にわたる家族軸に、国際情勢から国内の震災、コロナまでとっ散らかしながらクライマックスの盛り上げ。角田さんの頭どうなってんの?正義、善意が一つ、普遍なんてありえないけど、そう思い込む覚悟は必要かも。爺ちゃんの「ただ見とればええ」『ヘマやっちまったな』くらいで済ませたほうがいい」考えすぎない。飛び抜けていなくても、それぞれの日常をやり遂げる才能こそがタラント
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角田光代さんの文章力だからなんとか最後まで読めたけれど、ストーリー性の低い作品で正直なところ退屈だった。最期のしめくくりは良かったが、ここを描きたいがためのだらだらと長いお話だったのかなと思った。題名にある『タラント』=人の使命みたいなもの?を描こうという気負いは伝わった。しかし...
角田光代さんの文章力だからなんとか最後まで読めたけれど、ストーリー性の低い作品で正直なところ退屈だった。最期のしめくくりは良かったが、ここを描きたいがためのだらだらと長いお話だったのかなと思った。題名にある『タラント』=人の使命みたいなもの?を描こうという気負いは伝わった。しかしそれを伝えようとするあまりに、やや説明的なお話となってしまった。
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タラント、人は生まれてくる時にこの世でやるべき使命とタラントを神様から与えられているように思う。 日常で気づいた事や興味があることにを突き詰めていったら、、それが社会のためだったり自分や家族のためだったり、そんなふうにして、人は命を繋いでいくのではないかって感じられた。
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久しぶりの角田作品。 期待外れというか退屈だった。 自分のペースで生きるとか 逃げてもいいみたいなメッセージは ありきたり。 ほんとに文芸は単行本で買いたい作品が ないし読んだ後で文庫でいいと思ってしまう。 自分の感性が鈍くなったのか。
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家族の方言の会話に揺るぎない平穏さを感じながらも、清美の過去の独白は辛かった。戦争によって強制的未来を奪われた悔しさや諦め。清美の最後の独白にようやく笑顔マークが登場し、救われた。
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角田光代のエッセイを小説に仕立てた、という感じがした。直前に角田光代のエッセイを読んでいたからそう感じたというのもあろうが、ボランティアに関する考え方について、登場人物のセリフで説明している部分が多く、それぞれ目からウロコだったり納得だったりではあるんだが、ストーリーで厚みがもた...
角田光代のエッセイを小説に仕立てた、という感じがした。直前に角田光代のエッセイを読んでいたからそう感じたというのもあろうが、ボランティアに関する考え方について、登場人物のセリフで説明している部分が多く、それぞれ目からウロコだったり納得だったりではあるんだが、ストーリーで厚みがもたらされるようなものではなかった。 ボランティアの話とパラリンピックの話が、最終的に回収された(一箇所に帰着した)ようなされないようなだった。 角田光代の小説は、引き込まれる読みやすさと、自分も同じような感覚あるけど表現できないことをわかりやすく書いてくれてるあるあると、最後の納得感と、この辺り魅力だが、どれも他作品に比べると今ひとつで、期待しすぎだったこともあるかと思うが、普通だなと思った。
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日本、他国の戦争のこと、難民のこと、 震災のこと 知らないこと、やってないことたくさんあるし 色々考えて行動したりやめたり 私からしたらみのり充分すごい
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前情報なしに角田さんの本だからと手に取ったら分厚さにびっくり笑。表紙から想像もつかないようなテーマの壮大さにもびっくり。 ほんといい話読んだな。過去と現代、そして祖父の時代のあれこれと、3つくらいの大きなテーマが入り乱れるんだけど、さすがだなと思うのがどれもきちんと終結されてるこ...
前情報なしに角田さんの本だからと手に取ったら分厚さにびっくり笑。表紙から想像もつかないようなテーマの壮大さにもびっくり。 ほんといい話読んだな。過去と現代、そして祖父の時代のあれこれと、3つくらいの大きなテーマが入り乱れるんだけど、さすがだなと思うのがどれもきちんと終結されてること、散らかっていない。 祖父の話のあれこれが見えた時かなり感動しちゃった。誰も知らないあの時代。 使命感とか、そういう何のために今自分は的なテーマって大学生の時くらいからふと何度も思う永遠のテーマな気がする。 使命感なんて言葉ではなく、楽しいからやりたいからで、な、ムーミンの言葉も、その後のムーミンの行く末とかも、本当にもどかしさでいっぱいになる一冊だったな。
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