ひとんち の商品レビュー
面白かった。ユリイカの澤村伊智特集で「短編こそホラー小説の本懐」と紹介されていたので買った。 「ひとんち」「夢の行き先」「死神」は映像効果が素晴らしく、スピンオフも面白くなりそう。 特に「夢の行き先」が好きだった。 「怖い夢を見る」という日常的な導入から、「夢が移動している」「席...
面白かった。ユリイカの澤村伊智特集で「短編こそホラー小説の本懐」と紹介されていたので買った。 「ひとんち」「夢の行き先」「死神」は映像効果が素晴らしく、スピンオフも面白くなりそう。 特に「夢の行き先」が好きだった。 「怖い夢を見る」という日常的な導入から、「夢が移動している」「席順の通りだ」「もう一つ移動している夢がある」「夢が中央でぶつかる」と繋がっていくところ、子どもたちの気持ちが恐怖から好奇心へと翻っていく様子がすごくよかった。 妄想と紙一重なのに、稚拙がゆえに説得力のある推論にぶん回される心地よさ。 澤村伊智の怪異は、怨恨などではなく不慮の事故のような形が多いところがいい。 人間由来のものでも、因果関係がはっきりしない「行き違い」のような形の怪異が多い。 多くの人が通り過ぎるのに、なぜか気づいてしまったために巻き込まれる形も、ごく自然に、正確に社会を映し取っていると思う。
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1話目、ひとんちの意味がわかった瞬間寒気がした。 自分ちの常識はひとんちの非常識。 ん?あなたのおうちもそうでしょう。 2作目以降はありがちな設定であまり興味を持てなかった。
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表紙(カバー)買い。 あまり怖くも面白くもない。特にオチがつまらない話が多い。こういう奇妙な話の短編ってオチが重要だと思うんだけど・・・。 この作者の作品は売れてるみたいなので期待して4作品読んだだけど、どの作品も期待以上ではなかった。
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ぼぎわんを読んで、本当に怖くてもうこんな本は読めない、と思っていたのに、図書館で見かけた澤村さんの短編集。怖いもの見たさで手に取ってしまった。 シュマシラ、死神、この2作品が私には怖かった。ありそうな日常の中で起きる恐怖、いい歳して怖い夢を見てしまわないか不安になる。 スキマ時間...
ぼぎわんを読んで、本当に怖くてもうこんな本は読めない、と思っていたのに、図書館で見かけた澤村さんの短編集。怖いもの見たさで手に取ってしまった。 シュマシラ、死神、この2作品が私には怖かった。ありそうな日常の中で起きる恐怖、いい歳して怖い夢を見てしまわないか不安になる。 スキマ時間読書には程よく、続きが気になって一気読みできる長さ。刺激が欲しい人にはオススメできると思う。
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澤村さんの ホラーのネタはどこから溢れてくるのかしらというぐらい、怖さに幅と引き出しがあります。 「ひとんち」 ひとんちとじぶんちでは、ちょっと話がズレることがあります。仕方ないです。 でも、そのズレの中に、誰かの家の「当たり前」が潜んでいる。そしてその「当たり前」が、ある日ふ...
澤村さんの ホラーのネタはどこから溢れてくるのかしらというぐらい、怖さに幅と引き出しがあります。 「ひとんち」 ひとんちとじぶんちでは、ちょっと話がズレることがあります。仕方ないです。 でも、そのズレの中に、誰かの家の「当たり前」が潜んでいる。そしてその「当たり前」が、ある日ふと、自分の家の常識を脅かしてくる。 「夢の行き先」 僕らの夢の行き先。 二つの夢が 出会った先に起こったトラブル。 「闇の花園」 学校の先生もいろんな家庭があって大変ですね。 闇が深すぎると、手が出せません。 守ったはずの子供の闇は深い。 「ありふれた映像」 ありふれた映像の中に、何か見つけてしまったら―それは怖い。 「手のんく本宮」 身体の小さなバグって、気になりだすと止まらない。確かに、バグっているところが無くなれば、バグらない。でも、それは“治った”と言えるのだろうか。 「シュマシラ」 澤村さんは、音から感じる言葉を創り出すのが上手いなあと思う。適当に作っていそうで、たぶん音に意味を持たせているんじゃないのかなあ。 響きだけで、もう世界が立ち上がっている 「死神」 「不幸の手紙」を回したことはないけれど、 知らない人の貴金属を身につけるのは、少し怖いなあ。最近はリサイクルが盛んだけれど あまりその方向のホラーが出てこないのは 不思議な感じ。 澤村伊智の「死神」は、そんな継承の恐怖。 「じぶんち」 「ひとんち」への呼応として書き下ろされた 「じぶんち」。 タイトルだけが対になっていて、 怖さは、圧倒的に“じぶんち”に軍配。 他人の家より、自分の家のほうが、よほど怖いし 怖いと悲しい。
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ヒトコワ系の短編集 どのお話もすごく面白くてすごく不気味で怖かったです 短編集なので読みやすくスキマ時間に手に取りやすいのが良かったです とにかく設定がどれも面白い! シュマシラが特に好きなお話でした 私もひとつのことに夢中になると深掘りしてしまう傾向があるので、シュマシラはす...
ヒトコワ系の短編集 どのお話もすごく面白くてすごく不気味で怖かったです 短編集なので読みやすくスキマ時間に手に取りやすいのが良かったです とにかく設定がどれも面白い! シュマシラが特に好きなお話でした 私もひとつのことに夢中になると深掘りしてしまう傾向があるので、シュマシラはすごく怖かったですw はっきりとした答えがないまま結論とこの先について読者に想像を委ねる作風なので、想像力が豊かな人ほど楽しめる一冊だと思いました
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【2025年96冊目】 友人の家にお邪魔したら、途中から話がおかしくなってきて――「ひとんち」、不可解な夢が行き着く先は――「夢の行き先」、熱血教師とゴスロリ母娘の対決と思いきや――「闇の花園」、一度見てしまったから日常の狭間に捕えられて――「ありふれた映像」、荒れ果てた同僚の手...
【2025年96冊目】 友人の家にお邪魔したら、途中から話がおかしくなってきて――「ひとんち」、不可解な夢が行き着く先は――「夢の行き先」、熱血教師とゴスロリ母娘の対決と思いきや――「闇の花園」、一度見てしまったから日常の狭間に捕えられて――「ありふれた映像」、荒れ果てた同僚の手の意味は――「宮本くんの手」、趣味を突き詰めたら取り込まれた――「シュマシラ」、本当に食べたい餌は――「死神」、帰宅したら家にいるはずの家族の姿はどこにもなくて――「じぶんち」。日常の隣にある怪異を描く8編の短編集。 こ、こ、怖かった〜。最後の「じぶんち」がめっちゃ怖くて読み進めるの嫌でした笑 ホラー作家である澤村伊智さんの短編集。比嘉姉妹シリーズも好きですか、こうやって息継ぎできる短編集もいいですね。 好きだったのはやっぱり表題作かな。「何それ怖い」から「待って話変わってきた」になってからの更につっこみが入る事態になるとは思わなかった。やっぱり家をモチーフにした話ってのは怖いし、ヒトコワが一番怖い。これはもう、何度となく言ってるんですけど。 あとは「シュマシラ」も、異次元に取り込まれた感があって、やっぱ日本の神様が一番怖いなと思ったり。八百万の神を信じてる日本人としては、ありえそ〜と思っちゃいます。 「ありふれた映像」とかもね、逆にまじまじ見ちゃいそうですけど一回でも見てしまったら普通に生活できない気がするので止めときます。 満足度の高い短編集でした!
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面白い短編集。「シュマシラ」が特にお気に入り。サブカル趣味のオタク中年の自分語りからある種のオカルトファンタジーになる展開が素晴らしい。また、「ありふれた映像」や「宮本くんの手」というお話も、この世界と怪異は知らないところ地続きであることを認識させてくれる。また、「じぶんち」とい...
面白い短編集。「シュマシラ」が特にお気に入り。サブカル趣味のオタク中年の自分語りからある種のオカルトファンタジーになる展開が素晴らしい。また、「ありふれた映像」や「宮本くんの手」というお話も、この世界と怪異は知らないところ地続きであることを認識させてくれる。また、「じぶんち」というお話では怪異とハードSFを行き来するという妙技。面白く読むことができました。
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自分ちだけの常軌を逸したマイルール、クラスの席順に生徒の悪夢を渡り歩く老婆など、恐怖短編集。 誰も注意を払わないようなスーパーの販促映像に不気味な死体が映り込む『ありふれた映像』が好み。日常の中のちょっとした歪に潜む恐怖演出に引き込まれました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ひとんち ミイくんってもしかして元彼?? 闇の花園だけ好みと違ったけど、基本的にどれも続きが気になってどんどん読み進めた。 8話全て方向の違うホラーを描いてて流石すぎる。一つも被ったり似てるなと思うものが無い。 もーーなんでそんなことすんだよーー( ; ; )って展開も流石。それだけはやめてくれって絶望なんだけど 解説文ラストの澤村伊智を表す言葉はまさにそれ。 良かった。
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