絶滅危惧種はそこにいる の商品レビュー
生態系を豊かにする取り組みの紹介であり、そのことにもっと興味を持ってもらいたいという思いが満ちあふれている1冊である。「絶滅危惧種がそこにいる」の「そこ」とは、ごくごく身近な場所で見ることができるという意味であり、「そこ」にもっと目を向けて、かけがえのない自然を大切にはぐくむ心を...
生態系を豊かにする取り組みの紹介であり、そのことにもっと興味を持ってもらいたいという思いが満ちあふれている1冊である。「絶滅危惧種がそこにいる」の「そこ」とは、ごくごく身近な場所で見ることができるという意味であり、「そこ」にもっと目を向けて、かけがえのない自然を大切にはぐくむ心を持ってもらいたいというメッセージでもある。水を抜いて池の手入れを行う「かいぼり」の奮闘記、外来種問題、ビオトープ作り、捨てられていたアナグマを育てて自然に戻す話など、筆者の活動の記録とも言える内容が、わかりやすくまとめられている。
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絶滅の恐れがある生物は、希少な動物ばかりでは ありません。 よく知られているところでは在来種のメダカや鮒 などです。 え?メダカって確かに田んぼからは姿を消してい るけれど、水槽で飼っている人が多いので絶滅な んてしないのでは?と思うかもしれないです。 しかし、なんと本来東...
絶滅の恐れがある生物は、希少な動物ばかりでは ありません。 よく知られているところでは在来種のメダカや鮒 などです。 え?メダカって確かに田んぼからは姿を消してい るけれど、水槽で飼っている人が多いので絶滅な んてしないのでは?と思うかもしれないです。 しかし、なんと本来東京を含む南日本に広く分布 するメダカは正しい名前をミナミメダカと言い、 北日本のものとは種類が違っているらしいです。 つまり北日本のメダカが絶滅危惧種であるのです。 こうした地域性が失われてしまうことも絶滅危惧 として考えられています。 さらにコイも日本在来ではなく、外来魚が大繁殖 しているとか。 ブラックバスのような分かりやすい種だけが、日 本在来の品種を脅かしているわけではないのです。 日本の本来持っている自然を守るために奮闘する 一冊です。
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さまざまな動物と触れ合った体験などが描かれていてとても良い本です。都会にはない体験が書かれているのもいいなーと思いました。
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「野生生物」や「自然保護」の知識は乏しいけど関心はあるので、子供の頃から馴染みのあるエリアが舞台となっている活動に興味を持って読んだ。
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