レニーとマーゴで100歳 の商品レビュー
翻訳ものの読みづらさはあったものの レニーとマーゴの人生のキラメキを体感でき 余命いくばくもない患者としてではなく ひとりの人間としてのそれぞれの 生き生きとした物語をたっぷり味わえた。 ターミナルに例えられた最期はとっても明るく 不思議と希望のあるラストに感動。
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余命僅かな17歳の少女レニーと83歳のマーゴ.病院で出会って院内の絵を描くプログラムで出逢い直し強い友情で結ばれていく.死ぬまでは生きているんだと明るく生き生きとした行動力で周りを照らす.マーゴの人生を共に生き直すようなレニーの友情,死について考えさせられ心に響く.. 死という現...
余命僅かな17歳の少女レニーと83歳のマーゴ.病院で出会って院内の絵を描くプログラムで出逢い直し強い友情で結ばれていく.死ぬまでは生きているんだと明るく生き生きとした行動力で周りを照らす.マーゴの人生を共に生き直すようなレニーの友情,死について考えさせられ心に響く.. 死という現実を扱いながら,笑いとユーモアに全てを包み込んで素晴らしい物語だ.
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死を目前にした17歳と83歳が、病院の絵画クラスで、互いの来歴を絵にして見せ合い、あわせて100年の豊かな人生が語られていく。 これがデビュー作とは思えないキャラ造形、交互に描かれ巧みに構成された物語。 母に去られ父をも拒んで、若い死に向き合う勇敢でひねくれたレニー。夫を次々に失...
死を目前にした17歳と83歳が、病院の絵画クラスで、互いの来歴を絵にして見せ合い、あわせて100年の豊かな人生が語られていく。 これがデビュー作とは思えないキャラ造形、交互に描かれ巧みに構成された物語。 母に去られ父をも拒んで、若い死に向き合う勇敢でひねくれたレニー。夫を次々に失い、ようやく巡り合った最愛の人とも歳月ゆえの悲しい別れを強いられたマーゴ。老いにも若きにも死と時間は容赦ない。だからこそ、一瞬の交わりが尊いのだ。 「わたしはときにはハンフリーの愛を当たり前のものとみなしたが、それはだれかに愛されているとほんとうに確信できるときにしかできないことだろう」 そんなふうになりたいねえ。
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終末期医療で入院している17歳のレニーは、アートセラピーの教室で83歳のマーゴと知り合い、互いに共感をする。二人の年齢を足すと100歳、それに合わせて二人で100枚の絵を描く。そして、その絵について相手に話す。17年しかないレニーの人生。一方マーゴの人生は波乱万丈。共に死を間近に...
終末期医療で入院している17歳のレニーは、アートセラピーの教室で83歳のマーゴと知り合い、互いに共感をする。二人の年齢を足すと100歳、それに合わせて二人で100枚の絵を描く。そして、その絵について相手に話す。17年しかないレニーの人生。一方マーゴの人生は波乱万丈。共に死を間近に感じている二人の共鳴感に、ヒタヒタと感動が押し寄せる。共に死を迎える二人なのだが、イキイキと感じられる。それだけに、後半はやはり哀しい。哀しいけれど、清々しさも感じた。
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