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スノウ・クラッシュ 新版(上) の商品レビュー

3.4

21件のお客様レビュー

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2024/05/11

ハヤカワ文庫の100冊で取り上げられてて。 装丁がおしゃれだったのと ちょーどサイバーパンク2077をプレイしてたのもあって。 メタバースの語源にもなった作品らしいのだけど あまりよくわからないまま読了した感。

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2023/10/12

当時としては斬新な舞台設定、新たな概念(メタバース世界)の提示があったので歴史的には記念碑的作品の一つ。なのだが、今の時代に読むとメタバース世界があまりに凡庸の設定(当作品が元祖なのだが、今やありふれすぎる設定になっている)に思えてしまってワクワクが乏しい。古典を読むつもりで読ま...

当時としては斬新な舞台設定、新たな概念(メタバース世界)の提示があったので歴史的には記念碑的作品の一つ。なのだが、今の時代に読むとメタバース世界があまりに凡庸の設定(当作品が元祖なのだが、今やありふれすぎる設定になっている)に思えてしまってワクワクが乏しい。古典を読むつもりで読まないとやってられない。半分あたりで中断してしまっている。 1992年の作品ということで、、当時としてはとてつもなく革新的な世界観を提示したと思うし、後の世の現実世界にも影響を及ぼしたのだとは思う。 アニメなどでありがちな異世界系の創始でもあるのでは?

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2023/08/30

本書は1992年に書かれたもので、舞台となる時代設定ははっきりわからないが、主人公の親父が第二次大戦帰りであることや、マフィアのドンがベトナム戦争経験者であることなどから、だいたい2000年代くらいのイメージか。 アメリカは国家としての力をなくし、無数のフランチャイズと呼ばれる勢...

本書は1992年に書かれたもので、舞台となる時代設定ははっきりわからないが、主人公の親父が第二次大戦帰りであることや、マフィアのドンがベトナム戦争経験者であることなどから、だいたい2000年代くらいのイメージか。 アメリカは国家としての力をなくし、無数のフランチャイズと呼ばれる勢力がそれぞれ独立して地域を自治している。主人公のヒロはマフィアの経営するピザ屋の配達人で、配達が遅れれば実質的に死が待っている状況で配達していたが、ヒロインのY•Tという特急便屋にプーン(特急便屋はスケートボードに乗って移動体にワイヤーをくっつけて移動する)されてミスをし、配達人をやめる(ピザは気まぐれなY•Tが配達してくれて命は失わなかった)。この時代には、いわゆるメタヴァースとしての「ストリート」というサイバー空間が存在しており、ヒロはその初期開発者で、ブラックサンという高度にコーディングされたコミュニティ空間を開発した凄腕のハッカーであるとともにストリート最強の剣士でもある。 ある時、ヒロとともにブラックサンを開発したDa5idの下にあるデータの入ったカードが渡され、それを開いたDa5idはアヴァターがクラッシュするだけでなく、リアル世界でも昏睡状態に陥ってしまう。それはスノウクラッシュと呼ばれ、ただのコンピュータウイルスではない。 ヒロの元パートナーであるジャニータはある確信の下、その鍵を探りに「ラフト」に行く。 Y•Tはマフィアのボスであるアンクル•エンゾと懇意になり、ヒロもまた、スノウクラッシュの謎を解くため、古代のシュメール人の文化に鍵があることに迫る。

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2023/06/27

メタヴァースという言葉を最初に用いたSF。 スノウ・クラッシュは上巻で出てくるものの、その用途・目的が下巻をかなり読み進めないと出てこない。だいぶ遠回りしている感が否めなかったのと、独自の固有名詞が多いのでSF読み慣れていないと辛い。

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2023/05/30

非常に思想的、思索的なSFだったなぁ、という印象。 「宗教」や「信仰」について、偏見なく思考できる方は、非常に興味深い読書体験になること間違いない。

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2023/05/08

2021年フェイスブックが社名をメタに変更し、世界的に「メタヴァース」という言葉の関心が広まるなか、メタヴァースという言葉が作られた伝説的SF作品を読んでみました。下巻まで読んでからの感想になりますが、理屈抜きで面白かったです。最初の方は本書の世界観になじむのに時間がかかりました...

2021年フェイスブックが社名をメタに変更し、世界的に「メタヴァース」という言葉の関心が広まるなか、メタヴァースという言葉が作られた伝説的SF作品を読んでみました。下巻まで読んでからの感想になりますが、理屈抜きで面白かったです。最初の方は本書の世界観になじむのに時間がかかりましたが、上巻の真ん中位からはすらすらと読めるようになります。 ネタバレになりますのであまり書きませんが、本書の舞台は未来の米国で、そこでは連邦政府の力が完全に弱体化し、かわりに「フランチャイズ疑似国家」が乱立しています。そこでの主人公、ヒロ・プロタゴニスト(まさに主人公!)はメタヴァースを作ったハッカーの1人であり日本刀の達人であり、ピザの宅配屋である、というなんともハチャメチャな設定ではあります。そして徐々に世界を揺るがす大きな話に展開していくということで、あっという間に読めるのですが、この世界観に馴染めないと、後半以降固有名詞の意味がなんだかさっぱりわからず意味不明になるリスクもあるといえます。理屈抜きで私は楽しめました。

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2023/05/04

バーチャルの世界にハマっている自分の目から見て、なんでもかんでもメタバースの一言で括られるのは抵抗があるな、という思いから、そもそもメタバースってどっから出てきたんだ、という理由でたどり着いた一冊。 一時期SF小説に挑戦してた時期があったけど、自分はつくづくSF小説を楽しむだけの...

バーチャルの世界にハマっている自分の目から見て、なんでもかんでもメタバースの一言で括られるのは抵抗があるな、という思いから、そもそもメタバースってどっから出てきたんだ、という理由でたどり着いた一冊。 一時期SF小説に挑戦してた時期があったけど、自分はつくづくSF小説を楽しむだけの素養が無いなとあらためて思い知らされてしまった。登場人物の感情の機微がどうこう、って話よりも世界の話とか社会の話とか、もっとマクロな視点がSF小説の魅力ポイントなんだろうけど、そこに興味が持てないせいで楽しみが見出せず、よく分からない単語が次から次へと飛びかかってくるように感じてしまう。文章だけど理系の世界というか。なので、雰囲気をそれとなく楽しみながらこのまま下巻に突入します。

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2023/03/03

評判の高い本でしたので図書館から借りて読み進みましたが途中で中断。 頭に入ってきませんでしたし、読み進める意欲がおこりませんでしたので。 ただ原著の出版年が1992年で現代の色々なことを予言していて、それが的中していることからこの本は歴史的な本なのだと思います。 本の中にたくさん...

評判の高い本でしたので図書館から借りて読み進みましたが途中で中断。 頭に入ってきませんでしたし、読み進める意欲がおこりませんでしたので。 ただ原著の出版年が1992年で現代の色々なことを予言していて、それが的中していることからこの本は歴史的な本なのだと思います。 本の中にたくさん日本人に関する言葉が出てくること、シュメールエジプトユダヤキリスト教インドとか言葉も出てきますして膨大な知識量や歴史感覚が感じられます。

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2023/02/22

メタヴァースという言葉が最初に使われた作品らしい。 現実世界と仮想空間共に同じような臨場感で物語が進む。段々どっちなのかわからなくなり、既にどっちでも良くなってきた。 さぁ、下巻に進もう!

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2022/12/29

今となっては馴染の用語となっている「メタヴァース(=仮想の三次元空間)」、「アバター(=仮想空間におけるユーザーの分身)」を確立したSF作品。ハヤカワ文庫で新版として復刊されたので、これを機に手に取ってみた。 舞台は、連邦政府が力を失い、資本家たちによって国土が分割統治され、オ...

今となっては馴染の用語となっている「メタヴァース(=仮想の三次元空間)」、「アバター(=仮想空間におけるユーザーの分身)」を確立したSF作品。ハヤカワ文庫で新版として復刊されたので、これを機に手に取ってみた。 舞台は、連邦政府が力を失い、資本家たちによって国土が分割統治され、オンライン上では仮想世界「メタヴァース」が築かれた近未来のアメリカ。主人公は、凄腕のハッカーで高速ピザ配達人(この世界では専門学校も存在する専門性の高い職業。)であるヒロ・プロタゴニスト。 ある日、ヒロはメタヴァース内で謎の男から「スノウ・クラッシュ」というドラッグを勧められる。男の異様な雰囲気に警戒した彼はそれを使用しなかった一方、「スノウ・クラッシュ」を使用したハッカー仲間であるDa5idは、意識不明の状態に陥る。ヒロはDa5idを廃人にした犯人、そして「スノウ・クラッシュ」の謎を追う―――。 現実世界と仮想世界を舞台にしたサイバーパンク。世界観や(特に)用語が独特なので、テキストを読み込めないと読み進めるのがなかなかに苦しい内容で、部類としてはハードSF。一方で、走行する車両にワイヤーを繋いでスケボーで高速移動する<特急便屋>の少女Y・Tや、日本刀を武器に立ち回るヒロなど、頭の中で映像化するとワクワクできるアクションシーンもあり、直感的にも楽しめる内容にもなっている。 「スノウ・クラッシュ」の正体とは、"ウィルス"と"宗教"との関係性とは―――。(下巻に続く)

Posted byブクログ