密室黄金時代の殺人 雪の館と六つのトリック の商品レビュー

鴨崎暖炉(著者)

2024/07/18

密室トリックがこれでもかと襲ってくる！
ミステリー好きにはたまらない設定！
そしてキャラクターも惹かれる！

こんなミステリーがもっと世にでてきてほしいな…

清涼院流水先生が登場した時代を思い出す。発想をこえる作品をドンドンだしてほしい！

2作目も期待大！

ぜひ〜

2024/07/02

第20回『このミステリーがすごい！』大賞・文庫グランプリ受賞作。
「密室の不解証明は、現場の不在証明と同等の価値がある」との判例により、現場が密室であれば無罪を担保されるという設定あり。
とにかく殺人は密室で起きます。一度にこんなにたくさんの密室殺人が詰め込まれた小説を読むのは初めてかもしれません。
そして、登場人物の名前がその人の特性をもじっていて覚えやすいのが良い。
登場人物リストを見て、密室探偵の探岡エイジが探偵役をつとめると思ってましたが、騙されました。
密室好きの方にはお勧めです。

2024/06/29

1冊の中に6つの密室が出てくるという、なんとも贅沢な作品。惜しげも無く6つも密室トリックを詰め込んでいるのがすごい。
ハウダニットもので、犯人の動機とか雪の山荘に集まった人たちの背景とかは丸っとぶん投げられているので、その点気になる人は気になりそうですが、密室トリックに特化した潔さが私は好きでした。作者の方は本当に密室やトリックを考えるのが好きなんだろうなぁとよく伝わってくる作品でした。色々なミステリをオマージュした描写もあり、ミステリファンなら楽しめるはず。

2024/06/23

密室のミステリーとしておもしろかった。
だけど、登場人物の設定や名前など伏線なのかな？と思っても特に何もなかったり、ただの事故で死んだ登場人物がいたりと、ん？と思うこともあった。

2024/06/18

密室トリック、謎解きが好きな人には
最高の作品なのかなーと思う。
密室ものは好きだけど
数があり過ぎて 私には向いてなかった

一章を読んでいた時は
なんだか幼稚に思えて
読むのをやめようかと思った。が、
2章目から だんだん面白くなってきた
ちょいちょい気になる所はありつつ…

……読了した自分に
お疲れさま！と言いたい

2024/06/17

第20回「このミス大賞」文庫グランプリ受賞作、もちろん初めての鴨崎暖炉。
日本で初めて密室殺人が起きてから三年後、著名なミステリ作家が遺したホテル「雪白館」を舞台に次々と起きる密室殺人を、高校生素人探偵コンビが謎解きしていく様子を描いています。
先が気になっての一気読みでしたが・・・さすがにこの展開には無理があるかなぁ・・・
もう少しリアリティが欲しい感じですが、密室モノとしては楽しめました。続編もあるようですが・・・さて？

2024/05/04

密室殺人ミステリー。
うーん、登場人物設定とミステリー要素は面白かった。密室としてのトリックも前衛的と言うか……確かにクローズドサークルじゃなかったら直ぐに警察に調べられて分かりそうとは思ったものの面白かった。

ただ、うーん、どうしてだろうか。男女で謎とくミステリー系は女性の人を小馬鹿にしたような態度で描かれることが多い。どうにもそれが気になってしまって集中出来なかった。買う前に本屋さんで初めの数ページを読み、幼なじみの子と謎を解くもしくは主人公が1人で謎を解くのかと思って購入したが、そうなるのか……と残念な気持ちになった。この辺は好みだとは思う。
可もなく不可もなくで星3で。

2024/05/02

西村京太郎「殺しの双曲線」を読んだ流れで、密室モノに手を伸ばしてみた。
結論、個人的にはイマイチだったかな。。
「密室マニアに贈る密室に特化した一冊」という感じで、いろいろなパターンの密室やそれを使ったトリックがたくさん紹介されていることは確かなのだが、あまりにもそこにかける説明部分が多く、本当に密室好きでないと途中退屈で頓挫しそうになるのではないかなと感じた。個人的にはそこまで密室の話を求めていないというか^^;

結末も良くわからないような感じになっていて、個人的にはすっきりしない展開だったなと。
小説を読みたいという人にはおすすめできないが、密室好きのマニアが読むにはおもしろい作品なのではないかと思う。

2024/05/01

良かったけど、トリックは金田一に出てきそうなトリックだった。もう少し畳み掛け要素の迫力があっても良かったなーと。。。

2024/04/13

次々と密室トリックが出てきて、解き明かされる。ライトノベルのように軽い感じ。密室のトリックはすばらしく、かなり考えて作ったと思われるが、読んでてなんだか疲れてしまったのはなぜだろう。