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Unlearn 人生100年時代の新しい「学び」 の商品レビュー

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39件のお客様レビュー

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2022/12/17

この本を読みたいと思ったのは、コロナ禍に入り、e-ラーニング連発で学習を強制され、ちょっと前向きになれない上に、仕事の仕方にマンネリを抱いていたからかもしれない。 本書では、「アンラーンは学びの否定ではなく、これまでに学んだ知識や身につけた技術を振り返り、さらなる学びや成長につ...

この本を読みたいと思ったのは、コロナ禍に入り、e-ラーニング連発で学習を強制され、ちょっと前向きになれない上に、仕事の仕方にマンネリを抱いていたからかもしれない。 本書では、「アンラーンは学びの否定ではなく、これまでに学んだ知識や身につけた技術を振り返り、さらなる学びや成長につながる形に整理し直すプロセスです。」とありました。 もうちょい深くみると、「思考の癖を取り除く」、「アンラーンの最初の一歩となるのは、自分の思考習慣を疑ってみるというとこです。」とのことで、元オリンピック選手の為末さんと東大経済学部教授の柳川さんの対談形式で綴られています。 為末さん曰く、身体の動かし方にも癖があって、このアンラーンという概念は、スポーツの世界にも通じるものがあるらしいです。 「適応しすぎると成長が止まる」など、ある程度のレベルになって伸び悩む、マンネリになるというのは、まさにアンラーンが必要なことを示している様です。 大事なポイントとしては、自分自身の「思考の固定化」に気づく事であったり、その行動は言語化及び説明が出来るか?などの振り返りがあり、全てを否定することでは無さそうです。 立ち位置を変えてみる、違う世界観の人と交流する、本を読むなど、自分の世界から少し外に出てみる事が何歳になっても大事な事なんだなということと、今までの成功体験を一旦横に置いておいて、新しいチャレンジをしてみる、もしくはしている人を暫く見ている事なんかも良さそうな事が書かれていました。

Posted byブクログ

2022/12/08

変化の激しい時代、過去の成功体験がもう一度同じように通用することがほとんどない。 そんな中で、無意識な自身の思考や言動のクセや、いつの間にか当たり前(べき論)だと思っている事を認識し、その必要性を見直したり、理由を省みる。 その結果、どんな変化にも対応できる柔軟性を持つことが...

変化の激しい時代、過去の成功体験がもう一度同じように通用することがほとんどない。 そんな中で、無意識な自身の思考や言動のクセや、いつの間にか当たり前(べき論)だと思っている事を認識し、その必要性を見直したり、理由を省みる。 その結果、どんな変化にも対応できる柔軟性を持つことができる。

Posted byブクログ

2022/11/07

自分の癖を知る 成功者(勝利者)にある体験は、過去の成功経験から固定概念が邪魔となり、実は思った以上に成功しない(レベルが上がっていない)現象をよく観る。よって固定概念を捨て、解放し、見直す事が一歩前に進めることに繋がる、と言う。「アンラーン」(癖・思い込みを捨てる)という概念は...

自分の癖を知る 成功者(勝利者)にある体験は、過去の成功経験から固定概念が邪魔となり、実は思った以上に成功しない(レベルが上がっていない)現象をよく観る。よって固定概念を捨て、解放し、見直す事が一歩前に進めることに繋がる、と言う。「アンラーン」(癖・思い込みを捨てる)という概念は、その状況、一時スランプ状態からの突破する「技」と言うことだ。世の中は常に変化しており「このままでいい」、「慣れている」、「今更覚えたくない」をやめること。バイアス(思い込み・偏り)は成長を阻害し、それは実は「時代遅れの人間」になると言うことを知っておくべきなのだ。

Posted byブクログ

2022/08/25

必要性については十分理解できます。ビジネスパーソンの場合ですと異動や昇進でしょうか。異動については業務自体がかわるケースであれば、比較的(今までの知識をいったん脇に置いて)新しいことを学びやすいですが、元からいた部署で昇進などするケースではちょっと注意が必要ですよね、現場担当者と...

必要性については十分理解できます。ビジネスパーソンの場合ですと異動や昇進でしょうか。異動については業務自体がかわるケースであれば、比較的(今までの知識をいったん脇に置いて)新しいことを学びやすいですが、元からいた部署で昇進などするケースではちょっと注意が必要ですよね、現場担当者と管理者では異なる考え方が求められるケースが多々ありますから。こんなとき、アンラーンという概念を知っていれば早いタイミングで軌道修正できるかもしれません。 ただ、具体的なアンラーンの方法については、手順が紹介されているものの、イマイチ理解するところまでたどり着けませんでした。 人生のなかで何度もそれを必要とする機会に出会うわけではなさそうで、それゆえ再現性を求めるのが難しいのかもしれません。

Posted byブクログ

2022/08/20

アンラーンとは何か?どういうメリットがあるのかを分かりやすくまとめた本。 学習しない、忘れるとか言うものでは無く、無意識のうちに身についてしまった自分の癖を、自分なりに確認し、一度元に戻して考えてみるというもの。また一旦頭の中に隙間(余白)を作って新しいものが入る様にして置くのも...

アンラーンとは何か?どういうメリットがあるのかを分かりやすくまとめた本。 学習しない、忘れるとか言うものでは無く、無意識のうちに身についてしまった自分の癖を、自分なりに確認し、一度元に戻して考えてみるというもの。また一旦頭の中に隙間(余白)を作って新しいものが入る様にして置くのも良いと。 非常に納得出来る考え方だった。

Posted byブクログ

2022/08/09

対談形式だが、内容はあまり濃くなく分量も少ない。 多少なりともアンラーニングについての概要を知っている方は別の本が良いでしょう。 自分の考え方の幅を広げたい、みたいな場合はRangeも読んでみると面白いと思います。

Posted byブクログ

2022/08/02

 学者と元アスリートによる「学習棄却」をテーマにした本。想定読者は、ジュニアよりもシニアなビジネスパーソン向けに見える。  環境変化が激しく進行する一方で「100年も生きなくてはいけない」という状況におかれた我々は、学び直し、生涯学習の必要性を問われている。実際、どうも今までや...

 学者と元アスリートによる「学習棄却」をテーマにした本。想定読者は、ジュニアよりもシニアなビジネスパーソン向けに見える。  環境変化が激しく進行する一方で「100年も生きなくてはいけない」という状況におかれた我々は、学び直し、生涯学習の必要性を問われている。実際、どうも今までやりかただと通用しないのでは、と「違和感」を感じている向きは増えているのだろう。  「アンラーン」とは、「これまで身につけた思考のクセを取り除く」ということである。「思考のクセ」というのは、環境に適応してパターン化した思考のことであり、これを取り除いて「ニュートラル」な状態までまずもっていくのが、「インプット」以上に大切なことではないか、という話である。 ・インプット重視になっている人は、自分が知らない間に「あれも」「これも」抱え込んでいることに気づくこと。 ・何かの学びを得ていて、それなりに成功体験を持っているにこそ、「集中と思考の固定化」をしている可能性が高いので、アンラーニングが必要。 ということである。  基本的には、ビジネスパーソン向け、あるいは仕事人向けの本だが、アンラーンは、アスリートのパフォーマンス向上に有効な点が、最も説得力があるように思える。野球とハードルの例が面白い。 ・王貞治の例。バットの軌道に変なクセがついていると気づいたときに、バットの代わりに日本刀を振って練習。=珠を打つというところから「振る」という行為にまで一度戻って、身体の動きをリセットした。 ・為末大の例。ハードルのレベルが上がってくると、ハードルを「またぐ」ようになり、素早くハードルを越えることができても、前に進む勢いがなくなることがある。ハードルの上に「ふすま」があるというイメージを描く、あるいは、ハードルとハードルの間を近づけて、普段は4歩のところを2歩にする、などそもそもの「ゴールまで速くたどりつく」という短距離系種目本来の目的から離れないように勢いをつけさせる練習をする。 などである。  ただし、そもそもアンラーニングは、ラーニングではないかという気もする。わざわざ「アン」をつけるのは、ラーニングしてしまったヒトがターゲットだからだ。そうしたターゲットは、本当は、自分が大前提にしていることを問い直して、新たな前提のもとに既存の知見(知識、ノウハウ)を再編成するということをすべきではないか。アンラーンの仕方は、1対象の選定、2洗い出し、3なぜこれでよいのかの判断、4必要な変更といった流れをとるようだが、これは、「アトミック・ハビット」の考え方と同じに見える。習慣化しているコトを洗い直す。これが、何か新しいこととといえるのか。もっと抜本的な変化を求める向きには、物足りないかもしれない。しかし、変化対応ができにくいのは、習慣化の安定感も一定必要だからである。それをいきなり変えるのは難しいとすれば、こうした漸進的対応もありといえばありかもしれない。トヨタ的なアプローチなので、日本人向き?  総じて、サッカーのゴールキーパーのPKのポジション、つまり自由に前後左右に動ける態勢に戻るイメージというのは共感する。変化が激しい時代は、まず「ニュートラルポジション」に戻ってみたらどうだろうか、ということは本当にそのとおりだ。

Posted byブクログ

2022/06/27

近年脚光をあびている「アンラーン」を解説した書。さくさくとよめました。 学習とは、どんどん知識や情報をプラスにしていくこと、それによって思考の力を高めていくことです。そのプロセスの中で、インプット以上に大切なことがあります。それが「アンラーン」といっています。 アンラーンとは...

近年脚光をあびている「アンラーン」を解説した書。さくさくとよめました。 学習とは、どんどん知識や情報をプラスにしていくこと、それによって思考の力を高めていくことです。そのプロセスの中で、インプット以上に大切なことがあります。それが「アンラーン」といっています。 アンラーンとは、これまで学習したものを取り去って新しい学習を行うという意味ではなく、これまでに身に着けた思考のクセを取り除くことです。 経済学者である柳川範之氏がビジネスを対象としてみたアンラーンと、為末大氏がスポーツのスキルとして捉えたアンラーンが具体的な例として描かれています。 これまでの学習をし続けていくと、新しい環境で行き詰ってしまいます。これを防ぐのがアンラーンです。 アンラーンが本当に必要なのは、何かの学びを得ていて、それなりの成功体験を持っている人です。 アンラーンは、アメリカのビジネス界で注目されている手法で、「いったん捨て去る、取り外す、忘れる」といった意味です。身についた変なクセを直すというイメージです。それをクセのない、ニュートラルな状態へもどすです。一からすべてを忘れて学び直すわけではありません。 目次は以下です。 はじめに 大人にこそ不可欠な「新しい学び」アンラーン Chapter1 学びの質を高める方法 アンラーンとは何か Chapter2 実践アンラーン 自分を「新しく学べる状態」に整える方法 Chapter3 アンラーンを阻む7つの壁と、乗り越え方 Chapter4 「アンラーン」を人生とキャリアの武器にする方法 あとがきにかえて 僕たちがアンラーンに「前のめり」な理由

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2022/06/25

一生涯学ばないと生きていけないと言われている100年時代。 学びよりも今持っている思考や慣習をあえて捨てる、アンラーンが必要になります。 いつもこうしてるから、やったことがないから、今まで積み上げてきたものがある... これらは成長を止め、変化に適応できなくなる原因になります...

一生涯学ばないと生きていけないと言われている100年時代。 学びよりも今持っている思考や慣習をあえて捨てる、アンラーンが必要になります。 いつもこうしてるから、やったことがないから、今まで積み上げてきたものがある... これらは成長を止め、変化に適応できなくなる原因になります。 自分を客観視して、一旦思考の癖を取り除くことで、新たな考えやスキルが入ってきます。 水がいっぱい入った桶は水を捨てた分、新しい水を入れることができます。 そんなイメージで、手放す⇄入れるを繰り返すことを小さく続けていくことが今を生きるポイントなんだなと思いました。 良書です!

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2022/06/16

アンラーニングの具体的な方法を知りたくて手に取ったんだけど、アンラーンの重要性をひたすら説くばかりでちょっと期待はずれだった。やり方や習慣化のヒントをもっと掘り下げたり、ビジネスパーソンの実例を増やしたりしてほしかったなぁ。 【読んだ目的・理由】アンラーンに興味があったから 【...

アンラーニングの具体的な方法を知りたくて手に取ったんだけど、アンラーンの重要性をひたすら説くばかりでちょっと期待はずれだった。やり方や習慣化のヒントをもっと掘り下げたり、ビジネスパーソンの実例を増やしたりしてほしかったなぁ。 【読んだ目的・理由】アンラーンに興味があったから 【入手経路】買った 【詳細評価】☆3.4 【一番好きな表現】そのような環境において大切なのは、染まりたい、なじみたいと願うことではなく、あるいは表面的には対応しながらも最初に感じた違和感ーーなじめないポイントや疑問点ーーを忘れないことです。(本文から引用)

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