そして誰も死ななかった の商品レビュー
テン・リトル・インディアン型とも言うべきこのミステリフォーマットで白井さんお得意の推理合戦が繰り広げられてくのさすがとしか言えない。着手のきっかけ何。 またまたナンセンスでシュールな状況の連続。 悪趣味で非道徳的だけどなんか楽しくなっちゃうエンタメ感。 推理の一つ一つが何気にタ...
テン・リトル・インディアン型とも言うべきこのミステリフォーマットで白井さんお得意の推理合戦が繰り広げられてくのさすがとしか言えない。着手のきっかけ何。 またまたナンセンスでシュールな状況の連続。 悪趣味で非道徳的だけどなんか楽しくなっちゃうエンタメ感。 推理の一つ一つが何気にタイトル元のオマージュっぽくなってたり、非道徳な物理トリック(死体を利用したやつ)を多用してたりで読み味がブレないようになってて良い。徹底して悪趣味な味付け。 トンデモというよりゲテモノですね。 提供も早くて助かる。(?)
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死人が甦る事を前提とした状況の特殊ミステリ。 トンデモミステリは好きなんだけど、作品全体のバランスは大切だなぁと思った作品。 死者発見→甦る→推理→別の人物が甦る→新たな推理……の繰り返し。 はまればワクワクしたんだろうけど、披露される推理がいまひとつピンと来なかった。 瓶を飲むために舌を切って~、水死体は腐敗ガスで浴槽内を上下するから~、他にもたくさん。 披露される推理の論点・要点が、どうでもいいよ……で終わっちゃう感じ。 クジラ爆発とかネタとしては大好きなんだけど、読んだ感想としては「いやそれは……うーん……」で終わっちゃう感じ。 でも最終的に披露される斉加年犯人の真相は面白かった。 途中の推理もこのくらいにまとまってれば良かったのになぁというのは贅沢か。
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内容としてもう少し深いところまで書いてなかったのが残念な作品でした。 民族が結局なんで死んだのかというのも 無理やり感があったのと 寄生虫も死んだ後水をくれという理由 その辺が全く記載が最後までなく 離島でのストーリーも面白かったが 突拍子がない感じが否めなかった
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