まほり(下) の商品レビュー
古文書の難しい話はおいといて。。。 つまるところ、裕の母親は勝手片面奪われた生贄。 住所と名前を名乗ったとき、宮司はそれとわかったか?そしてもしや父親は祭神を行った側にいたとか??。。それは考えすぎかもだけど、まほりの解説を電話で聞いたとき、裕にはすべてがつながったんだろうな。。...
古文書の難しい話はおいといて。。。 つまるところ、裕の母親は勝手片面奪われた生贄。 住所と名前を名乗ったとき、宮司はそれとわかったか?そしてもしや父親は祭神を行った側にいたとか??。。それは考えすぎかもだけど、まほりの解説を電話で聞いたとき、裕にはすべてがつながったんだろうな。。。 淳、頑張ったよ!その救出の場所やら裕の家族のこっとか、ピンとこなくて結局すべり読んだ上巻を読み返すことになった汗 うん、なかなか衝撃な話。古文書の難しさを飛ばし読んでも、裕、香織、淳のストーリーがドギマギで読み応えがあった!
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古文を読むのはしんどいけど、それさえ凌げば文句なしの面白さ! 経験した事のない知的興奮がえられます!
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上下巻を一気に読みました。 設定も内容も本当によく練られていて面白いのですが、やっぱり読みにくくてイマイチ入り込みにくい文体です… 歴史や社会学や言語学などについての知識を得ることができたのは有意義でしたが、いちいち回りくどい表現をされるので集中して読むのが難しく感じました。 気...
上下巻を一気に読みました。 設定も内容も本当によく練られていて面白いのですが、やっぱり読みにくくてイマイチ入り込みにくい文体です… 歴史や社会学や言語学などについての知識を得ることができたのは有意義でしたが、いちいち回りくどい表現をされるので集中して読むのが難しく感じました。 気になるんですよね…変な言い回しが多すぎて笑 わざわざそこでそんな言い方する?ってツッコミを入れたくなるので気が散りながら読みました笑 例えるなら、年寄りが書いた現代小説というか…高齢者の話し言葉をずっと聞いているような気持ちになります。 あと方言が多すぎて本当に読みにくいです笑 ジャンル的には青春ミステリーってところでしょうか。 ホラーではありません。 ジュブナイル的な雰囲気です。 自分探しの旅って感じです。 ラストの終わり方は好みでした。
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架空の史料を読み解いて架空の群馬の歴史を明らかにしていくのは、化石掘りごっこのようで面白かった。 それだけに、変な人から突然電話で正解が提示されるのがガッカリ。押っ取り刀で主人公らが(所謂)因習村に乗り込んだとてバイオレンスひとつないのもガッカリ。村も囚われの少女も書き割りみたい...
架空の史料を読み解いて架空の群馬の歴史を明らかにしていくのは、化石掘りごっこのようで面白かった。 それだけに、変な人から突然電話で正解が提示されるのがガッカリ。押っ取り刀で主人公らが(所謂)因習村に乗り込んだとてバイオレンスひとつないのもガッカリ。村も囚われの少女も書き割りみたいに存在感がなく、また作中の視点が安定せず登場人物の魅力が伝わらないせいでミステリー小説としても冒険小説としても恋愛小説としてもいまいちだった。
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そういえば棚上げになっていた「まほりってなんぞや」問題。ここに本作のミステリ的な旨みが詰まっております。学術的興奮も相まってうわぁ!!となります。 ちなみに、巧緻きわまるプロットに冒険小説かサスペンスめいた後半のスピード感など、読者を手玉にとって手の上で転がすような作者ですが、惚...
そういえば棚上げになっていた「まほりってなんぞや」問題。ここに本作のミステリ的な旨みが詰まっております。学術的興奮も相まってうわぁ!!となります。 ちなみに、巧緻きわまるプロットに冒険小説かサスペンスめいた後半のスピード感など、読者を手玉にとって手の上で転がすような作者ですが、惚れた腫れたに関しては、なんかもう小学生の初恋の如き初心な描写なんですよね。
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助かって良かった〜〜、最後宮司に一喝する所が本当にスカッとした。 お母さんもそうだったのか。と。 切ないし怖かったけど展開がとても面白かった。
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私の好きな村ホラーの要素はきっちりあるがそれだけではなかったです。裕と香織のコンビのやりとりが微笑ましい。まほりの本当の意味がわかってからの展開にはきっちりハラハラさせてくれました。 動機や因果は不要。因果律を持ち込むと濁る。なるほど確かに。主観を排除して研究することができる人で...
私の好きな村ホラーの要素はきっちりあるがそれだけではなかったです。裕と香織のコンビのやりとりが微笑ましい。まほりの本当の意味がわかってからの展開にはきっちりハラハラさせてくれました。 動機や因果は不要。因果律を持ち込むと濁る。なるほど確かに。主観を排除して研究することができる人ですね。 因果や動機を知りたくて、仮説を立てて事実に迫る人には共感できるんだけど。 因果律を持ち込んだ瞬間に意味が捻じ曲げられる。この二つの役割を一人でやるには無理がある
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民俗学的なアプローチに加え語学的な視点も織り交ぜて物語の筋を構築するだけでなく、古文書を創作しながら単純な解釈とそれを否定する新たな分析により、下巻は息つく間もなく物語世界に引き込まれた。 図書館の魔女に続いてこのような作品を書き上げるとは、素晴らしい知識と才能だと感心しました。...
民俗学的なアプローチに加え語学的な視点も織り交ぜて物語の筋を構築するだけでなく、古文書を創作しながら単純な解釈とそれを否定する新たな分析により、下巻は息つく間もなく物語世界に引き込まれた。 図書館の魔女に続いてこのような作品を書き上げるとは、素晴らしい知識と才能だと感心しました。 寡作なのが残念ですが、このレベルの作品をそう沢山書けるはずがないか。
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※このレビューにはネタバレを含みます
上巻から引き続き、中盤までは裕とメシヤマの甘い物語だが、中盤以降は急転直下、緊迫感のある展開になる。 最後のお守りを開くシーンはドキリとする。 ただのエピローグに終わらず、"タネ明かし"のようなものを仕込んでくるのはさすがだと思った。 上巻の後半以降、毛利宮に関する調べ物が長く「いくらなんでも冗長なのでは?」と思っていたが、最後のページでその意図が分かり、執拗に由来を調べていた描写が無意味ではなかったのがわかる。 "宮司"らとの対決も上手くいきすぎている(ご都合主義過ぎる)感があり、また、裕のまほり(目掘り)の儀式への疑いも現場で対峙するまでは妄想がすぎる(これもたまたま予想通りだっただけで論理展開の強引なご都合主義だ)と思ったので、 「2作目は図書館の魔女のようにはいかないか・・」と嘆いたが、これも最後のページで全てが腑に落ち、不満も霧消した。 最後の数ページを香織の目で見、心証で表現しているのも良かった。表現が上手いのでその様子が目に浮かぶようである。 終わり方は衝撃だったが、一方でこの物語は続かないなとは思う。 恋は成就したし、市は魔力が解けて普通の童女に戻り、おそらくまほりの儀式は二度と行われない。 裕と父親との和解をプロローグに、父親による母の奪回物語をスピンオフとして作ることはできるが、バッドエンドであるのは確定しているし、タネも割れているので今作を超えられないだろう。 裕(と香織)を主人公にした作品では裕の執念が乗らず今作のような迫力に欠ける。 帯にある「まほりの意味は明かさないでください」は過剰ではないかと思った。 言葉の意味が分かっても困ることは無い。 儀式の中身まで含めると面白さが薄れてしまうような気がするが。 また、まほりから毛利への変遷については言語学者の知識が遺憾なく発揮されている。 「○○先生がそう言っているだけ(で言語学的にはありえない変化)」のくだりは文系の研究にはいかにもありそうな話で面白い。 前半の歴史資料の分析といい、本作では作者の研究経験がベースになっている部分が多く出ているのではないかと思われる。天才に対して努力で追いすがろうとする秀才は作者本人のことなのではないだろうか。 一点、気になるのは、 作者は物語の展開と天候(あるいは周囲の自然)がリンクしている書き方を好むような印象がある(本作で物語が急展開するのは大雨が降って落雷が続く場面。図書館の魔女でも天気が崩れるときは良くないことがあった印象)ので、 どの作品でも部分的に展開が似てくるような感触が少しある。この感触が続くなら、10作くらい読むと飽きてしまうのではないかと危惧している。 もっとも、作者は研究が本業で、筆も遅いので10作も出るか不明だし、そのクセを逆手にとったフェイクを入れてくるかもしれないのでまだわからないことではあるが・・。
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民俗学ミステリ 下巻です。 わかってはいたけれど、さすがは言語学者さん。 難解です・・・が、面白い。 歴史を遡れば残酷無残に行き当たる・・・ 裕は、自分が発信源にならぬよう注意された。 スキャンダラスで差別的な事は広がりやすい。 ある程度の考察が整ったところで、村の少年:淳が...
民俗学ミステリ 下巻です。 わかってはいたけれど、さすがは言語学者さん。 難解です・・・が、面白い。 歴史を遡れば残酷無残に行き当たる・・・ 裕は、自分が発信源にならぬよう注意された。 スキャンダラスで差別的な事は広がりやすい。 ある程度の考察が整ったところで、村の少年:淳が 帰ってこないと連絡があり、急遽、山に向かう。 そこに、紹介してもらった先生から連絡が来て、 裕の考察を真っ向から否定する。 聞いているうちに、淳と少女に危険だと判断。 ここから怒涛の展開がすごかったぁ~ 久しぶりに焦りと緊張で心臓バクバクでしたよぉ~ 「まほり」の意味が分かった時の恐ろしさったら! 裕の本題である、母親の事。 何一つ語られることはなかったけれど、最後の一言で その理由がわかってしまった。 いやぁ・・・またもスゴイものを読んでしまいました。 この著者の作品の重厚さは、やっぱりスゴイなぁ~
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