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定年就活 働きものがゆく の商品レビュー

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15件のお客様レビュー

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2024/12/26

先日、作者 堀川アサコ氏の 墓じまいの本を読んだばかりである。 今回のこの本の主人公60歳の妙子さん。 継続雇用の話を受けるつもりが、後輩達の自分への見方が、全然違っている事に腹が立ち、辞職する!と言ってしまい、もとに戻れなくなってしまった。 どうするのだろうか?と、思いな...

先日、作者 堀川アサコ氏の 墓じまいの本を読んだばかりである。 今回のこの本の主人公60歳の妙子さん。 継続雇用の話を受けるつもりが、後輩達の自分への見方が、全然違っている事に腹が立ち、辞職する!と言ってしまい、もとに戻れなくなってしまった。 どうするのだろうか?と、思いながら、夫も故人、娘は結婚したけど、子供が居ない。 あっ、前読んだばかりの「墓じまい」を思い出した! そんな時、娘は、養女を迎える事に決めて、15歳の瑠希を迎える。 聡明な養女は、自分の道を進みたいと、妙子の娘 真奈美と衝突! そんな事で、妙子は、孫となる瑠希と同居する事に…… 自分の仕事も見つけないといけないが、60歳であり、就職が見つからない。 しかし、相談する友?や話の理解力のある孫娘に、妙子は、自分がやりたい事を目指したりと、とても努力している。 仕事を頑張って来た妙子さんは、働くということが、家の中で、じっとしているより、性に合っている方だ。 元気が一番! しかし、やはり、これから妙子さんの時代、真由美さんの後、誰が墓守になるのだろうか?と、以前の墓じまいの事が、脳裏に浮かんだけど、最後は、家族関係も上手く行き、一安心の話で、完結していた。

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2024/10/12

退職、定年退職が近い将来になった自分と重ね合わせて、想像しながら楽しく読んだ。 今すぐにでも仕事辞めてたいけど。 お金、正社員、さらに管理職という肩書きを、捨てることができない。 かといって仕事だけの人生じゃないし、とか… 今から準備のつもりで色々読んでいきたい、と思わせてくれる...

退職、定年退職が近い将来になった自分と重ね合わせて、想像しながら楽しく読んだ。 今すぐにでも仕事辞めてたいけど。 お金、正社員、さらに管理職という肩書きを、捨てることができない。 かといって仕事だけの人生じゃないし、とか… 今から準備のつもりで色々読んでいきたい、と思わせてくれる一冊だった。

Posted byブクログ

2024/07/20

終始読みやすい。 タイトルの通り定年からの就活がテーマで 働くことについて考えさせられる作品。 60歳女性の退職からの転職、 周りと比較してしまう描写がリアルだった。

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2024/06/21

50代後半の自分……65歳国民年金支給となった現在、60歳定年は過去のものとなった。でも、退職後の就活が現実のものとなった今、ふと惹かれて本書を手に取った。主人公の妙子は無鉄砲にも60歳で永年勤めた会社を退職し、再就職をするも巧くいかず、ハローワーク、資格取得などあがく様子が痛々...

50代後半の自分……65歳国民年金支給となった現在、60歳定年は過去のものとなった。でも、退職後の就活が現実のものとなった今、ふと惹かれて本書を手に取った。主人公の妙子は無鉄砲にも60歳で永年勤めた会社を退職し、再就職をするも巧くいかず、ハローワーク、資格取得などあがく様子が痛々しい。しかし、娘の養子となった少女のおかげで、妙子が変わり、やがて娘も変わっていく。定年就活ではなく、家族の在り方が印象に残る作品だった。

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2023/10/07

勝ち気な60歳の女性が、定年後の過ごし方について、孫と共に模索するお話し。 何の為に仕事をするのか、なぜ正社員が良いのか、悩みつつ興味の赴くままに行動している。 軽快なストーリで楽しくサクサク読めました。

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2023/08/21

テンポよくサラリと読めた。 お金に困っているわけではないのに、正社員にこだわって仕事を探す、その姿勢に違和感を覚えた。 食べていけるだけのお金があれば、あくせく働くことなく、好きなことや趣味に没頭した生活をしたいと改めて思った。

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2022/10/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

現在60歳以上の7割以上が働いているという。勿論、生活のために止む無く働く方がいる一方、主人公・妙子は、生活に困っていないのに、定年退職後、正社員として再就職を目指す。なぜ? よく言われる、①一定の収入による安定、②社会との繋がりによる満足、③規則正しい生活による健康。妙子にはどれも当てはまらない、という。「お金じゃなくて、心の問題よね。」そこまでして、仕事に駆り立てるものとはなんでしょうか。 「働くのが好きなんだわ。ケチなのよ。貧乏性なのよ。指一本動かすのも、それでお金を稼げないなら、損したと思うのよ」と語る。本当だろうか。使い切れないほどのお金を稼ぐ目的としては、納得できない。 結局、「休むために働くという発想は、おかしい。働くために働くのだ。それが、働き者の生きる道なのだ」と、語る。答えになっていない。昭和世代を自負する主人公は、結局、老害を撒き散らすだけの存在なのだろうか。ワーカホリック、働き者という名の。 老齢者が働くことによって、若者の労働機会を奪うことになるかもしれない、とは考えないのだろうか? 同時に、採用する側からすれば、同じ投資をするなら、少しでも長く働けるチャンスのある若者に賭けるべきではないかと、考えないのだろうか? 単なる疑問ですが。 死を目前にした人が挙げる後悔の一つが、「あれほど働かなけれはよかった」と、言われている。それでも、それでも、それでも、働く理由は何ですか。 もしかしたら、神さまから卒業のアラートが届くまで、盲目的に働くことが、定年退職者に与えられた働く理由なのかもしれない、と。

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2022/10/14

もう少し定年後の感情や仕事や社会との関わり方に重心を置いた小説かと思いましたが家族はじめプライベートの人間関係がメインのお話でした。妙子も何十年も経理係長だった割に幼く、まるでサザエさんがパートに出たときのようなドタバタぶりで共感はできませんでした。私も昭和の人間ですが令和に読む...

もう少し定年後の感情や仕事や社会との関わり方に重心を置いた小説かと思いましたが家族はじめプライベートの人間関係がメインのお話でした。妙子も何十年も経理係長だった割に幼く、まるでサザエさんがパートに出たときのようなドタバタぶりで共感はできませんでした。私も昭和の人間ですが令和に読むには悪い意味で昭和の雰囲気で違和感を覚えました。

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2022/08/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

個人的には好みの作品でした。勢いで60歳で定年退職をした妙子が再就職先を探して奮闘&葛藤する姿に親近感を覚えました。自分だったらどうするんだろうと考えながら読み進めました。家具のタケオカや株式会社スピカのような会社も現実に在りそうで無さそうな、そんな感じが面白かったし、また孫の瑠希との共同生活から妙子が色々なことを学び、気付き、お互いのことを知って理解し合いながら少しずつ成長していき、最後には友達のような祖母と孫の関係を築いていくのが羨ましかったです。是非続きが読みたいです。瑠希は夢を叶えられたのかな? 気になりますね…。

Posted byブクログ

2022/07/08

多少性格が違っても似たもの親子の妙子と真奈美。いきなり自己愛ばっかりと責められた真奈美が可哀想でした。ほんと、瑠希が(苦労している分?)一番大人だわ。 タクマシイと言う面では、アイドルちゃんも嫌いではない。

Posted byブクログ