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10の奇妙な話 の商品レビュー

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14件のお客様レビュー

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2022/02/26

ゴーリーっぽい挿絵に惹かれて購入(デイヴィッド・ロバーツでした)。 日常と異常の境界を越えてしまった人々を描いた短編集。 ちょっとワクワクする話や、哀しさや優しさが残る話もあって、違ったテイストで読めるのが面白い。 「地下をゆく舟」「蝶の修理屋」が好き。

Posted byブクログ

2022/02/22

冒頭の「ピアース姉妹」が怖くてしばらく積んであった。 実際は(ブラック)ユーモアあり、風変わりな冒険譚と言えるものもあり、そこまで怖がる必要はなかった。挿絵が怖いのかも。 児童書みたいなノリの中にシニカルな笑いをぶち込んでくるとこが好きです。

Posted byブクログ

2022/01/30

ブクログのおすすめ本で紹介されていたので読んでみた。タイトル通りなんとも奇妙な内容の短編集。ミステリのようでありSFやサイコパスのようであり、優れた純文学のようでもあり‥読み手によって評価は変わるだろう。どれも三人称で書かれた文体は村上春樹やブラッドベリを思わせる。 アダムス...

ブクログのおすすめ本で紹介されていたので読んでみた。タイトル通りなんとも奇妙な内容の短編集。ミステリのようでありSFやサイコパスのようであり、優れた純文学のようでもあり‥読み手によって評価は変わるだろう。どれも三人称で書かれた文体は村上春樹やブラッドベリを思わせる。 アダムス・ファミリーのような挿し絵の雰囲気がストーリーを端的に表現している。どの話も最初のページの挿し絵に謎解きがあり、それが物語のオチになっている。サクッと読めてゾクッとする、おすすめの本である。

Posted byブクログ

2022/01/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

奇妙な10の短篇集。穏やかに暮らしている人が何かに巻き込まれた途端に現れる奇妙な一面がさらりと描かれています。白黒の挿絵もこの作品にとても合っていて、このテイスト大好きです。 どの作品も個人的には好み(珍しく外れなし)ですが特に好きなのは、少年少女が主人公の少しダークで不可思議なお話の「蝶の修理屋」と「骨集めの娘」です。 「ピアース姉妹」 浜辺の家で穏やかに暮らしていた姉妹が繰り広げるホラー。 「地下をゆく舟」 途中までコメディかと思いきや、「いやいやこれヤバくない?」と主人公と一緒に濁流に流されながらラストへ。悲しみや寂しさを感じる終わり方。 「蝶の修理屋」 こんなに綺麗な画を思い浮かべられる作品は久しぶり。彼に修理された蝶を見てみたい。死にたくはないですが(笑) 「隠者求む」 サキっぽいですね。もちろん好きです。 「宇宙人にさらわれた」 子供たちの暴走。絵本っぽくてかわいい。 「骨集めの娘」 少女は丘の上で集めた骨でネックレスを作る。でもその骨は何の骨? 「もはや跡形もなく」 母親が少年を捨てたのか、少年が母親を捨てたのか。 「川を渡る」 ご遺体がひどい目に合うのにクスクス笑いながら読みました。すみません(笑) 「ボタン泥棒」 海外作家さんが書くどうしようもなく性格の悪い動物がとても好きです。(昨今、動物を良き存在としてでしか描けない風潮を感じ、少し堅苦しいなぁと感じています。) サキやロアルド・ダールの作風が好きな方にお勧め。 #10の奇妙な話 #NetGalleyJP

Posted byブクログ