厳寒の町 の商品レビュー
ううむ……シリーズを重ねるごとに事件に奥行きみたいなものが減少している感じがするなぁ。 今回の中心となる事件なんて、解決までここまで引っ張らなくていいと思うのだが……。 シリーズものといえば頭打ちになると登場人物の誰かが死ぬ、というのが定石だが、本シリーズも定石どおりだ。ただ、最...
ううむ……シリーズを重ねるごとに事件に奥行きみたいなものが減少している感じがするなぁ。 今回の中心となる事件なんて、解決までここまで引っ張らなくていいと思うのだが……。 シリーズものといえば頭打ちになると登場人物の誰かが死ぬ、というのが定石だが、本シリーズも定石どおりだ。ただ、最後の訳者あとがきで「なんだか言葉遣いが変だったのはそういうことだったのか」とわかった。 謎は謎のまま終わったのであった。
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冷たい雪の上に横たわる少年。外国にルーツを持つ彼らの現状とアイスランドの人々の葛藤に胸が苦しくなる。 気候も歴史も文化も、そして言語体系が全く異なる土地で暮らすことは、身体・精神に相当の負担を強いる。特に子どもにとっては。受け入れる側にも正しい知識や価値観のすり合わせが大事。 キ...
冷たい雪の上に横たわる少年。外国にルーツを持つ彼らの現状とアイスランドの人々の葛藤に胸が苦しくなる。 気候も歴史も文化も、そして言語体系が全く異なる土地で暮らすことは、身体・精神に相当の負担を強いる。特に子どもにとっては。受け入れる側にも正しい知識や価値観のすり合わせが大事。 キャルタンのような考え方をする大人がいる限り、うっすらとした差別はなくならないのかもしれない。子どものしたことだから大目に見ようでは済まされない悲劇が、どこかで起きているかもしれないと思うと、ぞっとする。
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「そこは地球の北の最果ての、光り輝く厳寒の町だ」 アイスランド 太平洋を中心にした日本の世界地図では最も北東にある、文字通り最果ての国 ひとりのアジア系少年が殺される エーレンデュルら刑事達は、家族や学校などを捜査する 結末は悲しい、とても悲しい 少年が死ななければならなか...
「そこは地球の北の最果ての、光り輝く厳寒の町だ」 アイスランド 太平洋を中心にした日本の世界地図では最も北東にある、文字通り最果ての国 ひとりのアジア系少年が殺される エーレンデュルら刑事達は、家族や学校などを捜査する 結末は悲しい、とても悲しい 少年が死ななければならなかった理由が、やるせないほど悲しい物語だった
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シリーズ5作目。 際立って優秀な捜査官が登場するわけでもなく、 驚きのトリックやどんでん返しがあるわけでもなく、 手に汗握るアクションシーンがあるわけでもない。 いたって地道な捜査に延々と付き合わされるのに、 それでも読むのをやめられないどころか癖になる。 どちらかといえば地味な...
シリーズ5作目。 際立って優秀な捜査官が登場するわけでもなく、 驚きのトリックやどんでん返しがあるわけでもなく、 手に汗握るアクションシーンがあるわけでもない。 いたって地道な捜査に延々と付き合わされるのに、 それでも読むのをやめられないどころか癖になる。 どちらかといえば地味なお話ですが、 このシリーズの面白さは、 むしろ登場人物たちのプライベートな部分の 描写にあるのではないでしょうか。 なかでも主人公である捜査官の、 トラウマともいえる幼少時代の経験と記憶は、 シリーズを通してずっと語られるもののひとつです。 フィクションとはいえ、 作家の思いや考え方、経験といったものは、 かならずどこかに表れるはずです。 それがなんなのか、つい想像してしまいます。 べそかきアルルカンの詩的日常 http://blog.goo.ne.jp/b-arlequin/ べそかきアルルカンの“スケッチブックを小脇に抱え” http://blog.goo.ne.jp/besokaki-a べそかきアルルカンの“銀幕の向こうがわ” http://booklog.jp/users/besokaki-arlequin2
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エーデンデュルシリーズ 毎回、下劣でイライラさせる人物が出てくるけど、先が気になる展開で読み始めたら止まらない。 日本では3作目「湿地」からの刊行されているけど、ぜひ1作目から読んでみたい…
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人種差別が原因なのか?そうではないのか?という殺人事件を主軸に話が進みます。 ただ所々に、気になる小さなサイドストーリーたちを挟んできて、且つ、いづれもはっきりとは結論が分からず終わります。 ので、どちらかと言うとサイドストーリーの方が気になります。笑
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※このレビューにはネタバレを含みます
アイスランドを舞台とした社会派ミステリーのこのシリーズ、毎回テーマがあってしかも、刑事たちの個性が引き出されつつあり、また、続けて読んでしまった。 今回のテーマは移民問題に絡めて、尚かつ異常児童性愛や教育問題と現在の世界のどの地域でも起こりうる問題なのでストーリーが進み展開してゆくと目が離せない。 並行して行方不明の女性(夫婦間のいざこざ)も気になるところで、これもまた、万国共通のネタ。 ページが残り少なくなって行くのに解決の方向性が見えず読者的にはハラハラしてしまったけれど、まさかの犯人像。そしてお粗末すぎる動機と結果。 これからもこのシリーズ、続きが気になります。
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アーナルデュル・インドリダソン『厳寒の町』創元推理文庫。 レイキャヴィク警察シリーズの第5弾。アイスランドのミステリー小説。 何時にも増して平坦なストーリー展開が続く、そして結末もつまらない。実際の警察捜査はこういうものなのかも知れないが、ミステリー小説であるからにはドラマテ...
アーナルデュル・インドリダソン『厳寒の町』創元推理文庫。 レイキャヴィク警察シリーズの第5弾。アイスランドのミステリー小説。 何時にも増して平坦なストーリー展開が続く、そして結末もつまらない。実際の警察捜査はこういうものなのかも知れないが、ミステリー小説であるからにはドラマティックな展開や驚愕の展開が欲しいところ。 シリーズを重ねる毎に劣化が激しいな。 アイスランド人の父親とタイ人の母親との間に生まれた10歳の男の子が何者かに刺殺される。タイ人の母親は離婚後、シングルマザーとして二人の男の子を育てていた。エーレンデュルらが事件を捜査するが、男の子の5歳上の兄も行方不明となり、捜査は難航する。人種差別による殺人も疑われる中、エーレンデュルがたどり着いた真実は…… 本体価格1,300円 ★★
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私が一番好きな北欧ミステリーがこの<エーレンデュル捜査官>シリーズ。邦訳五作目となる今作は、外国人の少年が刺殺体で発見された場面から物語が始まる。今回はアイスランドの移民問題という現在進行形のテーマに焦点を当てているが、肝心な事件の真相は些か精細を欠く。然しながら、それこそが今作...
私が一番好きな北欧ミステリーがこの<エーレンデュル捜査官>シリーズ。邦訳五作目となる今作は、外国人の少年が刺殺体で発見された場面から物語が始まる。今回はアイスランドの移民問題という現在進行形のテーマに焦点を当てているが、肝心な事件の真相は些か精細を欠く。然しながら、それこそが今作唯一の救いだと述べるあとがきにはハッとさせられた。多文化共生は日本とて例外ではないが、私自身も外国人の同僚と相互理解を図る難しさを日々痛感している次第です。独特の情感が味わい深いこのシリーズ、次作の発売は果たしていつ頃なのだろう。
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