さばの缶づめ、宇宙へいく の商品レビュー
高校生が宇宙食のサバ缶を作った話し。14年の歳月と貢献した生徒は約300人というのが、プロジェクトの偉大さを物語る。宇宙食を目指したきっかけや、試行錯誤の開発など、事細かく描かれている。とにもかくにも、先生や生徒の情熱や、行動力が半端ない。何かの文化や伝統を守る、発展させるには、...
高校生が宇宙食のサバ缶を作った話し。14年の歳月と貢献した生徒は約300人というのが、プロジェクトの偉大さを物語る。宇宙食を目指したきっかけや、試行錯誤の開発など、事細かく描かれている。とにもかくにも、先生や生徒の情熱や、行動力が半端ない。何かの文化や伝統を守る、発展させるには、共同で創り続けることの重要性を感じた。サバ缶が更に好きになりました。
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Amazonの紹介より 「宇宙食、作れるんちゃう?」 はじまりは生徒の一言だった。数々の困難をのりこえる大気圏突破ノンフィクション! 地域の名産「よっぱらいサバ」の缶づめが、宇宙へ旅立った! そこには12年にわたる物語があった。一筋縄ではいかない開発、学校統廃合の危機。葛藤の中で...
Amazonの紹介より 「宇宙食、作れるんちゃう?」 はじまりは生徒の一言だった。数々の困難をのりこえる大気圏突破ノンフィクション! 地域の名産「よっぱらいサバ」の缶づめが、宇宙へ旅立った! そこには12年にわたる物語があった。一筋縄ではいかない開発、学校統廃合の危機。葛藤の中で一人一人が力を合わせたとき、宇宙への扉が開いた──。 「大きすぎる夢は、一人で実現するのは難しい。でも長い年月をかけて、一人一人が力を合わせた時、信じられないことが現実になることがある」 2022年発行高校英語の教科書(三省堂刊)でも紹介! 小浜水産高校から若狭高校へ引き継がれた、宇宙食開発のもようを、宇宙ライターの林公代氏が詳細な取材で迫る。 月9ドラマの原作本ということで読んでみました。 元々、「奇跡体験アンビリバボー」で放送されていたエピソードで知るようになったので、大体の内容はわかっていたのですが、本作を通じて、宇宙食に至るまでの様々な苦難と努力をじっくりと味わうことができました。 小説仕立てとインタビュー形式を交えたノンフィクション作品で、ドキュメンタリーではあるものの、様々な苦難の場面をさらりと描きつつ、躍動感ある表現だったので、普通に小説としても楽しめました。 小浜水産高校というヤンチャな人たちが多くいる学校で、新任として入った小坂先生。 そこから、生徒とともに奮闘していくのが、先生の熱意が半端なかったです。 いわゆる熱血先生というわけではありませんが、生徒が主体となって、先生がサポートしていく姿は、素晴らしかったです。 まさか、サバ缶が宇宙へ行くとは。当時の現場にいたら、自分も無理だと思ってしまいます。 それでも、一つずつ「壁」にあたりながらも、不可能から可能へステップアップしていくことに、夢への実現の可能性が拡がったようで、勇気づけられました。 といっても、当の関係者達は、様々な困難にぶち当たって苦労されたと思います。それでもあきらめなかった先生の情熱と生徒の好奇心が胸を打ちました。 約20年という長い年月ながらも、先輩から後輩へ、間接的にバトンを繋いでいく光景がエモく映りました。 一瞬、フィクションかと思ったのですが、れっきとした本当の話。まるで小説を読んでいるかのようなアップダウンのある出来事の連続で、読みごたえがありました。 そして、幾多の困難を乗り越え、宇宙飛行士が口にしたサバ缶を見た時には、感動があふれていました。 冒頭ですでに描かれているのですが、詳細を知っていくにつれて、さらに深みが増していくので、後半では、より感動が増しました。 先生もそうですが、生徒の好奇心と実現していく力にも感動しました。生徒の努力があってこその賜物であり、当事者にとっては、宇宙飛行士が食したときには、言葉では言い表せない思いがあったかと思います。 実験といったものの詳細はさらりと紹介しただけなので、その辺りは気になるところでしたが、総合的に壮大な話になっていて、面白かったです。 月9で放送されているということで、どう仕上がっているのか見たいと思いました。
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まもなく(2026年春)に北村匠海主演、フジテレビ系で放送されるドラマの原案。実話らしいが、面白い。ハマスイ、素晴らしい!
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ドラマ化すると聞きまして。まあまあ近くの市なのに存じ上げずお恥ずかしい。個人的に魯山人とレジリエンスがセレンディピティ…って意味ちょっと違うか。たまたま興味持ってた事柄が出て来たってことです。
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小坂先生の指導方法もユニークでとても良いが、あくまでも生徒主体で進めていく過程が凄い。 企業とは違って同じ人がずっと作れる訳でなく3年間だけなので下の世代にバトンを繋げていく。 生徒の試行錯誤の経緯を知ると認定後、ISSで野口宇宙飛行士が鯖缶を食べる場面では胸が熱くなった! 自...
小坂先生の指導方法もユニークでとても良いが、あくまでも生徒主体で進めていく過程が凄い。 企業とは違って同じ人がずっと作れる訳でなく3年間だけなので下の世代にバトンを繋げていく。 生徒の試行錯誤の経緯を知ると認定後、ISSで野口宇宙飛行士が鯖缶を食べる場面では胸が熱くなった! 自分もこんな夢中になれる何かがある高校生活を送ってみたかったなぁ。 読み終えて以前買っておいた若狭宇宙鯖缶を食べるのも、4/13〜のドラマも楽しみ。
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※このレビューにはネタバレを含みます
本作は、福井の高校生が作ったさば缶が宇宙食になるまでの物語である。 「宇宙食、作れるんちゃう?」 この言葉ですべてが始まった。 この14年間にわたるサクセスストーリーは、本当に周囲の人たちの支えによって成り立った。 小坂先生の熱意が周りに伝播していったように思える。 気になったことは、どんどん調べて探究する探究活動の面白さがわかる◎ 私も、気になったことはどんどん突き詰めていきたい!と抑えられないほどの探究心が湧いてくる1冊。 実際、さば缶が食べられた時の興奮はまだ残り続けている。 その時は、感動で涙が出てきた。 4月からドラマ化される本作! ドラマも今から楽しみ! 絶対観てほしいドラマです!
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前々から読みたいと思っていた本。4月からこの話がドラマになるらしいと聞きつけ、この機会に読みました。もっと早く読めばよかった! 同じ教職、しかも実は水産に携わる生徒を育てる学校に現在勤めているので、共感しながら、かつ感嘆しながら読みました。 夢を持ってやってきた水産高校。 最も...
前々から読みたいと思っていた本。4月からこの話がドラマになるらしいと聞きつけ、この機会に読みました。もっと早く読めばよかった! 同じ教職、しかも実は水産に携わる生徒を育てる学校に現在勤めているので、共感しながら、かつ感嘆しながら読みました。 夢を持ってやってきた水産高校。 最も古い歴史を持ちながら、教育困難校になってしまった小浜水産高校への赴任からお話は始まります。 まず、新任の先生が生徒たちと気持ちをかよわせるのも難しいという状況が、個人的に共感ポイントでした。自分もむちゃくちゃな高校に行ったことあったなぁ…。 しかし、小坂先生はそこから徐々に生徒たちを変えていくのです。教育者として手本となるお話が多く、どんな生徒もチャンスを与えて、主体的に行動させることが大切なのかも…と感じました。 わたしも間近で水産を学ぶ生徒を見ていますが、普通科だったら落ちこぼれで終わるかもしれない生徒たちが研究活動で成果を上げる姿はいつ見てもすごいと思います。 そして本題の宇宙にサバ缶を…!のお話。 もともとHACCPがきっかけらしい。HACCPとは、もともとNASAが宇宙食の安全管理のために作った食品衛生管理システムのことです。 NASAが関係していることを学び、生徒の「宇宙食、作れるんちゃう?」の一言から運命が動きだします。 わたしは学校現場をよく知っているので断言します。この一言を言った生徒も素晴らしいですが、この一言を活かす環境を整えた先生はさらに素晴らしい。 学校って保守的なんです。 チャレンジがしにくいし、教育困難校ならなおさらで、生徒を管理監督しようとするのがふつうです。 ですが、小坂先生はこの一言を忘れなかったし、生徒たちにどうすれば宇宙食として採用されるのか考えさせようとした。 なかなかできることではありません。 この話は読む前はもっと生徒目線の話なのかと思っていましたが、読んでみると、教育者としての心構えを教えられることが多く、単なるサクセスストーリーではないと感じます。 人と繋がり、人を育てて、不可能を可能にする。 どんな学校でもバトンをわたし、挑み続けることで夢につながる。 サクセスストーリーは1人の人間が夢を実現することが多いのですが、この話は小坂先生だけではなく、周囲の先生、生徒たち、たくさんの大人が真摯に課題に取り組む姿が印象的です。 廃校寸前までいき、知恵を絞って希望を残し、やっとの思いで宇宙食として認められる過程は胸がいっぱいになります。 野口聡一氏が缶詰を食べるシーンでは、思わず涙ぐんでしまいました。 ドラマではもっと劇的に描かれるのかもしれませんが、この本だけでも十分に感動的でした。 水産高校に勤めるなか、もっと水産高校を知ってほしいという思いをわたし自身抱いています。 きっとこの本や、ドラマが知ってもらう機会を作ってくれるでしょう。
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「宇宙食作れるんちゃう?」の生徒の一言で始まった新任教師と300人の生徒との苦節14年のドキュメント。福井県の水産高校で「鯖街道を宇宙へ」と宇宙飛行士に学校で作ったサバ缶を届ける思いが熱い。NASAの衛生管理システムHACCPを取得、その後JAXAの支援と地元住民の繋がりを得て目...
「宇宙食作れるんちゃう?」の生徒の一言で始まった新任教師と300人の生徒との苦節14年のドキュメント。福井県の水産高校で「鯖街道を宇宙へ」と宇宙飛行士に学校で作ったサバ缶を届ける思いが熱い。NASAの衛生管理システムHACCPを取得、その後JAXAの支援と地元住民の繋がりを得て目標に進む。そして、14年の際月を経て野口飛行士の元に。生徒も勿論だが小坂先生の情熱にも感動した。青春を掛けて取り組み、何よりも楽しみながら夢を叶えたということに意義があると思う。近隣校に統合されたが学科だけは残った。
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福井の高校生たちが作ったサバ缶が宇宙食になるまでの軌跡。 冒頭から涙腺緩みっぱなしであった。 生徒たちは、一気に宇宙食を作り上げたわけではない。まずは宇宙食に関わる認証資格の取得から始まる。いや最初は新人先生がとある高校に赴任するところから始めると、十数年の年月をかけて、奇跡のよ...
福井の高校生たちが作ったサバ缶が宇宙食になるまでの軌跡。 冒頭から涙腺緩みっぱなしであった。 生徒たちは、一気に宇宙食を作り上げたわけではない。まずは宇宙食に関わる認証資格の取得から始まる。いや最初は新人先生がとある高校に赴任するところから始めると、十数年の年月をかけて、奇跡のようなリレーで代々の生徒に宇宙食づくりが受け継がれていく。その過程の、登場する生徒たちの節目節目の気づきと達成の喜び、生徒たちを見守り支える周囲の大人たちの想いに、いちいち涙腺が刺激された。 この学校がある福井の街にも感銘を受けた。学校の統廃合や、生徒の活動を支えるための議論や会合が熱く繰り返されていて、地域を支える熱い意識に感心した。私はこんなに地域や地域の子どもの未来を真剣に考えたことはなかった。地域性にもよるとは思うが…。 事実は小説より奇なり、もとい、ハートウォーミング。登場人物は標準の小説よりちょっと多いかもしれないが、そんじょそこらの小説より断然心がぬくぬく、面白かった。日本の、そして子供達の未来のために何が出来るか、考えさせられた。 余談。宮下奈都のエッセイにも福井が舞台になっているものがあり、豪雪で身動きがとれない描写があった。この本の中にもそんな一文があったが、宮下家もこの本に登場する学校と関わりがあったりするのかしら。繋がりを想像すると楽しい。 追記 なんと、ドラマ化するという!そりゃこんなに楽しくてドラマチックなお話だもの。本みたいに泣けるかな。とても楽しみ。
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※このレビューにはネタバレを含みます
小説じゃなくて化学本? セリフもあるが、基本的に事実通り、どんな課題があったどういう風に乗り越えたかを、取材して記録みたいなもの。 中高生向け。 先生が引っ張りすぎない。課題研究はあくまで生徒が主体的に行うもの。 でもJAXAに行ったり、先生もちゃんと行動して大きなチャレンジをしている。 読んだ人に、好奇心と積極性みたいなものが湧き上がってくると思った。 高校生はもちろん、先生に感情移入できる。 たった一人で何かをやるのではなく、生徒の発言などがきっかけになったり、あくまで主体は生徒たち、でも自分の役目は果たしているような姿って感銘受ける。 自分も、時間がかかってもいいから何かやってみようかなと思えてくる。 こういう学びをしてほしいから、高校生に見てほしい! 言い訳とか、言ってられないな
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