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黛家の兄弟 の商品レビュー

4.2

57件のお客様レビュー

  1. 5つ

    23

  2. 4つ

    21

  3. 3つ

    8

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

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2026/03/08

兄弟の仇討ちもの。 残り1/5までは、特になにも起こらず。シリーズものと知らず、架空の設定に入るのがハードルあったり。 しかし、最後の怒涛のラッシュが小気味よかった。終わり方の余韻もよき。

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2026/02/15

時代小説への苦手意識が払拭されたのは、十数年前に飲み友達の姐さんから『みをつくし料理帖』をなかば無理やり貸されて断れなかったのがきっかけでした。同じ姐さんが貸してくれたのがこの本で、単行本だということもあってしばらく手をつけずにいたけれど、もっと早く読めばよかったと思うことしきり...

時代小説への苦手意識が払拭されたのは、十数年前に飲み友達の姐さんから『みをつくし料理帖』をなかば無理やり貸されて断れなかったのがきっかけでした。同じ姐さんが貸してくれたのがこの本で、単行本だということもあってしばらく手をつけずにいたけれど、もっと早く読めばよかったと思うことしきり。 代々筆頭家老の黛家に生まれついた三男が少年だった頃からの数十年間を私たちも共に過ごす。女も男も十代で結婚話が出て、三十にして五十の風格、五十になれば老い先わずかなのだと、ついつい今の時代と比べてしまいます。数奇な人生に思えるけれど、意外と本当にこんなふうだったのかもしれないとも思う。 誰も死なずに済む、よき政(まつりごと)はいつの世も難しい。背筋がすっと伸びます。

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2026/01/18

単なる復讐劇ではない。一人の人間が清濁も飲み込みながら成長していく、その根底に兄弟愛がある。さらには最大の仇である人物からも学ぶ。 読み応えのある物語でした。

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2025/10/15

いかに自分が世間知らずのまま、生きてきたのかということをまざまざと感じさせられた作品だった。少なくともこれまでの私のこれまでの人生の中に「私闘」という言葉はなかった。 今思うとそれで良かったのか、不甲斐なかったのか。 そんなことを感じながら読み進めるのは結構しんどかった。でも、こ...

いかに自分が世間知らずのまま、生きてきたのかということをまざまざと感じさせられた作品だった。少なくともこれまでの私のこれまでの人生の中に「私闘」という言葉はなかった。 今思うとそれで良かったのか、不甲斐なかったのか。 そんなことを感じながら読み進めるのは結構しんどかった。でも、この展開でなぜ「黛家の兄弟」という題名なのかというモヤモヤを吹っ飛ばしてくれるドンデン返しの結末、あっぱれというしかなかった。 あと、「誰も死なない政」という言葉はとても重いと改めて感じた。 これで神山藩シリーズ2冊は読めたので、3冊目の次は「藩邸差配役日日控」に戻ります。

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2025/09/12

神山藩シリーズの第二弾と銘打たれているが、第一弾とストーリー上の関連はない。登場人物は多数に及び、ストーリーの展開も目まぐるしいが、散漫にならず、読者の集中を切らせないのは、作家の筆力だろう。

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2025/06/25

神山藩シリーズ第二弾 美しい文章なおかつ読みやすい砂原作品 今作は兄弟愛! そして三兄弟が素敵(●︎´艸`) 権力争い、罠、友の裏切り… 後半からの大逆転は爽快です♪ やっぱり砂原さんは市井小説より武士ですね 山本周五郎?藤沢周平? って言うより葉室麟っぽいかな? 久しぶり...

神山藩シリーズ第二弾 美しい文章なおかつ読みやすい砂原作品 今作は兄弟愛! そして三兄弟が素敵(●︎´艸`) 権力争い、罠、友の裏切り… 後半からの大逆転は爽快です♪ やっぱり砂原さんは市井小説より武士ですね 山本周五郎?藤沢周平? って言うより葉室麟っぽいかな? 久しぶりの時代小説でした ぜひ神山藩シリーズ続けていただきたいなぁ

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2024/10/07

さすが砂原浩太郎。前作につづき、とても魅力的な作品。神山藩の重職を担う黛家三兄弟。生き様は異なるものの、真っ直ぐに生きている。その藩において、権力を握ろうとする家老との対決により、兄弟の命運が大きく変わる。若い=経験はないから、老獪な手法にやられっぱなしなのだが、人生の使い方=残...

さすが砂原浩太郎。前作につづき、とても魅力的な作品。神山藩の重職を担う黛家三兄弟。生き様は異なるものの、真っ直ぐに生きている。その藩において、権力を握ろうとする家老との対決により、兄弟の命運が大きく変わる。若い=経験はないから、老獪な手法にやられっぱなしなのだが、人生の使い方=残された時間の長さを目一杯使うことは、若者にしかない強さでもある。山本周五郎や藤沢周平のような、痛快かつ心に残る物語。第三部も読んでみたいなあ。

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2024/06/29

事件が発生したところで章を区切って次の章では敢えてその後を描くパターン。バラエティ番組やテレビドラマのCMを思い出す。

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2024/06/09

高瀬庄左衛門を読んでこちらも読み始めた。登場人物たちが違うので当たり前だが、こちらの小説では兄弟たちの情欲や謀、政の描写が多かった。青年期から壮年期の人間くさい様子がむず痒く、私の期待からは外れてしまった。(描写としては丁寧で素敵な小説だとは思う) 今の私には人々の欲は刺激が強い...

高瀬庄左衛門を読んでこちらも読み始めた。登場人物たちが違うので当たり前だが、こちらの小説では兄弟たちの情欲や謀、政の描写が多かった。青年期から壮年期の人間くさい様子がむず痒く、私の期待からは外れてしまった。(描写としては丁寧で素敵な小説だとは思う) 今の私には人々の欲は刺激が強いらしい。また別のタイミングで出会えたらと思う。

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2024/05/15

「黛家の兄弟」(砂原浩太朗)を読んだ。 
泣いた。 
こんなにも静かで透き通った文章を連ねてこんなにも熱くて心を打つ物語ができあがるのだな。 
静かに移ろう季節を花の佇まいや野の鳥の鳴き声に託す文章がとても美しくハッとさせられる。 
季節が移り変わるみたいに自然に、だけどふと気が...

「黛家の兄弟」(砂原浩太朗)を読んだ。 
泣いた。 
こんなにも静かで透き通った文章を連ねてこんなにも熱くて心を打つ物語ができあがるのだな。 
静かに移ろう季節を花の佇まいや野の鳥の鳴き声に託す文章がとても美しくハッとさせられる。 
季節が移り変わるみたいに自然に、だけどふと気がついたらもうすっかり変わっていた、そんな黛新三郎であったよ。 
『静寂がひろがるなかに、椋鳥のものらしい啼き声がまじる。秋めいた大気に、どこかひややかなものがふくまれていた。』(本文より) 
あー震えた!

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