ダブリンからダブリンへ の商品レビュー
来年アイルランドに行こうと思っていたら書架で目に止まりました。詩人さんだそうです。詩人さんの文章を読む機会はほとんどなかったのですが、簡潔で大げさな形容詞もなく気持ちよく読めました。素敵な文章でした。ますますアイルランドじ行きたくなりました。
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旅行前の予習。ダブリンのパブの話は参考になりました。アイルランドの詩人には、どうすれば興味が持てるのだろうか(著者にとっては「仕事」ですからね)。
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アイルランドモノ語り、に続いて、栩木さんのアイルランドよもやま本を読む。 2022年刊行の本。 90年代の栩木さんの文も収録されているらしい。本人による加筆あり。 映画、美術、歴史、文学、詩を中心に、アイルランドのみならず、アメリカ、イタリア、ドイツ、アフリカ、ハンガリーなどあら...
アイルランドモノ語り、に続いて、栩木さんのアイルランドよもやま本を読む。 2022年刊行の本。 90年代の栩木さんの文も収録されているらしい。本人による加筆あり。 映画、美術、歴史、文学、詩を中心に、アイルランドのみならず、アメリカ、イタリア、ドイツ、アフリカ、ハンガリーなどあらゆる場所での、ひととモノの出会い、心の動く土地への愛が語られている。 栩木劇場が以前よりパワーアップしているなと感じ、面白く読んだ。 不勉強ゆえ、私にはほとんど初見のことばかり。 圧倒されて読んだ。 島のキングの訃報、高名な詩人たちの訃報。 栩木さんの心からの追悼にこちらも胸をうたれた。 アイルランド系のアメリカ人たちの文学的進撃をはじめて知る。 チャンドラーもアイルランド系なんですね。 ユージーン・オニールは名前からわかるけど。 こんなかんじの本書で、私に予備知識があったのはケルト系の神話だけ。 それでも、著者が愛して止まないアイルランドとその周辺に、私もなにか惹かれるところがあるらしく、じわじわとこの言葉尽くしの愛を読むのが楽しくなる。 本書に出てきた皆川博子の『海賊女王』が気になる。 最近はじめて皆川博子を読んだのでタイムリーだ。 ほかに本書で気になったのは、ダブリンの時計職人、アルバート氏の人生、という映画。 こちらもまた見てみたい。 アイルランド人はおしゃべりが好き、という素朴な表現に、愛があるなー!としみじみ思った。
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一節一話、繋がりはないけど、まるで一緒に旅をしているような生きた紀行文。読み終えるのがもったいないと思うほど、読んでいて楽しかった。 アイルランドと栩木氏、これからもそっと追いかけてみたい。
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一部書下ろしも含まれているが、ほとんどは日経新聞などに掲載されたものなので、時系列に並んでいるわけではなさそう。ま、あまり関係はないのかな。 「アイルランドモノ語り」で著者を知り、仕事で長期滞在もできてうらやましい。 自分は死ぬまでに一度くらいは行けるだろうか…憧れのダブリン。 ...
一部書下ろしも含まれているが、ほとんどは日経新聞などに掲載されたものなので、時系列に並んでいるわけではなさそう。ま、あまり関係はないのかな。 「アイルランドモノ語り」で著者を知り、仕事で長期滞在もできてうらやましい。 自分は死ぬまでに一度くらいは行けるだろうか…憧れのダブリン。 (考えてみたら、授業に集中もせず地図帳を眺め、ダブリンという地名を見つけた40年前…それ以来気になっていたのだ) 本作品で一番嬉しかったのは、わりと最近観た映画「ブルックリン」のパンフレットに掲載されたものがあったこと。 この映画がもう、どストライクで。ますますアイルランドが好きになったものだ。 1950年代はアイルランドからアメリカ(ニューヨーク)へ移民が殺到したらしい。 映画を観た時、アメリカが発展したのは、いろんな国からの移民の苦労があったからこそ、なのだということを思ったものだった。映画ではイタリア人の彼が土地を購入して家族で事業を始めるという「夢」を語るシーンがある。造成される前の何もない場所で。小さいけれど手入れの行き届いた家に住む幸せそうな姿が目に浮かび、なぜかワクワクした。 ガラス製の碍子、自分も欲しくなった。 アイリッシュはおしゃべり、と著者は書いている。 しかも、ただ無駄にぺらぺらと話すのではないらしい。冗談も単なる冗談ではなく、身の回りで起きていることを絶妙な距離感で捉えてユーモラスに表現する、その言語感覚が素晴らしいらしいと。 著者のアイルランドの友人から届く手紙やカードの内容が紹介されていた。どれもとても良い。 言語感覚の鋭さは文章にも表れ、どうやっても隠せないらしい。 どうしたらそうなるのだろう。 英語で勝負することは出来なくても、日本語で人並みに書ける人になりたいと、妬みすら覚えてしまうアイルランド文化。 優れた文学者もたくさん輩出しているらしい。それはなぜなのかが知りたい。 ふと本の値段を見て驚いた…よ4000円。汗 図書館で借りました。すみません。
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アイルランドの詩人に関するエッセイ。 いろいろな雑誌の記事をまとめたものなので、時系列がバラバラで多少読みにくいところもあったが、現代アイルランド詩人を知るのに良い1冊だった。 詩集だけでなく、YouTubeも紹介してくれるので、アイルランドの動画を見たり、Google mapを...
アイルランドの詩人に関するエッセイ。 いろいろな雑誌の記事をまとめたものなので、時系列がバラバラで多少読みにくいところもあったが、現代アイルランド詩人を知るのに良い1冊だった。 詩集だけでなく、YouTubeも紹介してくれるので、アイルランドの動画を見たり、Google mapを見たりして、今時の読書を楽しめた。 Seamus Heaneyの詩集を日本の古本屋で注文した。
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https://www.msz.co.jp/book/detail/08893/ https://www.msz.co.jp/news/topics/08893/
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