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古典を読んだら、悩みが消えた。 の商品レビュー

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6件のお客様レビュー

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2024/09/10

昔に生きたみなさんも、同じようにいろいろな悩みがあったり、嫌になったり、辛いことがあったりするんだなというきもちになります。自分の状況を俯瞰するにはとてもいいかも。

Posted byブクログ

2023/11/07

世の中に馴染めない人、引きこもりの人に向けた人生の悩み事について処方箋のような形式で、古事記、平家物語、奥の細道、論語、能などの古典から、能楽師が、役に立ちそうな言葉を選んで紹介している。 実践的かどうかは分からないが、こういう考えもあるなという感覚で読むと、人との違いを気にか...

世の中に馴染めない人、引きこもりの人に向けた人生の悩み事について処方箋のような形式で、古事記、平家物語、奥の細道、論語、能などの古典から、能楽師が、役に立ちそうな言葉を選んで紹介している。 実践的かどうかは分からないが、こういう考えもあるなという感覚で読むと、人との違いを気にかけすぎず過ごせるのではないかと感じた。 印象に残ったのは、以下の部分。 呼吸をコントロールできるのは、人類、鳥類、鯨類。歌が歌える=息を合わせることができる。 この世のものは変化し続けている。 諸行無常は、常に自分が変化しており、見方、無意識も変化している。 すべきことではないと思っていることを、決めたことだからといって、やり続けるのは自分の人生において勿体無い。 忠(一度決めたらやり抜くこと)と恕(共感力)が葛藤したら自分を大切にする恕を選択するよう孔子が説いている。 本当に大きな悩みを抱えている人は、自分の悩みがよくわかっていないことが多い。それがわかるようにするのは答えやすいことから「問う』こと。 一つのことだけをやり続けるのが一流、二つのことをする人は二流、いろいろなことをする人が三流 本当の自分はない。 さまざまな自分がいるのが当たり前、その時々に、どの自分を出したらいいのか教えてくれる指揮者がいるだけ。 自分の性格や習性を直そうとするときに禁止で行うと無理が生じる、楽しみ、快感を見つけよと孔子が説いた。 切磋琢磨とは、素材に合った方法を見つけ磨くこと。

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2023/09/28

古事記、和歌、平家物語、能、おくの細道、論語の引用から筆者ならではの生きい方が書かれています。全体的には無理をしない、人と同じでなくてもよい、というような人生観が書かれているように感じました。 おくの細道では、「旅を栖にする」生活を引用して、過去の自分との決別が書かれています。論...

古事記、和歌、平家物語、能、おくの細道、論語の引用から筆者ならではの生きい方が書かれています。全体的には無理をしない、人と同じでなくてもよい、というような人生観が書かれているように感じました。 おくの細道では、「旅を栖にする」生活を引用して、過去の自分との決別が書かれています。論語の「礼」では、「礼」は魔法のツールと言っています。お願いによって自分ではできないことも、やってもらってできてしまうことがある。礼の解釈の新たな一面を感じました。

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2023/08/01

古典が現代にも残り続け多くの人に読まれ受け継がれている理由が分かる本でした。 学校の授業でやる古典はあまり好きではなかったですが、この本はかなりとっつきやすく興味深かったです。 和歌を作ってみよう!は自分で普段作ることがない和歌も楽しく作れていいなと思いました

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2022/04/03

論語からおくのほそ道までさまざまな時代のさまざまな古典・芸能に触れられました。学校の教科書で習った直訳ではなく、漢字の成り立ち・その時代の背景などあらゆる方面から古典の解釈が進み、読みながら情報量の多さと語彙力にワクワクしました。学生の頃こんな授業を受けたかった! 日々の仕事中...

論語からおくのほそ道までさまざまな時代のさまざまな古典・芸能に触れられました。学校の教科書で習った直訳ではなく、漢字の成り立ち・その時代の背景などあらゆる方面から古典の解釈が進み、読みながら情報量の多さと語彙力にワクワクしました。学生の頃こんな授業を受けたかった! 日々の仕事中心の生活から自分と仕事を切り離し、「生きる」について考えを巡らせることができました。

Posted byブクログ

2022/03/09

表紙に「世の中になじめない人に贈る」とある。「んー、なじめない人ってわけでもないけどなぁ」と思って読み始める。なんか難しいなぁと遠ざけてる古典が、実は「実用的」、現代を生きる私たちの実用に使えるのだと紹介してくれる本。 読むと、呼吸法、和歌を作ることなど実践したくなるし、旅に出た...

表紙に「世の中になじめない人に贈る」とある。「んー、なじめない人ってわけでもないけどなぁ」と思って読み始める。なんか難しいなぁと遠ざけてる古典が、実は「実用的」、現代を生きる私たちの実用に使えるのだと紹介してくれる本。 読むと、呼吸法、和歌を作ることなど実践したくなるし、旅に出たくてたまらなくなる。実際に体を動かしたり、違う視点でモノを見たり、心身ともにその場にじっととして閉じこもってしまわないのが一番だということを感じた。古典を学ぶと世界が広がるよ、あなたの今いる世界がすべてじゃないよということを教えてくれる。

Posted byブクログ