十七八より の商品レビュー
難しかった。 たくさんの言葉が使われていて読み進めるのは面白かったんだけど、何が言いたいかが今の私にはわからなかった。ただ17.8の頃の繊細さとか、反発したくなる感じとか、もやもやした気持ちが重くのしかかりそうな思春期特有のあの感じを思い出してました。本を読むといろんな景色を色付...
難しかった。 たくさんの言葉が使われていて読み進めるのは面白かったんだけど、何が言いたいかが今の私にはわからなかった。ただ17.8の頃の繊細さとか、反発したくなる感じとか、もやもやした気持ちが重くのしかかりそうな思春期特有のあの感じを思い出してました。本を読むといろんな景色を色付きで思い浮かぶんだけど、この作品はずっと灰色の景色だったのも不思議な感覚でした。家族の前の少女と、祖母の前の少女、学校での少女、どれも別人みたいで、そのチグハグさとかも含めて面白かったです。ただ本当に難しかったからまた一年後とかにもう一度読んでみようと思います。
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私も高校生の頃、60代の古典の先生が好きだったな。 家族四人のところの会話が特に好きだった。 モスでのタバコの話、犯人はお前かーとツッコミ入れながら読んでいたけど、これはミステリーではありません。 ギバちゃんのドラマも色々見返したくなったな。 景子の口達者や少女としての機微...
私も高校生の頃、60代の古典の先生が好きだったな。 家族四人のところの会話が特に好きだった。 モスでのタバコの話、犯人はお前かーとツッコミ入れながら読んでいたけど、これはミステリーではありません。 ギバちゃんのドラマも色々見返したくなったな。 景子の口達者や少女としての機微の描かれ方がとても良かった。 そんな景子に負けてないどころか、景子の大人版みたいな叔母も良かった。
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一言で言って、何が書いてあるのか分からない。これに尽きる。文章に含蓄はあり、教養の豊かさは窺えるが、読者に読ませることを想定していない、独りよがりの文章という印象は拭い難い。けれど私は嫌いではなかった。独りよがりではあるけれど、気取った高慢ちきな文章ではないので、わけがわからない...
一言で言って、何が書いてあるのか分からない。これに尽きる。文章に含蓄はあり、教養の豊かさは窺えるが、読者に読ませることを想定していない、独りよがりの文章という印象は拭い難い。けれど私は嫌いではなかった。独りよがりではあるけれど、気取った高慢ちきな文章ではないので、わけがわからないなりに読み進めてしまった。 万人受けはしづらい、ということで星二つに。
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難しかった。少し難しすぎた。 もちろん、部分部分で心に残る箇所がなかったわけではないんだが、それらから構成される軸みたいなのが見出せなかった。とはいえわかりやすすぎるのはそれはそれで微妙に感じてしまうため、結局は僕の許容範囲の狭さのせいなのだが。 文はめちゃくちゃ上手いと思った。文に没入する感覚が味わえたのは良かった。だが、一度読むのをやめると、どうしても続きが読みたいとは思えなかった。
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ちょっと難しかった。何を言っているか分からないところもあった。これは単に自分の能力の問題です。「旅する練習」のほうがまだ読みやすかったので、その印象で読みはじめたら面食らった。 焼肉屋の家族の会話は面白かった。 色んな文学作品に触れてまた再読したら違ったものが見えてきそうな作品で...
ちょっと難しかった。何を言っているか分からないところもあった。これは単に自分の能力の問題です。「旅する練習」のほうがまだ読みやすかったので、その印象で読みはじめたら面食らった。 焼肉屋の家族の会話は面白かった。 色んな文学作品に触れてまた再読したら違ったものが見えてきそうな作品でした。
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1行で終わるところを3、4行かけて描写する。そして匂わせるばかりではっきり描かない所はこの手の作品を読みなれない人には何を読まされてるのか?となるかも。好きな人にはたまらない。
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そういえば、私も少女だった!いまもなお、ふとした時にあらわれて、平凡なおばさんになった私を苦しめます(笑)読んでいて気持ち良すぎてびっくりした。とてもすき。ありがとう。
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十七八って、青春謳歌って言うけれど、実際はもっとおどろおどろしくて、混沌としていたことを思い出させる。 彼女?少女?姉?みたいな文学少女は、こういう方向なんだろうけれど、方向や志向が違ってもきっとこういうことなんだという雰囲気は感じられた。 正直、ずっと頭が晴れる感じはなかったが、やめられない文章だった。
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一言でいえばすごく難しい。 言葉遊びにずっと付き合わされているようですごく難解。 しかし、意味など理解するのではなく真っ正面から思春期の女子の揺れに付き合うべきなのかとも思った。(著者は男性だが…) 揺れ、危うさ、幼さゆえの冒険… すべてが十七八というタイトルに込められているよ...
一言でいえばすごく難しい。 言葉遊びにずっと付き合わされているようですごく難解。 しかし、意味など理解するのではなく真っ正面から思春期の女子の揺れに付き合うべきなのかとも思った。(著者は男性だが…) 揺れ、危うさ、幼さゆえの冒険… すべてが十七八というタイトルに込められているようにも思う。 しかしやはり難解である。
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