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冬牧場 の商品レビュー

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2023/08/23

2023年7月 この本は著者がカザフ族の中国人の冬の放牧に同行した時のことを書いたエッセイである。現在の中国において放牧をして生活するカザフ族はいなくなりつつある存在らしい。 自然は厳しく、冬牧場での生活は過酷だ。 著者の視線は「寄り」で、遊牧民の生活様式のみならず、カザフ族の男...

2023年7月 この本は著者がカザフ族の中国人の冬の放牧に同行した時のことを書いたエッセイである。現在の中国において放牧をして生活するカザフ族はいなくなりつつある存在らしい。 自然は厳しく、冬牧場での生活は過酷だ。 著者の視線は「寄り」で、遊牧民の生活様式のみならず、カザフ族の男であるジーマの内面にまで迫っている。遊牧民の孤独と誇り、ままならない。

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2023/02/08

失われていく少数民族の暮らしの紀行エッセイ。 荒野に羊のための牧草を求め、ラクダと砂漠に降る雪を集める。 いのち。くらし。生活の糧。

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2022/04/09

カザフ族の冬の遊牧生活を描いたエッセイ。 定住化によってこのような遊牧生活がいつまで続けることができるのか分からないので、貴重な資料にもなるだろう。 マイナス30度をも下回る過酷な環境下において、遊牧民の家族が活き活きと生活を営んでいる様子を興味深かった。

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2022/03/19

副題は『カザフ族 遊牧民と旅をして』  夏には夏の牧場に移動し、寒くなれば少し南の冬牧場に移動をする。  厳しい自然、厳しい遊牧の仕事、厳しい経済状況、とにかく「厳しい」と形容詞がつく中で見せる美しい暮らしぶり。心に残る表現や情景に出合うたびにエフを付けて読み進めた。  読み終...

副題は『カザフ族 遊牧民と旅をして』  夏には夏の牧場に移動し、寒くなれば少し南の冬牧場に移動をする。  厳しい自然、厳しい遊牧の仕事、厳しい経済状況、とにかく「厳しい」と形容詞がつく中で見せる美しい暮らしぶり。心に残る表現や情景に出合うたびにエフを付けて読み進めた。  読み終えた今、素晴らしい世界に触れあえた感慨に浸っている。

Posted byブクログ

2021/12/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2010年、私が体験したのは遊牧民の寒くて寒くて寒い冬ー 著者・李娟が新疆ウイグル自治区アルタイ南部のカザフ族の遊牧民の一家と共に旅をして暮らしたノンフィクション。 バタバタとした(主に服装の)準備から始まり、遊牧民との旅、生活、出会いと別れ、何事もとにかく寒さをしのぎ、水を得るため戦いであり、困難の連続。それが今を生きる人の目で丁寧にかつ軽やかに描かれている。これは李娟の筆致によるもので、彼女は私が持っていた強い中国人女性とは異なり、なんともほわほわとしたところもあるごく普通の女性だ。 彼女と生活を共にする人たちも、ごく普通の、それぞれに素敵な能力を持つ人たち。彼らは黙々と日々の暮らしを営んでいる。少ない食料と単調な仕事。テレビは大好きでみんなで噛り付いて観る。子供はどこにいても元気。ごくありきたりの生活なんだろう。でも読んでいると、地窩子(地下穴の家)で彼らと一緒に極上のミルクティーを飲んでいるような、温かくほのかな幸せを感じられる。 遊牧民の彼らはその後は政府のプロジェクトにより、定住しなければならなかった。その記憶を残すために李娟により書き留められた記録。日本を含めた世界中で起きていることだろうけど、古くから伝わってきたものが失われていくのは寂しいかぎりだが、李娟が書くことによって日本にいる私がこの牧場に立ち寄ることができたのは貴重な体験だ。 #冬牧場 #NetGalleyJP

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